「ドラクエファンを冒涜し愚弄する作品」ドラゴンクエスト ユア・ストーリー スーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
ドラクエファンを冒涜し愚弄する作品
クリックして本文を読む
星なんか付けられない!
あの重厚なストーリーを2時間程度にまとめるのはそもそもが無理なので、色々と言いたいことやツッコミ所はあるものの、最後の10分くらいまではまだ許せる範囲ではある。
ラスト10分。
さあ!いざミルドラースとの決戦だ!
という所で、これまでのストーリーどころか、鑑賞者が抱いた最終決戦への期待感も、ドラクエを愛するファンの思いも、夢中になってプレーしてきた思い出も、全てブチ壊した上で馬鹿にするかのような事件が起きる。
あのシーンでファンの怒りを買っておきながら、エンドロールのBGMにファンから絶大な支持を有する「そして伝説へ」を使って、無理矢理に感動を引き出そうとしているような打算が透けて見えてさらに怒りが沸いてくる。
最後のアレをやりたいなら、ドラクエではなく全くのオリジナルでやって欲しい。
もはや、監督の自己満足を表現するための道具にドラクエが使われたと言い切れる。
これは、ドラクエファンの心を泥靴で踏みにじるかのような暴挙だと思う。
製作陣はこれでドラクエファンが納得する作品になったと本気で思っているのか?(監督は自身のTwitterで少数派の称賛ツイートを一生懸命リツイートしているようだが)
そもそも、ドラクエやったことあるのか?
この内容でGOサインを出したスクエニには、ドラクエに対する愛はあるのか?
それでも、これから観に行く人にはラスト10分前、ゲマを倒したらすぐに映画館を立ち去ることをおすすめします。
コメントする