「あのラストはないわぁ」ドラゴンクエスト ユア・ストーリー orihataさんの映画レビュー(感想・評価)
あのラストはないわぁ
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ラストを抜けばそこまで悪い映画ではなかったと思っております。
ただあのラストは禁忌であり、ドラクエ5の映画を観に来たのであり、「ドラクエ5ベース作品で何故あのラストにした?」「あのラストにしたいならドラクエを使わずにしろよ!」というのが私の感想で、メタ要素を出したいなら最初にそういう縛りですということを最初に出しておけばここまで批判していません。
それにしても監督は脚本を書く際に自分の力量や見に来るであろう観客層を理解した上でリスク・覚悟の上であのラストを作られたのでしょうか。覚悟のない自己承認欲求の結果があのラストだと思っておりますし、ゲームへの概念は監督の中では平成初期あたりで止まっているんでしょうね。監督のメッセージが「それはそれぞれがその人にとってかけがえのないものだから」なら
こう言いたいです。
「ごめん、それドラクエ5を含めRPGをプレイした人なら誰でも知ってるし、ゲームのキャッチコピー「冒険という、もう一つの人生」だし、ドラクエ5ベースの映画ならそれは折り込み済みだと思ってたんですが、シナリオが秀逸のドラクエ5でラストを使い古しのメタ要素オチで興ざめでないわぁと思っている人多数なんですけどエンターテイメントは多数の観客の期待に応えて喜ばせることだということをご存じ?」
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