「ドラクエを愛し続ける」ドラゴンクエスト ユア・ストーリー NqN3hさんの映画レビュー(感想・評価)
ドラクエを愛し続ける
初めて映画の感想を書きます。うまく伝わればいいけど…みんなが酷評しているけど、私は素晴らしい映画と思う。2回見ました。
ドラクエの映画が評価悪いのはとても悲しいです。初めて見たときは、衝撃、動揺しました。評価低い人の気持ちも分かります。私もドラクエ大好きだから。映画化すると聞いた時からずっとずっとワクワクして待ち望んでいた。ゲームも再度クリアした。評価低い人は、"ドラクエの映画"だと期待し過ぎてしまったのでしょう。否定してるわけでないです、私もドラクエ映画だと思っていました。実際1回目見て、これはドラクエじゃないって思った。ドラクエの"世界"に現実を打ち込まれた、怒り、悲しみ、衝撃。
しかし、最後まで観ると昔子どものころドラクエを通して冒険していた私が映画の中にいた。ドラクエをすることで私は勇者になれた。それはこれからもそう。ドラクエある限り、私は冒険できる。これは"ドラクエの映画"でなく、"私の物語"。衝撃が大きい中見た1回目より2回目は私の物語として見ることで、懐かしさに私の心はジンジンと痛み、歓喜に震えてます。
この映画が私たちに伝えたいことは、リュカの最後の言葉が全てではないでしょうか?みんな勇者だったんだ、ということ。
ミルドラースの"大人になれ"という言葉によってより一層、自分のドラクエに対しての愛が深まりました。そして再確認できました。大人になっても何十年経とうとも、私はドラクエを愛してます。愛し続けます。
素晴らしい映画をありがとうと言いたい。制作者の方々は本当に本当に頑張ったんだろうと感じます。
ゲーム画面から始まった意味、中身が本当の人間である自分だから人間味がある主人公、正しくタイトル通りの映画。
パパスのシーン、奴隷からの脱出、ゲレゲレとの再会、結婚、こどもの誕生、石化、息子が勇者だったこと、子供時代に戻るシーン、母との再会、そして別れ。
どれもこれも、外せないシーンで、とても感情移入するシーンをよく描かれていると思います。グッときます。
上記のゲームのポイント全てを抑えて表現、この壮大な内容を短い時間で形にしたのは大変だったと思います。音楽ももちろん素晴らしい。声優陣も豪華。戦闘シーンは息も飲むほどの迫力。息子の戦闘シーンもやはり勇者の力と感じる。酷評も多いけど、私は制作者の方々はドラクエに対して出来る限りの敬意を払って制作してくれたと感じます。本当に本当にありがとう。素晴らしい映画です。出来れば次回作も期待したいです。