「酷い手抜き」ドラゴンクエスト ユア・ストーリー けいた☃️さんの映画レビュー(感想・評価)
酷い手抜き
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DQ5のストーリーをベースに1本の映画にするということはまず不可能で端折って描いていくことは仕方なく、その点でプレイ経験あることが前提になっていることは諦めていましたし制限がある中よく頑張ったなという感想でしたし、結婚のところはソワソワしたし、ゲマとの最終決戦ではリュカいけーーーー!ってワクワクしました。
だからこそラスボスのくだりが残念でなりません。いきなりウイルスが出てきてこれは仮想現実なんだよ、君も大人になって現実見ようねって…で、主人公がゲームの思い出は確かな現実だ!って…
いやいや知ってるし。わかってるし。今更そんなやりとりされてもポカンです。それをオチに持ってくるのはまぁいいとしてボスを倒して結局エンディングはVRのキャラと平和になってよかったねーこれから幸せな思い出作ろうって…お前たちプログラムやん!すぐ終わりやん!思い出作れないじゃん!
VRオチでもいいです。それならちゃんと主人公は現実でもゲームでの思い出を糧に社会で戦ってる。だからみんな勇者なんだ。これはみんなのストーリーなんだ。ってラストをきちんと描いて欲しかった。面白いオチが思い浮かんだから映画化を引き受けた見たいですけど手抜きが酷すぎて感動も何もない。
とってつけたようなオチを(しかも脚本では禁忌のメタ展開)無理やりつけたのでは面白みもなんともない。
総監督のドラクエの仕事を片手間にやりましたって感じがすごく伝わってきて悲しかった。キャラも声もすごく良かったのに…
手抜き仕事をする表現者に価値はないですね。
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