「低い期待を下回った」ドラゴンクエスト ユア・ストーリー しゅーいちさんの映画レビュー(感想・評価)
低い期待を下回った
あの物語を2時間弱の映画にするという時点で、かなりの改変や駆け足になることを覚悟していたので終盤まではそこそこ楽しめました。
特定のシーンをしっかり描写する為にされた改変は結構うまくやってるなって印象がありましたが、あくまでドラクエ5をやっているから脳内補完ができているだけで、知らない人が見たら絶対に意味わからないと思います。
ただ、その肝心な特定のシーンがあまり印象に残らず、特に子供時代をしっかりやってなきいのでパパスの死や結婚で迷うシーンが薄っぺらくなっていてもうドラクエ5じゃなくていいじゃんってなりました。(ビアンカへの告白シーン事態は好きでした 笑)
そしてなんといっても終盤ですね。
ドラクエはプレイヤーが主人公を謳っていたり、数年前にあったライブスペクタクルツアーでもあなたが勇者のキャッチコピーを使っていたりしたので個人的にはユアストーリーの副題の時点で実は今までのがゲームでした展開は予想してました。
しかしミルドラースに期待してたタイミングであの展開にするとは予想外で、さらに茶番が終わったあとに何事もなくまたドラクエが始まりエンディングを迎える。
だれが最後まで楽しめたのでしょうか?
この展開さえなければまだ、まぁ時間短いししょうがないよねで妥協できたと思います。
せめて最後まで終わらせてからあの展開にして欲しかった。
以下自分の妄想
ミルドラースを倒しスタッフロール。
スタッフロールの後ろでグランバニアでの宴やワルツのシーン。
スタッフロール終了と同時にゲームのようなFINの文字。
カメラがひいて実は子供かやってたゲームだったと判明した隣には父親とおじいちゃん。
おじいちゃんはビアンカだった、お父さんはフローラだったみたいな話をしつつうまい具合にお前の人生はお前が主人公だよ的なことを言って終わり。
素人の考えですが、これならエンディングまではしっかりドラクエを楽しめて、その後のことは蛇足だったとか、うまく副題回収したとかの賛否両論で盛り上がれるみたいに予想してました。