「ドラクエ未プレイです。面白かったです」ドラゴンクエスト ユア・ストーリー hnさんの映画レビュー(感想・評価)
ドラクエ未プレイです。面白かったです
ドラクエシリーズは全て未プレイです。
三つ目の大きな魔物がふわふわしていて可愛かったです。
訛りのある話し方は好きではないけど、たれ耳で可愛かった。
冒頭でゲームみたいに文字がたくさん出てきて「この調子で進むのかなぁ・・・」と不安になりましたが、しっかりと映像で物語が描かれていました。
冒頭で生まれた主人公のリュカ。
お父さんが悪そうな魔法使いに殺されてしまって、目の色が他の人とは違うとか天空の人の血を引く勇者だって色々な人に言われる様子を見て「生まれながらの勇者!!」と人気ゲームっぽい世界観にワクワクしました。
危機一髪のところですごい強いらしい天空の剣を使うシーンがあり「剣を使うタイミングが来た!!」と思ったけど、引き抜くことが出来ず・・・
私はドラクエ未プレイなので、「あぁ。なるほど。ドラクエは確かレベル上げとかがあるゲームらしいから主人公のレベルが武器を使えるレベルに達していないのかな」と思いました。
でも実際はリュカは勇者ではなくて、自分の子供が勇者だったという展開になり、相当ビックリしました。
映画がリュカが生まれたところから始まったのに、リュカではなくてその子供が勇者なの?
なんならお父さんも強い勇者みたいな人だったのに・・・え?親子3代の話なの??
ドラクエすごい・・・。と思いました。
そしてビアンカとフローラというどっち派?という話題になる二人が、どんな女の子たちなのかとても楽しみにしていたらフローラがとっても可愛かったです。
顔を赤くしたり、告白っぽいことを言ったり、リュカに気があるのがすぐに分かったし、フローラのお父さんもリュカがいなくなってからフローラはずっと落ち込んでたという情報をくれたので、分かりやすかったです。
一方でビアンカからはリュカが好きだと言う雰囲気はリュカに伝わるようには出ておらず、あの接し方でビアンカを選ぶのは難しいと思いました。
私がリュカだったらあーゆー接し方をしてくる女の子は選べないです。
リュカの告白シーンでビアンカがリュカに見せないように寂しそうしたりするので「あぁ、この子、リュカが好きなんだ」と視聴者としては気づきましたがリュカはそれを見えていないので、サバサバ系のくせに察してちゃんという気がして好きになれずあぁこれがビアンカ派フローラ派っていうやつかと妙に納得しました。
子供が生まれて早々、前の悪い魔法使いが来て戦うので、そんな産後の身体で無理をしないで・・・と心配になりました。
魔法の呪文をたくさん唱えますが、どんな効果がある魔法か私は知識がないのでビアンカが眠らされた?魔法の時は一瞬で殺された・・・と思いました。
石化して、杖を当てたら石化が解けて、割と何回でも使えるその杖を見て「あの杖、すごい・・・」と思いながら、妖精に会ったりしてその妖精もお願い事を叶えると言ったのに「できません」と言ったりしてシビアな世界・・・と思いました。
おじいさんが化けた大きなドラゴンはぐんぐん空を飛んで気持ちよかったです。
たくさんの敵と戦って、ちょっと無理かもとなった時に昔の友達が助けに来てくれるという王道展開、敵を息子と一緒に倒してかっこよかったです。
剣を投げて終わるという意味が最初っから分からなかったけど、まぁ投げて終わりなんだろうと思っていたら終わらずに、良い意味でビックリしました!
空の雲の渦に剣を投げて、誰にあたるわけでもないのにそれで門が閉じるというのが謎だったので、あのオチでよかったです。
全部ゲームを体験している出来事だったみたいなのも面白いし、その後に崖みたいなところで全員で街を見下ろすシーンは張り出し部分が心もとなく、また傾斜もあったので転げ落ちないかヒヤヒヤしました。
今の記憶を忘れてゲームの人格になれるようなゲームがあったらやりたいし、最近のラノベのネタみたいであっさりと受け入れられました。
感想としては「とっても面白かった!」だったのですが、みんな最悪だったと感想を書いていてビックリしました。
ドラクエ未プレイでほとんど知識がない状態ですと、普通の冒険映画として王道展開でありながらも主人公は勇者ではなく、その息子が勇者というビックリ要素もあり、楽しかったです。