劇場公開日 2019年8月2日

「心を踏み躙られた。」ドラゴンクエスト ユア・ストーリー 映画が好きさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5心を踏み躙られた。

2019年8月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

生まれて初めて映画のレビューというものを書きます。
普通に働いている会社員です。

見終わったあとに怒りで身体が震えた。
映画館から家に帰るまでの道のりの途中で、何度も立ち止まって、悔しくて、辛くて、悲しくて涙が出た。
31年間生きてきて、映画監督という人種に殺意を感じたのは初めてだ。

自分はドラクエは好きだが、5はプレイしたことがない。コアなドラクエファンというわけではないと思う。
けどゲームは好きだ。
映画も好きだ。
漫画も、アニメも、とても好きだ。
特にファンタジーものが好きで、それらに触れているときは心が癒される。
もちろん没頭する。
そういった、創作物を愛する気持ちを踏み躙られたように感じた。
自分の中で大事にしている少年の心、感受性豊かであろうと思う気持ちを、
踏み躙られて、
バカにされて、
嘲笑われたように感じた。
映画で。
映画館の中で。
なぜ、よりにもよって映画の中でそんなことをされなければいけないのだろうか。

創作物をバカにしたいなら、ブログにでも書けば良かったのに。
なぜドラクエの映画という器を選んだのだろう。
平日は毎日満員電車に揺られ、残業にも耐え、それでも仕事が終わらず、土曜日も出社して、
やっと終わったので大好きな映画でも見ようと足を運び、この作品を選んだ。
自分にとって映画館で映画を観るという行為はとても大事な息抜きの一つで、だからこの作品も非常に期待して見た。
なのに、なんでこんな惨めな気持ちにさせられなければいけないのだろう。
本当に苦しい気持ちになった。

この映画の監督をした人間、
この脚本を書いた人間、
それらの人達の作品が、もう世に出なくなりますように。
映画館で上映されませんように。
表現の道からいなくなり、彼らと二度と間接的に触れることがありませんように。
心から、そう願います。

映画が好き