「自分で観て評価するべき作品」ドラゴンクエスト ユア・ストーリー ショウタさんの映画レビュー(感想・評価)
自分で観て評価するべき作品
一人で観たので色々な共感を求めて書き込みます。
若干ネタバレありますが、映画観ないとわからないネタバレなのであまり気にしないのであれば読んで頂けると幸いです。長いですが(笑)
この作品は観る人によってかなり評価が分かれると思います。おそらく、コアなファンや、自分の中にドラクエ5ってこうだよねって確立されたものがある方は最低評価でしょう。そのくらい最後のシーンは衝撃的でした。
私はどちらかと言うと確立された人間です。
主人公はビアンカと結婚して、テンとソラが産まれて、ミルドラースを倒す。こういうストーリーを期待して観に行きました。きっと理想通りにはいかないだろうが、ある程度満足する出来であろうと。この考えは概ね正解でしたが最後にああくるとは思ってもいませんでした...
さて、この物語は物凄くテンポよく進んで行きます。
尺の関係なのでしょうがないですが、いろいろな思い入れをすっ飛ばして行きます。ここ飛ばすの?って何度も思います。2、3章に分けて丁寧にやってほしいと何度も思います。
そして、だんだん自分の思い出と相違が出てきます。
主人公の名前は小説からなのでまあ、わかります。
だけど息子の名前はちょっと拒否反応が起きました。ロト紋かよと。そしてなぜに双子じゃないのか。
でもまだギリギリ許せる。
っていうかどんどん引き込まれる。
ゲマのゲマっぷりが凄くいい。
主人公の不幸っぷりがドラクエ5である事を思い出させる。
いろいろあってようやくゲマを倒しさあミルドラースが来るかと思ったその時...
これはドラクエユアストーリーであってドラクエ5ではない現実を突き付けられます。
大人になれよ、と。
まるでいきなり殴られるような急展開。
制作陣からまだドラクエなんてやってんの?プギャー
って言われたような気がします。
このシーン以降を飲めるか飲めないかであなたの評価は一気に変わります。コアなファンや、確立した持ってる方、期待してた方はまあキツイでしょう。これは私たちの思い描いていたドラクエ5ではなかったのですから。
私はというと、かなりショックを受けました。
「は!?」です。それ以外ないです。
が制作陣の意図を読もうといろいろ考えました。
考えながら結末を迎えました。
うーん...
最後に感想ですが、この作品は親子向けに作られたもので、子供や世代だった親たちにもう一度ゲームを遊んでもらいたいという願いで作られた作品なのかなと思います。
現に私はもう一度ドラクエ5がやりたくなりました。
正直、最後のシーンは飲み込みにくいですが、そういう意図で作られているならアリでしょう。音楽も映像もとてもよかった。強いて言うならもっと長く楽しみたかった。子供編と大人編で2部作にするべき。
ほんと評価が難しい作品です。
これはレビューに振り回されずに自分で観て評価した方がいいと思います。私はというと問題のシーンまでは星5、以降は星1という事で評価は2.5です。
物語では大人になれよと言われちゃいましたが、僕はこれからもドラクエをやり続けます。それが私のストーリー。