劇場公開日 2019年8月2日

「ヨシヒコ・パパス」ドラゴンクエスト ユア・ストーリー takaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ヨシヒコ・パパス

2019年8月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ドラクエが初の長編映画化に期待が膨らんだ人も
多数いたと思います。
しかもあの大人気のシリーズ5を原作に。

公開前から不安視されていた声優にプロを起用しない、
キャラクターグラフィックが原案の鳥山明絵ではない等
鑑賞すれば全く気にならないレベルでした。

あの大作ゲームを2時間以内に収めようとすれば
どうしても削る必要のある箇所は多々ありますが、5といえば
押さえるべきポイントはキッチリ描いていたと思います。

もちろんゲームを未プレイの人は冒頭の展開に
呆気を取られ置いてけぼりされることは必至。
冒頭部分もちゃんと描いてくれれば、と思いましたが
この部分は後半の賛否の別れる展開への伏線。

・主人公と父パパスは魔王を倒す勇者を探す旅をしている。
・母はゲマに連れ去られて主人公たちは探している。
・少年時代に主人公はビアンカと冒険をしてオーブを入手した。

この辺りを頭に入れておけばゲームをしてなくても
なんとなく話の展開に着いていけるかも。

問題なのは後半の展開。
奇をてらいすぎてどこの需要に当てはまるのか
製作陣に聞いてみたい。
エヴァのアニメシリーズの最終話あたりの
「…」という気持ちで支配されてしまう。

とはいえ当時のスーファミの2Dのグラがここまで
進化して大画面で鑑賞できることに感銘を受ける。
BGMも懐かしく、ゲームのファンは必見。

人や街のグラのイメージは別作品ですが
FF9の雰囲気を感じました。

あと初回特典では来場者プレゼントで
「天空の剣」キーホルダーが貰えました。

taka