「予告を観たときに、面白そうだなと思って ゲームが原作ということや、...」二ノ国 ミヅキタロウさんの映画レビュー(感想・評価)
予告を観たときに、面白そうだなと思って ゲームが原作ということや、...
予告を観たときに、面白そうだなと思って
ゲームが原作ということや、予備知識一切なく観賞しました。
感想から言うと、ちょっと物足りなかった。トリガーで異世界に行くという設定や人間だけじゃない生きものが住んでいて言葉を話す世界、とっても引き込まれたし、盛り上がったと思うが後半にかけて風船がしぼむように物語も終わった。
私はユウは元々ニノ国の住人ではなく、最後にニノ国に住むことを選択すると思っていたので意外だった。
たぶんハルは、「ユウが主人公のゲームをやっていて、いつしか自分と重ね合わせるようになった、そして自分もゲームの世界にいるリアルな夢を見ていた、そんな夏の思い出」と思うことにしました。そう思うと納得いくかな。
観賞中「お前は俺だったんだな」ってセリフ聞いた時、率直に「…は?」と思ったけど(すみません)
だって「幼馴染みの」ユウとハルって思ってたから…予告でもそう言ってた気がする。気のせい?今までの二人の日常は全部なかったってこと?って思っちゃいました。
疑問なんだけどユウが車椅子だったのって、ニノ国の住人だから?元々交わることのない表裏一体の人物であるハルと一緒にいたからってこと?
あと自分のもといた世界を普通に「イチノ国」って言ってたことに少し笑いました。なんていうか…いろいろ疑問は持ちつつも、あっさり仮説を受け入れてて凄いなって。てかハル順応力高すぎ!ハルは現実的に物事を見る人だって決めつけてました。
そしてもうひとつ。アーシャ/コトナの声が…。合ってないと感じた。声優初挑戦!とか大々的に宣伝されると、こっちも構えちゃうんです…。頭に浮かんできちゃうんです。その人にしか聞こえなかった。みんな俳優としては好きだけど、、ね、言ったところでなんですけど…。洋画の吹き替えにも言えることですが、ファンだったらその人が声を充てたら聞きたいですもんね。
ゲームを映画化するって難しいかもなと思います。世界観が壮大だろうし、選択肢によってはエンディングが変わるものもあるし。オリジナルのシナリオ加えても、ゲームファンは納得しないときもあるし…。でも限られた時間でどうまとめるか考えたら、あの終わり方で良かったと思います。
ユウとハルは親友であり、表裏一体の存在。そういう存在の人がいるのは羨ましい。
久石譲さんの音楽素晴らしかった!たまに感想で見る「評判悪いから観るのやめる」のはやめた方がいいかもです。もしかしたら自分には良かった、面白いって思えるかもしれないですし。
夏休みも終わりますが、お友達、家族、好きな人、おひとりさまでも(*^^*)ニノ国へ出かけましょう!