「一途でせつない恋のおはなし。」窮鼠はチーズの夢を見る ひれはるさんの映画レビュー(感想・評価)
一途でせつない恋のおはなし。
レビューを書くか、書かないか悩みました。
でも、素直な想いを書き残しておこうと思います。
私は恭一のような恋愛をしてきました。
優柔不断で誘われると断り切れなくて、流されていました。
だから、誰かと付き合っていても、流されてしまったこと。
別れようとしてもそそのかされて関係を持ち続けてしまったこと。
秘密や弱みを握られ、それを内緒にしてもらうために条件をのんだことも。
そして、お付き合いしていた方を傷つけてしまったことも。。。
だからなのでしょう、恭一目線で鑑賞し、ひどく切なく、ひどく苦しくなりました。
妻、浮気相手、元カノ、会社の上司の娘(婚約者)
様々な相手に流されて、切れずに関係持っていたり。
そんな恭一を一途に愛し、信じる今ヶ瀬の姿は非常に苦く、そして、切ないものでした。
今ヶ瀬のときより見せる、切なげな顔にキュッてなりました。
最終的に恭一が本当の愛に気づき、
戻ってくるかわからない今ヶ瀬を待つ姿。
この姿も切なかった。
BL(同性愛)ということで、抵抗がある方が多いと思います。
でも、その時好きになった相手が偶然に同性だっただけ。
それだけなんだと、思いました。
最後に、
同性愛、そしてこの生々しいシーンを体当たりで演じた
大倉忠義さんと成田凌さん、
主演の二人をきっちり固めた女優陣の皆様
すごく素敵な切ない作品でした。
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