燃えよ剣のレビュー・感想・評価
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映像綺麗・役者○・ストリートは淡々としていて大衆受け×
語りが多く(元々司馬遼太郎の小説は実際の手紙・資料の引用からなる解説が多いという事情もある?)、ストリートが淡々と進み細かい用語はサッと流れてしまうので、幕末史の知識が無い人は楽しめ無いと思う。
例えば、「錦の御旗」がどう言った物かの説明が無い。その知識が無いと違和感が出たり深い分が理解出来ないので余計に単調に感じてしまう。
更に原作に記されている史実では無いが、小説として面白いと感じる部分がカットされている印象。なので余計単調に感じる。
個人的に好きな、土方や近藤は切った相手の返り血に染まるが、何故か沖田総司の衣服は綺麗なまま。実は、沖田総司の剣術が見事で綺麗に切りすぎたが故に、返り血を浴びていないと言う沖田総司の天才っぷりを伝えるシーンなどは無かった。好きなシーンなので残念。
役者は良いと感じた。個人的に好きな主演の岡田くんの演技は流石!更に戦闘シーンも激しく臨場感がある。他の役者も豪華で素晴らしく、意外にもジャニーズの子やお笑い芸人のウーマンラッシュアワーの村本はいい味を出していた(演技が上手いと言うより村本の使い所が上手い印象)。
映像は綺麗で、芸術性が高いと感じた。
なので、映画の雰囲気は良くそこを楽しむ映画なのでは?とも感じる。
出血・血しぶきのシーンは生々しくそこがリアリティ・臨場感が出て良いと感じる一方で、生々しい表現が苦手な方は嫌になる一因でもある。
上記の様な理由もあり、ストリートが淡々と進んでいるのも大衆娯楽ではなく昔の時代劇に寄せていたり・芸術映画としての面が強いからなのでは?と感じた。
演技派の役者陣がスペクタクル邦画を彩る
正統な『燃えよ剣』でした!
燃えよ剣
なかなかイケてる良作
期待していただけに残念
岡田准一くんはどこへ行く?
マナーの悪い人がいた。スーパーの袋をガシャガシャうるさい。
マナーの悪い人がいました。
スーパーの袋をガシャガシャうるさかった。
70代ぐらいの白髪まじりの爺でした。
周りの人からも咳ばらいや「うるせぇ。」と言われてました。
マナーの悪い人は、永久追放で、永久に映画館に出入り禁止にしてほしいです。
映画は、暗く、時代劇でした。
見ごたえのある娯楽大作
前半は展開が細切れで速く、理解しにくい。土方にまつわる出来事、事実を一通り説明しておかないと全体像がつかめないのでそうしているのだろう。とはいえ、幕末史の知識をある程度持っていないと説明されても分からない。私は亡き半藤一利氏の本を数冊読んでいたのでおおよそつかめたのだが。そういう意味では後半にかけても同じで、芹沢鴨の始末や池田屋事件、孝明天皇の拉致、孝明天皇毒殺説、慶喜の大阪城から江戸への逃走、逃げずに戦っておれば勝てた可能性、等々興味深いことがらに触れられていているが映画だけでは詳細は分からない。
この映画の教訓をあえて言えば、歴史に翻弄される人間の姿だろうか。土方にそれを見るのだが、しかし、印象に残るのは「お雪さん」だった。(映画の中での設定で、実在しないと思われる。)なんともはかなく、悲しく、そして美しい。少しやつれた柴咲コウがなんとも魅力的である。こういう女性と一つになることによって生きたいと思うのか、死ぬことを厭わぬようになるのか、どっちに転ぶのだろうか。私だったら断然前者だが、土方は死に向かって突き進んだのだ。この部分は架空のことではあるが。
最後に、この映画は多くの場所でロケをしている。私がはっきりわかったのは長谷寺だった。お寺巡りを趣味にしていると、この映画に限らず、あそこだと思う瞬間がある。
最後の最後にもうひとつ、私の好みの問題だが、同じ新選組を描いた映画に「壬生義士伝」があり、こちらの方が面白い。司馬遼太郎よりも浅田次郎の視点の方が好きなのだろう。
働けよ私の頭。
私自身歴史の中で幕末がめちゃくちゃ弱くて、誰が倒幕派幕府側とか倒幕までの流れは分かってても何がどうしてそうなったのかの理解が本当にできてないので、今回バカが書いてるレビューだと思って読んでください。正直話してる言葉が右から左へ流れて言って、何回も置いてかれたと思ったけど意外とついて行けます。
土方歳三がただの"バラガキ"から新撰組を作り、副長となり、幕府派として幕末の動乱を戦っていく話。
今作私が1番気に入ったのは殺人描写がちゃんとエグいかつすごく綺麗、でもちょっと笑えるというところ。この殺人描写っていうのは戦って人を切るところではなくて、寝込み襲ったりする普通に殺人のシーン。以下3つ。
・ウーマン村本がずっと「切腹切腹切腹...」って呟きながら土方らが殺すシーン。呟きは笑えるけど人の配置とか構図がすごい綺麗。そして1発で死ねないからグリグリやられて変な呟き聞かされて死ぬって、、
・襖の上から何度も何度もぶっ刺すシーン。その光景は笑えるけど、実際に襖の下から人が出てくるとエグい。昔の映画(たぶん『仁義なき戦い』か『アウトレイジ』?)で見たようなシーンでかなり好き。
・切腹する人達が最後まで切りきれず「か、介錯を、、」ってへばってるシーン。実際映画みたいにかっこよく死ねないよね。さらにそれが傍で行われてるのに別に見てもない土方たちよ。
こんな風に私はこの映画猟奇的殺人鬼、それかヤクザものとして見てた(笑)幕末なんてほぼ皆正義の名のもとに殺人しまくってたわけだし、そもそも諸外国要人を惨殺する人達を圧するために結成された新撰組が同じようなことを仲間内でしている皮肉さ?なので最後も綺麗に散っていったというより、そりゃ報いを受けるよねという印象。
あとは、あの有名な新撰組の水色の隊服が本作では若干イジられていたのが面白い。アニメとか映画とかであの隊服でも新撰組カッコ良いというイメージがついていたけど、よくよく考えるとちょっとダサいよね(笑)国が作るダサいグッツ(オリンピックのボランティアユニフォームとか)の流れはこの頃から変わらないのか(笑)
初めて腹落ちした新撰組
粗い脚本、演出、キャスティング…
長編小説を2時間半にまとめるにしてもダイジェストにすらなってない脚本の粗さだけならともかく、
演出、キャスティングもかなり酷い…
岡田や鈴木は勿論はんにゃ金田も全然ありだけど、クライマックスに向かう大事な後半に基礎的発声すら出来てない早口まくしたて芸人の起用は有り得ないでしょ…
討ち入り直前の路上シーンでも芸人のセリフだけ変で入って来ないし、動きも明らかに演技ではなく普通に挙動不審だし、本人どうしたら良いのか分からぬままああなってしまった様子。
鮮血飛び交う討ち入りシーンでは何故か手ぶら(刀持ってたのかもしれんが緊張感ゼロ!)な上、真顔で立ち回りの間をスリぬけるように移動とかヒド過ぎて啞然…
原田眞人は「関ヶ原」も酷かったが、本作も司馬遼太郎のタイトルだけ利用した、他人の金で好き勝手に遊んでいる映画。
かつては好きな作品もあった監督だが歳とって映画の作り方を忘れてしまったようだ。
もう二度とこの監督の作品に金払うことはないだろう。
引き込まれる
駄作
個々の人物に説明が殆ど無いので、新撰組を知らない人は何で殺し合って...
新撰組の何を描きたかったのか
万人受けはしないけど
「関ヶ原」が個人的にイマイチだったのであまり期待しないで観てきた。「男の生きざま」「散り際の美学」みたいなモノにグッとくる人にはハマるんだろうな、と思う。私も今、「青天を衝け」にハマってなければ純粋に楽しめたかもなー。
とにかく登場人物多いし、ギュッと話が詰め込まれてるし、幕末それぞれの立場を理解してないとすぐ置いてきぼりにされる。
そういう意味でも万人受けはしないな、と。でも、そういう映画も時にはあって欲しいんだよね、とか思ったり。
個人的にはこの映画の慶喜、山崎、芹沢、山南のクセの強さが好き。
あと、喧嘩剣術ってこういうことだよね、という説得力ある殺陣が良かった。
ただただ武士であり続けたい土方とそうは言ってられなくなった近藤さんと二人のそばにいることを諦めざるを得なかった沖田。そして源さんの4人が土方を覗き込むシーンはちょっと泣きそうになった。
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