「岡田准一ありきの映画でカッコいい!」燃えよ剣 mac-inさんの映画レビュー(感想・評価)
岡田准一ありきの映画でカッコいい!
岡田准一がカッコいい!面白い。
岡田准一ありきの映画。その意味では成功作かも。
原田眞人監督作品は、いつもながら、この監督らしくてその「らしさ」が鼻についたり、魅力的だったり。今回もその両方を楽しめる。
殺陣は素晴しい(血が結構出る)。(クレジットの「土方歳三殺陣:岡田准一」は笑った)
神社仏閣、城などロケセットをふんだんに使い、スタジオセットが半分以下では?それでリアルな幕末の雰囲気が出た。池田屋事件はセットだけどやたら狭くてリアル。「蒲田行進曲」で有名な階段落ちは当然ない。階段が一人しか通れない程の幅。
まあ焦点が土方歳三なので仕方ないが、いつもの新撰組の話ではメインの人物(近藤勇、伊藤甲子太郎、徳川慶喜など)の描き方が弱過ぎ。特に慶喜の描き方は悪意がある。(原田版「日本の一番長い日」の東條英機も酷かった)。その辺がちょっと幅がない監督であると改めて思う。とても魅力的で大好きな監督ではあるけどね。
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