「あっさりと命を奪い去る戦争の悲惨さ、そして銃撃戦だけでなく手榴弾を用い更に戦車も登場する迫力ある戦鬪シーン」アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場 Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
あっさりと命を奪い去る戦争の悲惨さ、そして銃撃戦だけでなく手榴弾を用い更に戦車も登場する迫力ある戦鬪シーン
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組織には反抗的だが、歩兵として抜群に優秀なロッカ伍長を演じたエーロ・アホは随分と魅力的であった。銃撃戦だけでなく手榴弾を用い、更に戦車も登場する戦鬪シーンはなかなかの迫力。そしてホロバイネンやヴァタネンら主役があっさりと死んでしまい、戦争の悲惨さを感じた。
加えて、フィンランドがソ連に侵攻する継続戦争のことは全く知らなかったので、この映画で新ためてこの歴史的に興味深い戦争を知ることができたのは収穫。現在の状況もあり、この国の隣国への姿勢は大変に興味深いものがある。
アク・ロウヒミエス監督・脚本の2017年公開のノルウェー映画。原作はバイノ・リンナ「無名戦士」、脚本ヤリ・オラビ・ランタラ、撮影はミカ・オラスマー。
出演は、エーロ・アホ(ロッカ伍長)、ヨハンネス・ホロパイネン(小隊長)、アク・ヒルヴィニスミ(小隊員)、ジュシ・ヴァタネン。
少しばかり退屈な点と、理解力の乏しさのせいかもしれないが理解し難い点(兵士たちの女性教師宅への突然の訪問)はあった。
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NOBUさんのコメント
2022年4月29日
今晩は
今作鑑賞時には思いもよりませんでしたが、現況下を見ると哀しき先見性を持った映画だと思いました。
一刻も早い終息と、一級戦犯に対して、国際法が適用されることを、祈っています。