「フィンランドの複雑な成り立ちの一部」アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場 HigeKoboさんの映画レビュー(感想・評価)
フィンランドの複雑な成り立ちの一部
死んでゆく仲間、つかの間の休息。一兵士の見る範囲での戦争の姿がやるせない。
冬戦争でソ連に取られた土地奪還のためドイツと組んで継続戦争に挑むが、ソ連に降伏することに。ソ連指揮下でドイツと戦うことを強いられる屈辱。
”第二次大戦の敗者になったが連合国に占領されなかったのはフィンランドだけだった。”
多数の無名戦士の血と複雑な独立過程を経験した人々のシビアな政治判断がその後の繁栄につながる。フィンランドの人々はシベリウスに鼓舞されながらこの映画を観て感慨に浸るのでしょう。
”戦争はイヤダ”で思考停止してる国に暮らす私にはその緊迫感も覚悟もない。この島国の状況はヨーロッパ人には理解できないでしょう。
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HigeKoboさんのコメント
2022年5月4日
ヨーロッパ、ウクライナで大きな戦争が起きている。
ソ連ロシアのお隣のフィンランドも緊張してるだろう。
北方領土を占領されてる日本はロシアのお隣。
”占守島の戦い”の映画化を望む。