「地味な戦い」アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
地味な戦い
1941~1944年「継続戦争」での、フィンランド4名の歩兵部隊の兵士を軸に描いた群像劇。
明確な主人公がいないため、誰の物語なのか分からないまま最後まで。
撤退時にソ連の戦車や爆撃機は出てきたものの、地味に歩兵同士の塹壕や蛸壺での打ち合いが1時間以上続くので、眠気と戦う羽目に。
私は我慢して最後まで眠らずに耐えたけど、すごいいびきがどこからか聞こえたwwww
セリフのはしばしに、今の価値観が入り込んでいる惑があるし、少ないとはいえフィンランド側にも戦車などの軍備もあったはずで(ソ連のを鹵獲して改造したBT-42や、ドイツから貸与されたIII号突撃砲など)、それらが一切出てこない不自然さもあったりと、映画としてはイマイチ。
しかしながら、「今のフィンランドがあるのは、過去に頑張った人たちのおかげ」みたいな、学校教材にはいいかも。
といいつつ、戦争映画の常なのか、けっこう濡れ場がありますが。
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