「さよならキム・ギドク」人間の時間 三毛猫泣太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
さよならキム・ギドク
3/4くらいまで乗れないし、お遊戯臭が鼻につき、ああもう無理と何度も思ったけれど、もうこれ以上キム・ギドクは見れないのだと必死に食い下がりました。最後もう完全無法地帯になってからはキム・ギドク様の本領発揮って感じで心地よかったですよ。
笑っちゃうくらいの低評価、もしキム・ギドクをご存知なくこの映画を観てしまったのなら本当に災難でしたね、知っていても低評価なのも十分わかります。私も素直な気持ちなら星3つが相当だろうと思うのです。でも何しろこの先新しい作品は見れないのだと思えば、低評価を下す気にはならないのです。
にしてもですよね、弓とか春夏秋冬そして春のような完璧な舞台設計だの美術だのの世界観が全くできてなかった。スキャンダル発覚後でお金がなかったのかなと思ったけどどうやら作ったあとに発覚で公開に手間取ったと。ってことはこれは万全な体制で作ったのしらね、だとするとちょっと寂しいレベルですね。キム・ギドクにしては登場人物が多すぎてコントロールしきれなかったのかな。
日本公開されてないらしい、この後の2作を見ることを老後の楽しみに生きていきます。
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