カンパイ!日本酒に恋した女たち : 特集
【“史上初”の10連休、大作もいいけど「おいしい映画」教えます!】
映画ファンに《提案》する“大人のたしなみ”=日本酒の奥深き世界──
今年のGWは、本作を見て“カンパイ!”しませんか?
今年のゴールデンウィークは、前代未聞の10連休! 「どう過ごそう?」とお悩みの方も多いのではないだろうか。そんなあなたに、「新しい楽しみ」を教えてくれる“おいしい映画”をご紹介。それは、日本酒の奥深さに迫ったドキュメンタリー「カンパイ!日本酒に恋した女たち」(4月27日公開)。日本酒界で活躍する女性3人をナビゲーターに据えた本作は、ちょっと敷居が高かった日本酒を、ぐっと身近に感じさせてくれるはず。晩酌しながら映画鑑賞といった“大人の趣味”、この映画から始めてみませんか?
【《発見》にカンパイ!】映画ファンに“新しい楽しみ”を教えてくれる──
“知らない人”にこそオススメしたい、日本酒って“こんなに”面白い!
せっかくの長期休暇、心がホッとするような、それでいて何か“発見”を得られるような良質映画を見てみませんか? 本作は、今まで縁遠かった日本酒の「面白さ」や「舞台裏」を教えてくれるだけでなく、新たな「食の楽しみ方」を学べることで、ライフスタイルが“豊か”になるオトクな1本。
案内人は、100年以上続く酒蔵を継いだ女性杜氏の今田美穂氏、日本酒バーのカリスマ店長・千葉麻里絵氏、ニュージーランド出身の日本酒コンサルタント、レベッカ・ウィルソンライ氏といった3人の女性。それぞれの人生を垣間見て、3人がレコメンドする日本酒のたしなみ方を聞いているうち、ついつい喉を鳴らしてしまうはずだ。「ただの飲み物」を超えた、ワクワクが詰まった玉手箱……日本酒って、こんなに深くて面白い!
【《共感》にカンパイ!】大人の映画ファンの“口”に合う5つの《良質要素》
“知らない世界”の美味しさを味わえる、絶品ドキュメンタリーを召し上がれ
映画ファンの目線で見ても、本作には注目すべき理由が多数! 2016年に公開された「カンパイ!世界が恋する日本酒」に続く“日本酒ドキュメンタリー”第2弾となる本作は、前作とは趣を変え、より日本酒ビギナーに優しい「見やすさ」「分かりやすさ」「身近さ」を重視した“親切設計”になっている。ハリウッドで活躍する映画ジャーナリスト・監督の小西未来が紡ぐ、新たな日本酒“再発見”の旅。その“中身”をひも解いていけば、きっと劇場鑑賞に値する「味わい」を感じられることだろう。
<一品目:監督>
ハリウッドで活躍する映画ジャーナリスト/監督がメガホン!
監督を務めた小西は、ゴールデングローブ賞を選出するハリウッド外国人記者協会(HFPA)のメンバー。日夜映画界の最新トレンドに触れ、幾多のセレブに接してきた彼が手がけた本作は、映像の一つひとつにこだわりや粋な仕掛けがちりばめられ、「まるで洋画」のような洗練された演出を楽しめる。
<二品目:時流>
フードドキュメンタリーは、話題沸騰の人気ジャンル!
「二郎は鮨の夢を見る」や「ノーマ、世界を変える料理」「TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)」といった作品が火をつけ、さらにNetflixの普及などにより、ここ数年でフードドキュメンタリーは一層注目を浴びる存在に。その潮流にある本作も、新たな“面白さ”に満ちている!
<三品目:人物>
杜氏、バー店長、コンサルタント……日本酒に生きる女性が魅力的!
ドキュメンタリーの面白さは、何と言っても「他者の人生を追体験できる」ところ! 杜氏の今田氏、日本酒バー店長の千葉氏、日本酒コンサルタントのウィルソンライ氏といった三者三様の登場人物が“物語”を力強く引っ張り、「女性の生き方」まで考えさせられる「今、見るべき」内容に仕上がった!
<四品目:物語>
日本を飛び出し英国にも? 知られざる日本酒業界の裏側が分かる
イギリスやニュージーランドをはじめとする世界各国で、日本酒はどんな立ち位置なのか? 私たちが普段立ち入ることのできない世界規模の“品評会”の貴重な裏側や、酒蔵で日本酒が生まれる過程を目の当たりにできるのは、本作ならではのうれしい“特典”。1本で多数の「職場体験」を味わえる!
<五品目:舞台>
映画の後はココでカンパイ? 注目のお店が続々登場
千葉氏が営む東京・恵比寿の日本酒バー「GEM by moto」をはじめ、気鋭の寿司屋、人々から愛される老舗居酒屋など、食通御用達の名店がズラリと登場。人気グルメ雑誌「dancyu」の元編集者も登場し、あらゆる角度から日本酒の面白さを考察する。映画を見るだけで、気になるお店のストックが増える!
【《満足感》にカンパイ!】映画に出版……各界のプロの“口当たり”は?
日本酒好きもそうじゃなかった人も――「気持ちよく酔った!」「ハマった!」
映画界だけではなく、様々な業界のプロにこの映画を見てもらった結果――「ハマった!」「おいしかった!」の声が続出! 元々日本酒が好きだった人はさらに深く好きになり、そうでなかった人は日本酒に初めて興味を持ち――映画の“満足感”が日本酒への“愛”に直結する幸福な関係が生まれているのだ。次にこの魅力を「味わう」のは、あなた――。
「女性のほうがすごく自由に日本酒を楽しんでいる。だから、女性がどんどん意見を入れていくと、日本酒ってもっと楽しくなる。」
神吉佳奈子(編集者・元dancyu副編集長)
「男とか女とか、そんなの関係なく、心から楽しんでいる人はどんな環境でも輝けるもの。
劇中の女性たちはみな生き生きとしていて、夢中になれるものがあれば人生はより彩られるのだな、と羨ましく思った」
シマアキコ(ヒトサラ編集部)
「日本酒ガールが増えている今、保守的な日本酒業界に携わる女性たちの今も観ておかないと。
ジェンダーにこだわる古い感覚にサヨナラするヒントがここにありますよ」
よしひろまさみち(映画ライター)
「日本酒を愛する人たちがみんな素敵な人に見えてくる。
きっと映画を見ている間、お酒を飲んでいる時のような幸せな気持ちになれるはず」
米崎明宏(SCREEN編集部)
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