「鑑賞するのではなく、戦争を経験するのだ、、、」彼らは生きていた おたごんさんの映画レビュー(感想・評価)
鑑賞するのではなく、戦争を経験するのだ、、、
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はじめは白黒の普通のドキュメンタリーとして始まる、が。
話が進むうちスクリーンの彼らに色彩が灯りはじめると次第に生気が通いだし、映像も滑らかなものとなり彼らが歴史の中の人物ではなく、今、生きている若者達となり、 いつの間にか観客は彼らの中に入りこみ彼らと共に人を殺す為の兵器が進化した第一次世界大戦を"経験"するのだ。
その経験をどう考えるかはその人次第だが、スクリーンの中の彼らやその当時の世界の人々は答えを出す、、、
最後に一番恐ろしいと感じられるのは、人は忘れてしまう生き物だと言う事だ。何故ならばそうやって"経験"したことを忘れ、20年後、全く同じ事をやってのけるのだから。
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