「オーバーリアクションは弱者への差別」閉鎖病棟 それぞれの朝 右にぃ左のぉ旦那さんの映画レビュー(感想・評価)
オーバーリアクションは弱者への差別
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この映画は人を選びます。精神疾患というカテゴリーについて知る気がなく、知らない病に対して差別的な認識しか持っていない人しか感動できません。上記に当てはまる人にとっては、この映画は「医療現場のドキュメンタリーかつ患者たちのハートフルヒューマンドラマ」のように映るでしょう。
そんなものに共感できるほど、私はレイシスト側に堕ちていません。私には差別の現場に見えました。
精神的な病に冒された家族を持つ方々は、この映画を観てどんな気持ちになりましょうか。私が彼らの立場なら、怒りにふるえるでしょう。
制作陣はもう少し配慮できなかったのでしょうか。評価されればされるほど、配慮されるべき立場の弱者が蔑ろにされるようで、悲しさがこみ上げてきます。レイシストが共鳴して、ホルホル増長しているようにしか見えません。。。
鶴瓶兄さんは役者であると同時に噺家でもあるんだから、演じる中で「これはアカンやろ・・・」ってなってほしかったです。
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