「(ここのレビュー見て映画観に行きました)」劇場版 誰ガ為のアルケミスト にょむさんの映画レビュー(感想・評価)
(ここのレビュー見て映画観に行きました)
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初見
知名度のあるゲームタイトルだし、ファンに支持されてるのも分かりますけどやはりこの作品はファンサービスの為の映画ですね
制作期間とかきっとそんなとれなかっただろうし予算もそんなにかかってなさそう
映画として観てみると…
ゲームありきで、登場キャラのキャラ立てもメインの3人に絞られているし、その割には主役の女の子が絵に描いたような没個性だし
それは最後まで観たら"意図してやっている"と分かりますが「なんにもできないんだから」がいわば個性の女の子が、従来の主体性を取り戻すまでの物語なんですね
その結論に至るまでの経緯を長い尺を使ってやってみせた、と
これ基本的に"異世界転移モノ"だし、背景はどちらかというとオブジェで、描き込みにもムラがあるしそこらへん映画としてジブリなどど比べるとどうしても弱い
テイストではまどマギとかスターウォーズとか入ってるし、料理を教えるあたりではドラクエビルダーズ要素もあるし
似ている単体作品としてみたらまだ「バースデーユニバース」の方が好感度のある作り方をしてるんですね
正義を共有して戦ってたわけじゃなくただ召喚されてただけだ、とかモチベーションに問いかけるセリフがあったのはいいんですけど、途中までは自分達を解放してくれたヴィランになびいていたのに、ラストでやっぱ改心というかなんというかで大団円
ファンじゃないのに観に行っちゃったのが失敗なんですが、つまらなかったわけではなく面白い要素は沢山あるのにフルスイングで三振してる印象でしょうか、少なくともこのエピソードでは一般ウケは難しそうです
観てる終盤は「そう、むしろこんな世界無に帰すがいい」とさえ思いましたもん←
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