「画はすごい」劇場版 誰ガ為のアルケミスト コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
画はすごい
総監督が河森さんとのことで観に行きました。
画面そのもの〜作画やCG、音楽などはすごい。
戦闘シーンでブンブン振り回され、どんどん場面が変わっていくのは河森さんらしかったが、原作ものゆえか、物語の骨子や進み方がなんだか河森さんっぽくなく。
調べたらゲーム原作で、しかもゲームと違ってこちらの普通の人間が異世界転生(というか転移)する系。
ありがちな少し古いラノベ、いやヤングアダルトファンタジー小説っぽい。
特に説明のない思わせぶりなセリフや、ラストバトルで何の伏線もなく登場するたくさんのキャラも、全てゲーム由来なんだろうなぁ、と。
観てて、よく分からず。
さらに、長い戦闘シーンに挟み込む、怒涛の説明セリフ攻撃にノリきれず。
高橋監督の色が出すぎているのかもしれません。
この手の作品に対して不慣れな、小中学生の映画導入にはいいかもなとか、ゲームユーザーにはたまらないのだろうなとか、そういった印象。
いや、スレた私のようなおっさんにではなく、今のターゲットになる、子どもや若者、ゲームユーザーに届けば良いのですが。
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