「古井由吉先生のけむり」つつんで、ひらいて 柳華琳さんの映画レビュー(感想・評価)
古井由吉先生のけむり
一万五千冊の本を装幀してきた菊池信義さんのドキュメンタリー映画である。ドキュメンタリーなので、終始淡々とすすむ。そのなかで沢山の示唆に富む言葉が語られ、それがとても深く心に刻まれた。
私の1番の見所は、古井由吉先生が何度も登場するところ。インタビューの途中でパイプに火をつけ燻らせる。その煙がなんとも心地よい。途中にでてくるあの本もこの本も読んだ。特に古いものはほぼ全部読んだ本である。逆に最近は読めてないのだろうなあ。反省。
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