「チャン・イーモウのフイルムに対する熱き思い」ワン・セカンド 永遠の24フレーム ジョーさんの映画レビュー(感想・評価)
チャン・イーモウのフイルムに対する熱き思い
チャン・イーモウのフイルムに対する熱き思い。
それだけはやたら感じる。
毛沢東の文化大革命の時代=思想弾圧の時代は、さして重要ではないと感じる。
時代がどうであれ、フイルムを大切にする心。
映像がぷつぷつ途切れないように、フイルムを布できれいに磨くこと。
その作業を大勢の人の手を借りてやること。
フイルムを生き物のように扱うこと。
おそらく思想弾圧は今でも続いているだろう。
だけど根本にある映画愛が持続していること。
脱走犯が、ニュースフイルムに1秒間だけ映る娘を見たさに奔走する姿.。
彼のひたむきな姿が、現在までも通じる映画愛を十二分に伝えてくれる。
さびれた映画館とは対照的な、広大な砂丘の風景がとても印象的だ。
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