超・少年探偵団NEO Beginningのレビュー・感想・評価
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途中でなにかが崩壊した作品
これだけの俳優を揃えて、この短い上映期間はなんだろうと思ったんだけど、観たら納得したのね。
オープニングからの導入部は、映像をパッパッと切り替えるオシャレ映像で観てて楽しいの。
「俺のセンスを見ろ!」っていうオシャレ映像って、ちょっと外すとイタくなるんだけど、この作品もすぐ外しちゃうのね。
それで「あちゃー」と思いながら観てくんだけど、出てくるキャラが面白いから「お!」と思うんだけど、ストーリーがなんかおかしいんだよね。
高杉真宙が佐野岳と突然ケンカして、それで性格がちょっと変わるのね。それまでは温厚一辺倒だったのに、ちょっとキツい物言いするようになって。でも理由は解らないの。
まあそれで二十面相が色々企んでるぜってのが解ってきて、高杉真宙は二十面相とシンクロする能力があるからああだこうだで、美術品を奪いにきた二十面相一味と戦うのね。
「高杉真宙、佐野岳って、二人も仮面ライダーがいるのに、無謀だぞ二十面相!」とか思うんだけど、高杉真宙は戦わなかったなあ。
製作途中で何かが崩壊したんだろうなって作品だったんだけど、それでもやり切る高杉真宙・佐野岳・堀田真由はすごいなと思った。いい役者さんだね。
超・少年探偵団NEOが結成されて続編におわせて終わりだけど、どうだろう。そもそも、このキャストの再集結も難しいだろうしな。
探偵小説を読んでいる時のワクワクドキドキ感
もともと、怪人二十面相や少年探偵団などの江戸川乱歩ものが好きだったのと、そのひ孫にあたる世代の話という設定、それからキャストが好きだったので見に行きました。
この作品は意外にも上映館が少なく、東京でも、1日に何本もやっているのは新宿バルト9くらいだったので新宿バルト9で見ました。
やはり、都内屈指の映画館ということもあって二十面相の迫力や臨場感が伝わってきて、正解でした。
実際の事件を元にしているところなど、現実からかけ離れてないるようで何処と無くリアルで、青毛布の者のくだりや最後の学校の隠し扉から地下を通って博物館へ行くところなどは驚いてしまいました。ビビリの私にとっては少し怖かった💦
タイトルにbeginningとあるように、最後の終わり方はこの話がプロローグ的な感じでした。
ラストでもクロサキかと思ったら…
二十面相はまだ芳狼を欲しがっていた。
撮影は2年前にしたそうなので、続編があるようには思えませんが、私はプロローグだけでも楽しめたと思います。
ザボーガーは出てきません
明智小五郎の助手の小林少年の曾孫で高校生の芳狼と、10年振りに姿を現した怪人二十面相との因縁の話。
幼馴染みの明智小五郎の曾孫でタレントの小夜と、幼馴染みのワタル、及び。高校のミステリー同好会と共に学校の七不思議を追い怪人二十面相に迫って行くストーリー。
なぜ怪人二十面相と主人公が?というところが主題となっており、謎解き要素としては軽く一ネタがあるのみで、明智の曾孫はただの色付け要員だし、ロマノフ王朝とエルミタージュの至宝展なるものがどうのとかはあるけれど、それに纏わる大した話がある訳でもないし。
気づいたらツッコミどころ満載の、怪人が正体を晒す前レベルの戦隊ヒーローものみたいなバトルになってるというね。
タイトル通り彼らが超・少年探偵団NEOをつくるまでのプロローグをちょっと長くみせましたとか、連続ドラマの第一話とかいう様な感じで、これだけみてもダメなヤツ。
面白くなる前に終わってしまった。
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