GOZEN 純恋の剣のレビュー・感想・評価
全9件を表示
2.5次元舞台を見てる印象。
【ここ1年以内に特撮にハマった人間の感想です】
元々この作品は、知っている俳優が何人も出るということで気になっていた作品です。
見るきっかけは、アクション監督がおぐらとしひろさんだと知ったから。
スーツアクターとして活躍するおぐらとしひろさんがアクション監督をするなら、どんな作品になるのか気になり見てきました。
舞台もやること承知の上なんですが、2.5次元舞台を見てる感覚。
御前試合に出る面々だけでなく、殿や家臣も含めて、2.5次元っぽさが強くて、もっと時代劇方向に寄せてもよかったのではと思いました。
ムビ×ステという試みは面白いと思いましたが、もっと時代劇要素が強くてもよかった。
あと、声の演出、あの方でなくてもいいのかなと思いました。
あの方の声の印象が強すぎて、バラエティ番組を見てるようなラフな印象になってしまったので、もっと違う方の演出で聞いてみたかった。
終盤、あれは完全に今作のターゲット層を意識した展開で、そうくるか……その展開はなくていいのでは……と思いました。
あのシーンで、ターゲット層がピンポイントなのがハッキリしました。
せっかくの挑戦的な作品だと思ったので、ターゲット層をピンポイントにしなくても、多くの世代から注目される作品にしてほしかったというのが本音です。
期待していたアクションシーンは、予想外に少なく、もっとやってほしかったところではあります。
優希美青が幸せたら もう それでいいじゃない
「あるある」ってシーンをひたすらつなげた感じの映画なの。それでも話になってるからさ「えー、脚本、意外にうまいの?」って思った。
2.5次元映画っていうのかな。2.5次元の俳優さんを、とにかく数を揃えて起用して、一人ひとりに必殺技もたせてね、まあ、刀剣乱舞のパクリなんだけど。
それでヒロイン優希美青なんだよね。だから観に行ったんだけどさ。「このメンツのなかに優希美青 投入して大丈夫!?」と思ったけど、まあ、大丈夫だった。演技がうますぎて浮くってこともなかったしね。ひょっとしたら「演技そんなにうまくないのか?」って思っちゃったね。
とにかく「あるある」シーンを集めてるから、流行りものも入れてくんだよ。最後の最後で「俺が好きなのは、お前だ!」って突然BL要素入れてきたときには「バカ映画だ!」って盛り上がった。
それでBL要素入れた割に引っ張らないのね。これ、二人で戦って互いの服がはだけて、強引に唇うばうぐらいまでやらないとなんじゃないの。
そのBLの戦いで主人公が倒れたときに、優希美青とのキスシーンが突然入るんだけど、話の流れ的に強引だし、構図も「なんだかな」で、ちょっと笑えるシーンになってた。
優希美青と小野塚勇人ぐらいしかまともな演技してないぞと思って観てたんだけど、「ひょっとして波岡一喜?」と思って観てたら殿様やっぱり波岡一喜だった。《居眠り磐音》でも剣客やってたし、時代劇いくのかな。似合うから行って欲しいな。
「さあて、後は、エンディングだな」と思ってるんだけど終わらないのね。途中、脈略なく一人出てきたなあと思い出したら、なんと、その人主人公で続編予告なの。
「なにー!」と思ったね。この構成で続編作るのか。なかなか尋常じゃない。観に行かなきゃ。
イケメン時代劇
企画としては面白いと思う。
舞台が控えているらしく、その前日譚というかなんというか…。
映画としては、微妙…。
主人公が隠密でありながらとても軟弱で情け深くて…よくこんなんで隠密筆頭みたいなポジションに居られるなぁと不思議に思う。
なんか、もう、時代劇っぽさを排除した方が見やすいんじゃないかと思う。
いや…東映っぽさと言うべきか。
どおにも物語と画角がリンクしない。
芝居は皆様、舞台を意識してたのか悦に入りっぷりが気持ち悪い。
さらっと喋れや。
スタスタ歩けや。
…いい加減、お腹いっぱいやで。
時代劇の良さはあんまりなくて…本格的な時代劇のコスプレをした何かって感じなんやけど。
いきなり嶺に返してあの握りでは抜刀なんかできひんねんけど、そんな事知ってる客のが少ないって算段なんやろか?
ああ、達人やから常人には出来ん事が出来るって事かぁー、全く達人に見えへん問題はガン無視な感じやねんな。
ごっつ長い鞘から抜いた刀が、普通に短くても誤魔化せてると思ってるんやろか?
いや、もう、なんか色々凹むわ。
もうなんか…面白い箇所が、役者の技量や知識の浅薄さによって壊されてるような、そんな時代劇やったりすんねんけどええのかな?
柳の下で地べたに座りこまされてたけど、ヒロインの子は頑張ってたと思う。
水面がバックの回想が欲しかったんやろうけど、喋れるようになったら態勢くらい変える体面があってもええやろに…。
武家の娘やで?
追記
今の若い俳優さん達には時代劇というもののハードルは高いのかもしれず残念に思う。
殺陣も所作も、それなりの修練は必須で、その修練に見合うだけの見返りが少ない現状がそもそもの原因ではある。
その現状を打破するべき一手であるのは確かで…企画自体には是非とも頑張っていただきたい!
即席ではやり切れない事が多すぎる。
この企画自体にも即効性の結果を求めるのは酷かと考える。
継続は力なりではないけども、辛抱強く続けていってほしいと願う。
歌舞伎でさえ変化していってる。
スーパー歌舞伎なるものが出来、昨今は漫画が原作の演目まである。
この作品も変化への第一歩なのであろう。
頑張ってほしい。
純粋に楽しめました!
手厳しい評価もあるようですが、私は純粋に楽しめました。ストーリーも意外な展開あり、ホロリとする部分もあって、とても面白かったです。
主役のお二人の演技も良かったですし、殺陣シーンの柳生必殺技をうまく使った展開も良かった。
続きは舞台とのこと。舞台も観に行ってみたいと思いました。
基本、南條範夫も山口貴由も平成ライダーも好きなボンクラのための映画
GOZENというタイトルに騙されるが、
対象を明確にしておくなら、
時代劇好きや残酷物好きが相手ではなく、
邦画を観るとき予告で流れる
少女マンガ原作のアイドル映画を観る層や、
2.5次元舞台のファンなどに向けられらたお話。
それにしては観客は後者と、
きっとライダー好きのおっさんたちばかりだった。
そう、この映画はライダー俳優たちによる
ラブロマンスもの。
たまたま舞台が時代物だっただけで。
天才物理学者と現さんの試合を見守る
監察医と主任、そして音やんとか
シチュエーションだけで面白すぎる。
仕切るのは西都の首相で
そしてその黒幕がロックシード売り。
もうなんか最期は岩に挟まれてペチャンコに
なる未来しか見えないが、さにあらず。
90分あまりのほとんどが惚れた腫れたで進んでいく。
シグルイもその原作の駿河城御前試合も
各剣士のバックボーンをさんざん描いたうえで
残り時間の1割を使って試合を描くものだから、
その意味では配分は合っているのだが、
天才物理学者以外はほとんど背景が描かれず、
御前試合物として成立していない。
というか4組8人いて、
ほとんど何者だかもわからないのは
舞台で全容が明かされるのだろうか。
ともあれライダータイムと思って観れば
予定調和な中にも盛り上がりなどありつつ
面白く観終われた。
ただ一点、主任が大活躍するところだけは
声が出そうになり、
「これは南條も若様もライダーも好きな
オレのための映画だ」と思っていたけれど、
そうじゃなかったことを思い知らされた。
このメンツでいいから
靖子にゃんを招聘して
素直に駿河城御前試合とか
映画化すればいいのになあ。
何と言えばいいのでしょうか…
内輪的な話ですが、実はこの映画、エキストラでお手伝いさせて戴きました。それもあって見に行った訳ですが、そうでなかったら絶対に見に行っていなかったです。
ストーリーは荒唐無稽ですが、時代劇の形を取ったエンターテインメント映画なので、そう割り切ればファンタジーとして面白いです。ストーリー性よりもフィーリングで見るべきでしょう。
そもそもこの映画は舞台と連動する企画物なので、この映画を見ただけでは少々物足りない気もします。「御前試合」と銘打ちながら、御前試合の部分が少ないのも、登場人物毎の物語を映画と舞台で連動して紡ぎ出すためには、舞台のための余地を残しておかねばなりませんから、ある意味、仕方ない事なのでしょう。
しかしそう言う前提で見るのなら結構楽しめます。舞台には興味はなかったのですが、話の続きを知りたくなって、見に行こうかと言う気になりました。
余談ですが、私がエキストラで協力させて戴いた部分は、カットの関係で私が映っていたかどうかは全く判りませんでした。DVDをが出たら買ってじっくり見てみます。
全9件を表示