「爆発しきれないもどかしさが残る」イン・ザ・ハイツ カールのおっちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
爆発しきれないもどかしさが残る
日々を愉快に軽快に過ごすその裏には、
移民と言う重荷が、違法移民と言う後ろめたさが、
その軽快なリズムと踊りに爆発しているように見えるのは、
ストレス発散なのように見える。
故に、リオのカーニバルの様なはちゃめちゃな突き抜けた爽快さと熱狂がNYの裏町では爆発していない。
この映画の流れも、いくつも盛りが盛られて感動的に仕上げたいのだろうが、
仕組まれた盛りだけに疑問が残る。
もっと盛らずにシンプルに映画らしく速い展開で疾走すれば痛快で終われた思われるが、
トコトン排斥されたトランプ政権時代の作品ではそうも行かなかったのだろう。
時代が作品をもっと良くすることもあり、
曇らせることもあるのを見た気がする。
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