「alabanza! 神様?」イン・ザ・ハイツ mahasatearanさんの映画レビュー(感想・評価)
alabanza! 神様?
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舞台となった近くに住んだ経験あり、地下鉄、お店、床屋、看板、標識、多様な人種を見つめるだけで懐かしくなっていました。その場の臭いとか熱気とかも思い出していました。そして踊りの場面になるたびに、一緒に踊りたくなってしまい、抑制するのに困りました。そうそう、ミュージカル好きには、たまらない心地よさです。私は決して飽きなかったですし、冒頭の「イン・ザ・ハイツ!♪」が胸に刷り込まれてしまいました。私も歳をとったせいか、いちいち「停電は何かを示唆しているに違いない♡」と妄想しつつ観終えました。付け刃で調べた範囲ですが、やはり停電は、聖書でいいう「光と闇」なんだと。差別、死別、不運、親子の確執、貧困、故郷との別れ、不遇、すべて闇(停電)かも知れないが、主人公たちは、闇に光を見出したんじゃないでしょうか?他界した老婆は、「忍耐と信仰」と言い残していたので、そう信じて良かったです。でもって、最後の最後で、これは一本取られたという美しいどんでん返しでした。わたしは何ら踊った経験ないけども、サウンドトラックが出ましたら絶対に買って踊ります。 (蛇足1) 故郷の一つとして、ドミニカが出てきましたが、ニューヨークのブロンクス区で、ドミニカ共和国のパレードがあり、道に迷ってパレードの混雑に紛れ込んでしまったエピソードを思いだしていました。南米の歴史も面白そうですね。 (蛇足2) こればっかりは、生ミュージカルで観たかった。拝啓、ブロードウェイ様、またコロナ禍が明けましたらお願いします。応援します。alabanza!
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