「抜群のキャラクター映画」ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY とんかつうまいさんの映画レビュー(感想・評価)
抜群のキャラクター映画
「スーサイド・スクワッド」の続編ですが、前作から出ていた登場人物は主役のハーレイ・クインのみ。(ジョーカーは劇中で名前の連呼はありましたが、姿は一瞬出ていたような出ていなかったような…という感じなので)
オープニングでハーレイ主観の自己紹介とここに至るまでの経緯がめちゃめちゃポップなアニメーションで紹介されるので、前作を見ていなくても例え忘れていても大丈夫な親切設計です。個人的にこのアニメーションが凄く好きです。
ハーレイ主観で話が進むので、時系列が行ったり来たり、自分の都合の良い解説もちょっとあったりとハチャメチャなのも彼女のキャラクターに合っていて良いです。
前作よりもはるかに良い映画でした。
女性のたくましさとか優しさとか、そういったものが映画の主題だと思いますが、テーマ性を重視というよりも、ただこの映画のアトラクション性やポップな色遣いを存分に楽しんでくれ!スカッとしようぜ!という映画だと思っています。
途中で「あれ?」と気になる部分も多少ありましたが、細かいことは気にするなとばかりにグングン動いていくハーレイのキャラクターがとにかく良いです。
ハーレイを演じてる時のマーゴット・ロビーは本当に輝いてます。本当に本当にハマり役。
マーゴット・ロビー本人が製作に携わっているだけあって、ハーレイ・クインの魅力を存分に楽しむキャラクター映画としては抜群です。
個人的にスカッとしたいとき、ただハッピーな気持ちになりたいときに観たくなる映画でした。
話の本筋よりも一番気になるのが、ハーレイ自体がバットマンとジョーカーあってのキャラクターなので仕方ないと言えますが、DCユニバースに属されていて、劇中でかなりバットマンに紐付けられているのが印象的でしたが、これ一体どうやって絡めていくんでしょう?
DCユニバースの行方がちょっと気になりました。
もう単独映画だけで良いような気もします…。