「変な話をします。奇特な方はどうぞ」ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY 琥珀さんの映画レビュー(感想・評価)
変な話をします。奇特な方はどうぞ
変な話をします。ただの妄想です。
それでも、お付き合いいただける奇特な方がいらっしゃいましたら暇つぶしに…。
最近、心に染みるレビューやコメントをお書きになるレビュアーの鑑賞菩薩さんがご紹介されていた『キネマの神様』(原田マハ)、『想像ラジオ』(いとうせいこう)という珠玉の2冊を読んだ直後に鑑賞しました。
たぶんその作品世界の影響をモロに受けたままの精神状態でみたからだと思います。
冒頭からのマーゴット・ロビーの語りかけが、途中からはキネマの神様からの御託宣のようにありがたく感じられたのです。
いつもよりは明らかに少ない客席、皆んなが外出を自粛している中、映画館に来ているもの同士で、そこはかとない後ろめたさを共有してるような雰囲気も相まって、妄想にちかい想像力が抑えられなかったようです。
ハーレイクインは、他の誰とも代替のきかない恋人との別れ、この世で唯一信頼していたひとの離反を味わったばかりです。
世界は自分ひとりを除いたその他すべてでできているとも思いたくなるほどの疎外感を抱えています。
その人が明るく話しかけてくるのですから、話の内容とは関係なく、元気づけられました。
空手の型でオリンピック代表となっている方の演武を見ているかのような綺麗でキレのあるアクションも、清々しくて素敵でした。
そして、エンドロール最後のトドメです。
『バットマンのことだけど…』
みたいなことを言ってたような気がするのですが、神様からの御託宣なので、私にはこう聞こえました。
みんな、大丈夫‼️
ブルースが、兵器開発の資金を全部コロナ撃退のためにつぎこんだから、もうすぐワクチンが完成して、無料で世界中に配ってくれるのよ。
琥珀さん、私のことは気にしないでください😊😊琥珀さんは私の知るなかでも知性が溢れる方です。これからも色々教えてください。
神様の前は王様だったんですね。でも私はハーレイ・クイン様😍😍
アリババの創始者の方が日本や韓国にマスクを送ってくれたり、ブルースのような方は実在しますね。財力もさることながら、他の国でも困っている人に目を向けてくれているところが素晴らしいと思います。私もこの映画見て元気になりました。ちょっと帰り道、歩き方がハーレイぽくなったのは既に黒歴史です。