「キュートでポップでスタイリッシュでハードコアでエクストリームな作品です♪」ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY マツマルさんの映画レビュー(感想・評価)
キュートでポップでスタイリッシュでハードコアでエクストリームな作品です♪
2016年に公開された「スーサイド・スクワッド」で強烈な印象を残したハーレイ・クインが主役の作品で、前々から気になっていた作品なので、初日に観賞しました。
で、感想はと言うと、これこれ!
こんな感じを待っていた♪
良い良い♪ 個人的には好きです。
前作の「スーサイド・スクワッド」が些か消化不良と言うか、ハーレイ・クインの物足りなさを感じてたのですが、今回は主役なのでハーレイ・クイン中心で世界がまわってる。
とにかくハーレイ・クイン無双でキュートでポップでスタイリッシュでハードコアでエクストリームな感じが良い。
また、やたらめったらと劇中曲が流れるのでMVみたいな感じでテンポの良さも相まってるのもマル。
チーズベーコンエッグサンドもチョー美味そう♪
「キル・ビル」の様なアクションとウーマン・パワーが効いていて、ジム・キャリーの「マスク」や「デッドプール」の様なライトな毒気も大好きだ♪
好みのポイントが揃ってます。
ちょっと難点を言うと、ハーレイ・クイン役のマーゴット・ロビーが4年の間に大人になったと言うか、綺麗に成り過ぎたw
スタイルも良くなり、前作よりも大人な感じで、見た目からのやんちゃ感が少し薄いかなと言うのと、ダイヤを盗んだカサンドラを助ける事で前作同様に結局良い人感と言うか、正義の味方感がある事。
ここは前作の「スーサイド・スクワッド」でも感じた事ですが、謳い文句の「極悪をもって、極悪を制す」と言う程、ハーレイ・クインも仲間の面々も極悪ではない。
天真爛漫で自分の欲望に忠実なだけ。
だからこそ、もっとワルい側面を存分に発散させて欲しかったかなぁ。
登場キャラの説明で話が前後する所は個人的には好意的に思ってますが、ちょっとややこしい感じがする感もあります。
オープニングからポップテイストが満載。
アニメパートでのハーレイ・クイン誕生と成り立ちの説明は今までのDCコミックスでは考えられない感じw
マーベル作品に比べて地味と言うか、暗い感じが拭えないDC作品ですが、マーベル作品みたいなスタートで“どうしたDCコミックス!?”と感じながらも“やっと覚醒してくれたかDCコミックス!”と思いましたw
「ジャスティス・リーグ」でもダーク感がありましたが、「ワンダーウーマン」や「アクアマン」以降は良い感じで明るさと言うか、ネガティブ感が薄くなった感じ。
ハーレイ・クインと言うジョーカーと並ぶ稀代のキャラクターはDC作品の財産と言って良いかと思うだけにこの振り切れ具合は良い感じ♪
また、マーゴット・ロビーのハーレイ・クイン愛も相まってるのも良い相乗効果。
「スキャンダル」で有望な若手女子アナウンサーを演じてましたが、マーゴット・ロビーは「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」でのトーニャ・ハーディングの方が生き生きと演じていた様に感じるだけに本来はこう言った斜に構えたと言うか、ふてぶてしい天真爛漫なキャラの方が合ってるかな。
個人的には大人になり過ぎた感があるので、「スーサイド・スクワッド」から2年後ぐらいに今作を製作して、その後に「アイ,トーニャ」と繋げた方が良かったかなと思います。
ストーリーは難しくもなく、ジョーカーと別れた後のハーレイ・クインの孤立無援で今までのしっぺ返しが返ってくる訳ですがw、変に凝り過ぎなストーリーが多い中ではこれくらいシンプルな方が良いかと思います。
そんなシンプルなストーリーを活かすかの様にとにかくアクションが凄い。
ガンガンと攻めていき、ガンガンと打ちまくる。
「バックヤードレスリング」を思わす様な所構わずにアクションをかましていく。
ハーレイ・クインのアクロバティックなアクションがハードコア・テイストで良い。
いろんなプロレス的な技もあり、警察署内での囚人にかました新日本プロレスの内藤哲也選手の「デスティーノ」みたいな技も素敵♪
クライマックスで捕らわれたカサンドラとブラックマスクを追いかける際のローラーアクションも好き。
ハーレイ・クインと流れから仲間になる面々ではハントレスがお気に入り♪
ブラックキャナリーのキラーボイスはちょっとジャイアン並みに凄すぎw
個人的には少年ジェットが「ウー、ヤー、ター!」と叫ぶミラクルボイスを思い出しましたw(古過ぎてすいませんw)
どうしてもハーレイ・クインがキャラが見た目的にも立ち過ぎなだけに他の面々がビジュアル的に地味な感じがちょっと残念。
また、敵キャラのローマン・シオニス/ブラックマスクをユアン・マクレガーが演じてますが、ちょっとキャラ立ちが弱いかな。
せっかくユアン・マクレガーを起用しているので、もっとクレイジーで残虐無道でユーモアのキャラでも良かったかなと。
ペットのハイエナのブルースも殆ど活躍が無いのも勿体無い。
それだけハーレイ・クインと言うキャラクターを皆が待ってて、製作側もその期待に応えようとしている。マーゴット・ロビーもノリにノッてて、今作を監督したキャシー・ヤンの起用も上手く噛み合ったのではないかと思います。
マーゴット・ロビーは来年以降で「スーサイド・スクワッド」の続編でハーレイ・クインを演じる事が決まっているみたいですが、女優としては正統派な歩みをしていて、ハーレイ・クインと言う看板をどう使っていくかが気になる所。
「JOKER」がダークで陰な悪のカリスマの誕生を描いているのなら、今作はポップで陽な悪のヒロインの誕生を描いています。
同じバットマンに登場する悪役キャラでもこうも対極にキャラクターを活かして、創作出来るのはちょっと稀有でかなりラッキーなのではないかと。
「ワンダーウーマン 1984」の公開も控え、何処か垢抜けなかった感じのDCコミックスの作品に良い波が来ているのではないかと。
毒が効いていて、エッジが効いている。
マーベルには無いアメコミの良い感じのオールドテイストも効いている。
DCはこの路線と「ジャスティス・リーグ」な路線で両建てで攻めるのが良いかと思います。
コロナの影響で劇場の客入りはなかなか厳しい物がありましたが、コロナをブッ飛ばすぐらいのパワーがあります。
ハーレイ・クインの魅力が満載♪
お薦めです♪
bionさん
コメントありがとうございます。
ブルースはもっと活躍しても良いのに、途中で爆破で死んだようになってて、ラストで実は無事でしたは勿体無いですよね。
ハーレイ・クインに“ビジネスだから”と諭した中華のオヤジの股にガブリ!
ブラックマスクの股にガブリ!といって欲しかったですw
股、もといw
また、お暇がありましたら、覗きに来て下さいね♪
ブルースのおまたガブを見たかったですね。
ハイエナちゃんだから『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の比じゃないくらい相手は悶絶すると思うけど。ひょっとしたら、おまたの付属物ごと食いちぎられちゃうかな。😱😱😭😭