「重厚しかし見やすく面白かった」黒い司法 0%からの奇跡 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
重厚しかし見やすく面白かった
面白かった。
よくある裁判物と流れは変わらないけど、
それでも苦難に次ぐ苦難。差別に次ぐ差別。
それも、最後まで覆らなそうなまま
話は進めから目が離せない。
そういう意味では作りは半沢直樹。
しかし、「評決のときと言いアメリカという国が
いかに黒人を差別して来たかが分かる作品だった。
こんな事じゃ外を歩くのは怖いし、
一人でいるのも怖い。
常に誰かが自分が何をしてるか知ってる人がいないと
真実も証明出来ない。
しかもそれが黒人同士だったら何の意味もない。
国の分断は今に始まった事じゃないんだなと思いました。
ジェイミールフォックスの「何が起きたんだ?」という
台詞とキョトンとしてる演技が泣かせた。
マイケルBジョーダンの「権力者が真実を曲げても
希望があれば前に進める」という言葉は映画だけじゃなく
現在のアメリカに向けて言ってるような気がした。
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