ジョーカーのレビュー・感想・評価
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ジョーカーへの冒涜
ジョーカー本人ではなく、ジョーカーに憧れた哀れな一人の男の物語であったなら最高の映画だったかな。
実際そう思って見ていれば星5で文句ないくらい映像、演技、脚本全てにおいてよく出来た作品だと思う。
しかし、これはあくまでジョーカーらしい。
そうなると評価は一転、原作レイプも甚だしい。
まあ一般的にアメコミ関連の映画は作品ごとにキャラクターの設定が変わったり、時代に合わせて再解釈されたりするのがもはや文化と言える程よくある事ではあるけれど、この作品でのそれはそんなレベルではない。
何故なら、このキャラクターはもはやジョーカーではない。
ジョーカーといえば歪み切ったユーモアを持つサイコパスであり、邪悪でイカれた異常者ではあるものの、あくまでも"いつだって正気である"という所にそのアイデンティティがあると僕は考えている。
だからこそ信念を持ってバットマンへ立ちはだかるし、絶対的なカリスマなのだと。
それが今作では単なる精神病患者として描かれている。
しかも同情の余地があり、更生の余地もあり、誰もがジョーカーになりうるかの様に描かれている。
なんだそれは!
ジョーカーというキャラクターへの冒涜だ。
化学薬品の溶液に落ちてジョーカーになった、という基本のオリジンにプラスアルファの物語でも充分だったのではないか。
もっと良い描き方があったはす...と思わざるを得ない。
笑いと狂気
ジョーカーと言えば初代ジャックニコルソンのジョーカーは狂人、ダークナイトのヒース・レジャーは人の心の闇に囁きかける悪魔になった、そして本作のホアキン・フェニックス扮するジョーカーはいじめの被害者がブチ切れるという実に人間臭い犯罪者を演じている。
稀代の犯罪者ジョーカーがいかにして生まれたかの興味で製作・脚本・監督のトッド・フィリップスがプロファイリングしたのでしょう。
不幸な出生、幼児虐待、成人してからも不遇の生活、心無い市井の人々の冷淡さ等々ならべて同情的ですが人殺しの理由にはなりえないことは自明でしょう。
車中で女性に絡む若者を撃つあたりまでは分かりますが母親殺しや訪ねてきた友人、唯一の彼の芸の理解者デニーロまで撃つのは説明が付きません。
監督も無理筋と思ったのか精神を病んで治療中の描写を入れてぼかしていましたね。
デニーロさんも「キングオブコメディ」で狂ったコメディアンを演じていたので出演を快諾したのでしょう。笑いと狂気は異質であるが故に合体すると当惑、不安を誘いますね。
個人的にはダークナイトのジョーカーがフェリーの乗客に仕掛けた究極の選択が一番ショッキングでした、そこまで人の弱みに付け込む悪魔のようなジョーカーの生い立ちの秘密に迫るのかと期待しましたが月並みなプロファイリングでは繋がりません。ただ本作の顛末だとバットマンとジョーカーは異母兄弟という奇妙な因縁になりますね、ダニエル・クレイグ007スペクターでも歪んだ兄弟愛でしたし、カインとアベルのような原罪意識が西洋人にはあるのでしょうかね。
京王線で電車テロがあり犯人はジョーカー気取りと報道された、青系の服装から見ると本作は赤系統のスーツなので模したのは初代ジョーカーのようだが仕事や人間関係に失敗しての自暴自棄、世間への逆恨みが動機のようで本作のジョーカーの境遇と被っていたたまれない気持ちにさせられた。
映画が悪いわけではないのだがジェームズ・キャグニーの大昔の映画「汚れた顔の天使」を思い出した、ギャングの大物が電気椅子に括られるとわざと臆病に振舞って泣き叫ぶ、それは少年たちのギャングへの憧れを断ち切ろうとする神父の願いを聞き入れての大芝居だった。
子供たちに人気のコミックであればこそ製作陣の良心もまた問われることは肝に銘じておかずばなりますまい・・。
誰もがジョーカーなのだ。
バットマンシリーズは見てこなかったため、
ジャック・ニコルソン、ヒース・レジャー演じる歴代ジョーカーを観て「予習」した上で鑑賞。
舞台はゴッサムシティで幼少の頃のブルース・ウェインも登場するのだが、
アメコミ要素をあえて削ぎ落とし、「ジョーカー」と化してしまった男の悲哀と狂気を描いたヒューマンドラマであると感じた。
どこからどこまでが主人公の妄想だったのか?
一体正しい時系列はどうだったのか?
こんなのは「ジョーカー」ではない!
・・・などと議論や物議が醸し出される作品ではあるが、私はとくにそこまでの興味はない。
観る人によっては
幼稚だとか
傑作だとか
単純に怖いとか
評価は分かれるのだろうけど、
私はそのどちらでもない。
闇堕ちしていく主人公が自分の起こした行動により世間にある種ムーブメントを起こし、社会が崩壊していくこの作品は
不満を抱え、不遇に喘ぐ者たちほど魅了されるのではないだろうか?
そんなディストピアに病的に心惹かれるのだ。
物語終盤、車窓から暴徒により社会が壊されていく様をワクワクしながら眺めるあの「ジョーカー」のように。
無敵の人
この作品内において、序盤はジョーカーは自身も障害を持ちながらも、老いた母親の世話をして、一つを笑顔にさせたいという気持ちでコメディアンを目指す心優しい青年として描かれていた。
しかし、理不尽な理由で仕事先を首になり、父親には見放され、徐々に精神を蝕まれていく。
そして、地下鉄内でのサラリーマン3人を射殺したことで決定的に壊れてしまったのだ。
↑このようなストーリー展開のため、映画の空気は終始重く、救いがない。そのため、気分が落ち込んでしまったり、人によっては不快感を覚える作品であると思う。
しかし、フォアキンフェニックスの狂気の演技はとても見応えがあり、現代の社会にも通じる内容であると思うので、まだ観ていない人には是非視聴してほしい。
疲れてる時や落ち込んでいる時にはオススメしないが(笑)
自分は今どちら側か
何種類も薬も飲み、診察に行き、カウンセリングを受けます。会社では上司や周りの理不尽な言動にニヤニヤして受け答えし、1人になったら壁を蹴っています。
冒頭、私の日常が再現されているようで怖くなりました。見るのをやめようかと思いましたが、止められませんでした。
何かきっかけさえあれば誰でもジョーカーになり得ると思います。
私も人生の途中まで自分はマレーやウェインだと思っていました。
今はウェインだと思ってる人も明日になればジョーカーになるし、逆もあり得ます。
昨日まで普通に暮らしていた住人達がジョーカーの仮面を付け暴動を起こし、平気で暴力を奮っていたのも同じです。
そう思うと人生は喜劇なのだと思わされます。
誰もがジョーカーになるかもしれない
ジョーカーがどのようにして生まれたか描かれている。経済的格差や親からの虐待、周りの人々の無関心さ、冷淡さの1つ1つがジョーカーを作り上げていく。誰もがジョーカーになる可能性はある。ただ、少数ではあるが自分を気遣ってくれる人の存在に気付ければ違った道もあったのかもしれない。完璧な人間はおらず、全てが善または悪と言うことはない。
最後の暴動の時のほうが、いきいきしている。 賛同を得て大勢に認めら...
最後の暴動の時のほうが、いきいきしている。
賛同を得て大勢に認められた。
自分の存在意義を感じてる。
ちゃんと笑えてる。
悲しみと憎しみを抱えて、
なるべくしてなったジョーカー。
ダンスが上手でした。
これは地獄から生還する幸せの物語だ
暗い、重い、悲惨すぎる… 映画「ジョーカー」の感想によく出てくる言葉です。
まあ確かに。映画全編を覆うトーンから、そう感じるのはむべなるかなです。しかし私にはこの映画、絶望の底から自由と解放を勝ち取る、一人の男の覚醒を描いたドラマに映りました。ですから、悪の道への“転落”ではなく“昇華”の物語であり、ならばこそ主人公は次の境地に到ったのだと思います。
「人生は悲劇だと思ってた。だが今わかった、僕の人生は喜劇だ」
劇中、何が現実で何が妄想か判然としない手法で物語が進みます。しかし、彼がアーカム州立病院で自身の出生の真実を知るあたりから、しだいに“虚構”から“リアル”な存在に固まってきたように感じます。
ザジー・ビーツ演じるシングルマザー、ソフィーが殺されたのか何もなかったのか議論があるようですが、追及は不毛です。映画監督が意図的に示さない選択をしたということ。つまりどちらでも自由に想像してくれということです。(私は“殺られた”と思いました。)
デ・ニーロ演じるマレー・フランクリンをLIVEで殺害するシーン、及び深夜のゴッサムシティーでパトカーのボンネットの上に立ち上がり暴徒たちを見下ろすクライマックスは、映画のたたみかけとしては文句なしのな展開でした。絵が美しい。内容は暗く、凄惨ですが、美しい映像の連続でした。
ラストは精神病院です。彼は面談で例によって笑い出し、それを問い質す精神分析官に「ジョークを思いついた。でも君には理解出来ない」と言います。その笑いは、もう完全に精神疾患のそれではなく、確信的な笑いです。かつての彼は、顔は笑っていても心の中は苦しみに満ちていました。しかし今は心の底から笑っています。ものすごブラックに。もうすっかり「アーサー」ではなく「ジョーカー」です。
そして唐突に血の足跡を残しながら逃亡するラストシーンへつながります。 その走り方に暗さはありません。ユーモラスですらあります。この展開こそがジョークの中身だったのでしょうか。精神分析官は何の罪もないのに殺られちゃったんですかね。殺っちゃう対象は無差別の危険なヴィランになってます。
この映画を観て暗鬱になる人が多いようですが、私は楽しめました。主人公に共感も同情もしませんでしたが、カタルシスを味わうことはできました。同時に切なさも。これはジョーカーの辿りついた、極めて異質の“幸せ映画”です。
この作品がヒットした背景が重要
言わずと知れたバットマンの悪役「ジョーカー」 。
このジョーカーの誕生譚。
監督はトッド・フィリップス、主演はホアキン・フェニックス。
以前、同じくジョーカーが主役の映画「ダークナイト」を観たことがあった。
作品公開後に夭折してしまったヒース・レジャー演じるジョーカーも素晴らしい演技だったけど、今回のホアキン・フェニックス演じるジョーカーは、それに負けず劣らず素晴らしい。
特に、あの笑い方はなかなかマネできない。
引き笑いのような声は、笑っているようにも泣いているようにも聞こえる。
まさに怪演。
この映画が評価高いのも納得である。
さて、ストーリーについてだが、話としては結構単純。
先天的に笑い病とも言える病気に悩まされる主人公のアーサー・フレック(ジョーカー)が、売れないコメディアンを続けながらも慎ましく生きていたところ、様々な不幸が重なり、闇に落ちていく。
この不幸がまた1つ1つ重い。
最初に不良に襲われるのも気の毒としか言えないし、電車内で銃を使って3人を射殺するのもある意味正当防衛とも言える。しかし、殺人を犯してから、徐々に不幸度が上がっていく。出生の秘密を知り、さらに恋人だと思ってた人との関係性が実は妄想だとわかり、さらに自分の舞台がTVで流れ晒しものになってしまう。
最初、アーサーは社会(法)の枠に何とか納まろうともがいていた。
しかし、一度殺人を犯してから、徐々に狂気が増していく。そして、最後は社会の外へ飛び出し、心が解放されてジョーカーとなる。ジョーカーとなった後に、階段で踊っている姿はまさに解き放たれた姿そのもの。
そして、ラストへつながる。
前作のダークナイトでも感じたが、バットマンシリーズの登場人物は、アベンジャーズのような特殊能力を持ったヒーローではない。バットマンも結構普通の人間だし、ジョーカーも今作品で最後に車の事故でかなりダメージ受けてた。
おそらく、この設定が良いのだろう。
空飛んだり、敵をなぎ倒すようなヒーローものだと、ここまで悪役に共感はできない。1人のちっぽけな人間が、普通の人が感じる苦悩を通じて悪に染まっていくからこそ、その悪の姿に共鳴する。
そして、舞台となるゴッサムシティは、現在の「格差問題」を象徴している。
アメリカはそれほど詳しくないが、舞台は1970年代のニューヨークのサウスブロンクスあたりがゴッサムシティのモデルではないだろうか?
当時は相当な貧困街で、犯罪も多発していた超危険地域だったらしい。
映画を観てる人は、裕福な人が没落して、悪という形にしろ貧しい人が台頭していく姿にカタルシスを覚える。現在のアメリカ・・いや、日本含めて全世界でヒットするわけだ。それくらい全世界で格差が広がっている。私も、最初はいたたまれなくて観てるの辛かったけど、途中からだんだんとジョーカーに同調するようになったもんな。。。
それに、ジョーカー=「悪」と簡単な図式に落とし込むのは正しくない。
私はバットマンシリーズはダークナイト以外は観ていないので、鑑賞中は全く気付かず映画観終わった後で知ったのだが、最後暴徒に殺されるトーマス・ウェインの息子であるブルース・ウェインが、後のバットマンらしい。
最後のシーンでこの息子がやけにクローズアップされてたので「何でだろ?」と思ってたけど、なるほど、そういう理由だったのか。
ただ、このブルース・ウェインは、明らかにバットマン=「善」という描き方をされていない。これは「ダークナイト」に繋がる伏線なのだろうか?
つまり、この「ジョーカー」は「ダークナイト」と一緒に観て完結する作品なのだろう。
いずれにせよ、久々に良いハリウッド映画を観た。
我々の社会を維持するためには、ジョーカーは「悪」である必要がある。
しかし、そんな「建前」が通用しないほど、世の中に不満が溜まってきている。
その1つの現象が、この映画「ジョーカー」のヒットに隠されている。
単純な「善悪」の話ではなく、不幸で狂気的な男の誕生秘話ってだけでもない。評価が高いのは、ホアキン・フェニックスの怪演だけが理由ではないはずだ。
その背景をしっかり読み解くべきだ。
本当の〝ふつうのひと〟に気づかない世の中
このジョーカーは極めてふつうのひとの感覚を持ったジョーカーであると思う
もちろんサイコな要素はあるけれど、あくまで要素だ
表面は笑いながら、辛い現実に対して辛いとかつまらないとか理不尽だという気持ちをたくさん持っている
優しくしてくれる人も選ぶし、母には優しくという一般感覚もがんばっている
ただ、ふつうのひとを拾い上げない現実がトリガーになって突き抜けてしまうだけである
いつこんなダークヒーローがでてきてもおかしくない今の世の中であると思う
ダークヒーローの本当の意味。
最初に人を殺めた後、初めて自尊感情が芽生えて、承認欲求は満たされた。何も持ってない男だと思っていたが、誰しもが持つ負の感情に訴えかける才能の持ち主だった!
暴動が起きている街を眺めながら、beautiful.と呟くシーンにはグッときた。形は違えど、暗く落ち込んだ街に希望の光を放った。喜劇かどうかを決めるのは主観だというジョーカーの言葉はまさしくその通りで、彼にとっては今まで受けてきた仕打ちも人を殺めたことも喜劇だと思うほか選択肢はなかっただろう。
何が正義で何が悪なのかを決めるのも受け取る人々の主観だという強いメッセージを感じた。
ラストシーンでジョーカーを救い出し、もう一度立ち上がらせた人々にとって、紛れもなく彼は正義だった。暗く冷え切ったゴッサムシティと貧しい人々の心にもう一度火を灯した、ダークヒーローの誕生。
ただのホラー映画ではない。
バットマンもダークナイトも、何も知らずに観ました。
殺人シーンは勿論怖くて、特にランドルをハサミで殺すシーンはビクッとなりました。映画館で観てたらめちゃくちゃ怖かったと思います。
でも、殺人をおかす度にアーサーがジョーカーになっていき、スッキリしたほどです。
また、ホアキンの演技がすごい。予告もカッコイイ。
最後の「理解できないさ」がすっごくカッコイイ…!
グロ要素はありますが、ただのホラー映画ではないです。
観ることをオススメします。
映画館なら...
ジョーカーというキャラクターが好きです。ジャック・ニコルソンもヒース・レジャーも。
ホアキン・フェニックスがこれに挑むと知ったとき、アカデミーは確実だと思いました。結果、非常に素晴らしい演技でした。ヒース・レジャーに引っ張られたこの10数年の悪役集大成みたいな、素晴らしいキャラクター。
恐らく、映画館で観ていたら完全にあてられていたでしょう。
ただ家でBDで落ち着いて観て、一つの作品として観ると、完成度としてはダークナイトに及ばないというのが正直なところ。
最終的にジョーカーは、自身がジョーカーになりたくて成ったわけではなく、社会が彼を祭り上げたような印象があります。
個人的にはジョーカーはナニモノにも縛られず、自由でいてほしいと思うわけです。その自由さこそがこのキャラクターの面白さで、魅力だと感じています。
映画の内外問わず、社会が彼を欲した、という現状が最も異常な気がします。
どこか共感できない何かを持たせて欲しかった。理解できない怖さが欲しかった。
あのバットマンのジョーカーとは違う世界
ジョーカーがなぜ誕生したのか?の物語。
面白かったし、よく出来ていたと思う。社会の恵まれない人たちの代弁者として、ジョーカーが街で支持された理由もわかる。
ただ、バットマンを出し抜き、嘲笑うような頭のキレや、何を考えているのか分からない気味の悪さは、このジョーカーからは感じられない。
子供の頃から虐待をうけて脳に障害を持ち、突然笑いが止まらなくなるアーサーは、結果的に精神的に不安定になり、社会的にも派遣ピエロとしてうだつの上がらない生活をしていた。
彼の夢は、人を笑わせるコメディアンになること、だったけど、ピエロとしても不幸が重なりクビになり、頭の良さもユーモアもない彼は、コメディアンの舞台でも滑りまくり。
そんな彼が偶然貰った銃でピエロの仕事の後にエリート社員3名を撃ち殺したら、彼の支持者が増えて、初めて自分のことを社会が見てくれるようになった、と感じていく。
主役のホアキンの演技は凄かったし、出てくるキャラクターみんなよく出来ていて、この作品自体は面白い。
でも、バットマンのジョーカーって、自分が世の中の注目を集めたいために犯行をしていたんだっけ?
別物と思えば良い作品、でも繋がっていると思うと違和感。どうせなら、脳の障害のせいで、人と違う世界観でモノが見える、とかのほうが底知れぬ感は出たんじゃないかなーなんて思いました。
良かったけど記憶に残らないかも
妄想と現実(それも怪しい)が交錯するのが凄く良かった。
役者さんたちも皆んな良かった。
元精神病院に居たお母さんの穏やかさが不穏で良い。
とんとん拍子に追い詰められて精神のたがが外れていく様はもうちょっといびつでもいいかなぁと思った。
あと自分がバットマンシリーズにあまり通じていないので事前に見ておくべきだったなと後悔。しかし私の知る限りのジョーカーがここから発生した気がイマイチしない。
感想としては嫌いじゃないけどすっごく良かったと言う感じでもない印象でした。
賛否両論
初めから惹き込まれました。
すごい作品です。
母親の教えで人を喜ばせたい。
役にたちたい。
ハッピーでいる為に笑い、一生懸命純粋に生きる。
しかし、残酷で冷たい世界・・
悲しい現実、そして事実・・・
主人公の演技力は凄まじいです。
ただ、これがベネチアやアカデミーを受賞していいのかは迷いどころです・・
私は映画には夢や希望を持っていたいと思っていますから・・
勿論、映画史に残る作品だと思うので観て損は無いです。
ただ、考えさせられ悲しくなります。
生き残った少年がバッドマンになり救ってくれると信じています。
世界で起こりつつあることかも。
社会的に差別される弱者の怒り爆発といった感じの映画です。どこにも怒りのはけ口を持たない主人公が、悪に染まっていくことで自己開放の道を見つけます。扁平な道徳のフィルターで単純に善悪を語ることはもはや許されません。
中南米在住です。善を叫んでも相手にされず、破壊以外にのこされた道のない人たちがたくさんいます。実は世界的にこういう状況が増えて来ているんじゃないでしょうか。
日本はまた別の問題があるので、多分ピンと来ないと思います。しかしこういうまさに世界的で今日的な社会問題を素早く見抜いて作品にした手腕は素晴らしいと思います。
ただ、テレビ出演のシーンは、殺害後、放送打ち切りまでやたらと時間があって、リアリティなかったなと思います。
現代人版ジョーカー
現代の不幸な人間が嫉妬と承認欲求や復讐心によりジョーカーと化す物語
新しい解釈のジョーカーということで、まだ理解できるし同情もできるギリギリのラインのジョーカー
常軌を逸しきれてないジョーカーということもあり、いままでの映画ジョーカーと比べるとちょっと弱いかなと いままでのジョーカーがアカギとしたら、今作はカイジみたいな感じ
ストーリーも薄味気味 ただジョーカーがタバコを吸うシーンはかっこよかったです。
うん。
やっと見ました。周囲からも評判が良くわくわくしながら見ました。
格差社会の中で生まれたジョーカーということだったと思いますが、
この格差に関する部分が、エピソードがもう少しあると市民の怒りが伝わったかなと。
どんどん怒り出すし、ずっと笑ってるから途中でついて行けなかった。
あとバットマン(現在は子供)との出会いの場面ももう少し時間をさいてほしかった。
大好きなロバートデニーロをあっさりと殺した場面では、「おっと、デニーロ」だぞ!と声が出てしまった。階段の踊る場面や、最後のジョーカーメイクが生まれるシーンなどもあったので、私なりの評価では、3.5~4.0の間くらい。映画館だと違ったかな?
高評価の方、すいません。
全399件中、321~340件目を表示