ジョーカーのレビュー・感想・評価
全402件中、321~340件目を表示
あのバットマンのジョーカーとは違う世界
ジョーカーがなぜ誕生したのか?の物語。
面白かったし、よく出来ていたと思う。社会の恵まれない人たちの代弁者として、ジョーカーが街で支持された理由もわかる。
ただ、バットマンを出し抜き、嘲笑うような頭のキレや、何を考えているのか分からない気味の悪さは、このジョーカーからは感じられない。
子供の頃から虐待をうけて脳に障害を持ち、突然笑いが止まらなくなるアーサーは、結果的に精神的に不安定になり、社会的にも派遣ピエロとしてうだつの上がらない生活をしていた。
彼の夢は、人を笑わせるコメディアンになること、だったけど、ピエロとしても不幸が重なりクビになり、頭の良さもユーモアもない彼は、コメディアンの舞台でも滑りまくり。
そんな彼が偶然貰った銃でピエロの仕事の後にエリート社員3名を撃ち殺したら、彼の支持者が増えて、初めて自分のことを社会が見てくれるようになった、と感じていく。
主役のホアキンの演技は凄かったし、出てくるキャラクターみんなよく出来ていて、この作品自体は面白い。
でも、バットマンのジョーカーって、自分が世の中の注目を集めたいために犯行をしていたんだっけ?
別物と思えば良い作品、でも繋がっていると思うと違和感。どうせなら、脳の障害のせいで、人と違う世界観でモノが見える、とかのほうが底知れぬ感は出たんじゃないかなーなんて思いました。
良かったけど記憶に残らないかも
妄想と現実(それも怪しい)が交錯するのが凄く良かった。
役者さんたちも皆んな良かった。
元精神病院に居たお母さんの穏やかさが不穏で良い。
とんとん拍子に追い詰められて精神のたがが外れていく様はもうちょっといびつでもいいかなぁと思った。
あと自分がバットマンシリーズにあまり通じていないので事前に見ておくべきだったなと後悔。しかし私の知る限りのジョーカーがここから発生した気がイマイチしない。
感想としては嫌いじゃないけどすっごく良かったと言う感じでもない印象でした。
賛否両論
初めから惹き込まれました。
すごい作品です。
母親の教えで人を喜ばせたい。
役にたちたい。
ハッピーでいる為に笑い、一生懸命純粋に生きる。
しかし、残酷で冷たい世界・・
悲しい現実、そして事実・・・
主人公の演技力は凄まじいです。
ただ、これがベネチアやアカデミーを受賞していいのかは迷いどころです・・
私は映画には夢や希望を持っていたいと思っていますから・・
勿論、映画史に残る作品だと思うので観て損は無いです。
ただ、考えさせられ悲しくなります。
生き残った少年がバッドマンになり救ってくれると信じています。
世界で起こりつつあることかも。
社会的に差別される弱者の怒り爆発といった感じの映画です。どこにも怒りのはけ口を持たない主人公が、悪に染まっていくことで自己開放の道を見つけます。扁平な道徳のフィルターで単純に善悪を語ることはもはや許されません。
中南米在住です。善を叫んでも相手にされず、破壊以外にのこされた道のない人たちがたくさんいます。実は世界的にこういう状況が増えて来ているんじゃないでしょうか。
日本はまた別の問題があるので、多分ピンと来ないと思います。しかしこういうまさに世界的で今日的な社会問題を素早く見抜いて作品にした手腕は素晴らしいと思います。
ただ、テレビ出演のシーンは、殺害後、放送打ち切りまでやたらと時間があって、リアリティなかったなと思います。
現代人版ジョーカー
現代の不幸な人間が嫉妬と承認欲求や復讐心によりジョーカーと化す物語
新しい解釈のジョーカーということで、まだ理解できるし同情もできるギリギリのラインのジョーカー
常軌を逸しきれてないジョーカーということもあり、いままでの映画ジョーカーと比べるとちょっと弱いかなと いままでのジョーカーがアカギとしたら、今作はカイジみたいな感じ
ストーリーも薄味気味 ただジョーカーがタバコを吸うシーンはかっこよかったです。
うん。
やっと見ました。周囲からも評判が良くわくわくしながら見ました。
格差社会の中で生まれたジョーカーということだったと思いますが、
この格差に関する部分が、エピソードがもう少しあると市民の怒りが伝わったかなと。
どんどん怒り出すし、ずっと笑ってるから途中でついて行けなかった。
あとバットマン(現在は子供)との出会いの場面ももう少し時間をさいてほしかった。
大好きなロバートデニーロをあっさりと殺した場面では、「おっと、デニーロ」だぞ!と声が出てしまった。階段の踊る場面や、最後のジョーカーメイクが生まれるシーンなどもあったので、私なりの評価では、3.5~4.0の間くらい。映画館だと違ったかな?
高評価の方、すいません。
ラストは見事な〇〇オチ。
私はこう捉える。
今回のジョーカーはアーサーの妄想オチだったと。
1つ1つのことをとても丁寧に創り上げれた本編。
観始めたときは現実の物語が進行しているのかと
思っていたが、
冒頭のカウンセリングのシーンと
ドアに頭を打ち付ける精神病棟のシーンの
時計の時刻が一緒であることに気づく。
(11時11分か12分頃)
その時計の主張の大きさに違和感を覚えたまま本編へ戻ると
アーサーの現実と妄想が交互していく。
一番わかりやすいのは好意を抱いた女性。
おそらく現実で起こったのは
エレベーターに同乗したシーンと
ストーカーをしたシーンと
勝手に部屋に入ってソファーに座っていたシーン。
その他は全部アーサーにとって都合のいい妄想。
(アーサーの理想ともいえると思う)
これを軸に置いて考えると、彼女が観に来てくれたコメディアンのライブも妄想ということになる。
つまり、
それをきっかけに番組に呼ばれたのも妄想。
殺人を犯したのも妄想。
(そもそも地下鉄殺人の時に銃の弾は撃ち切ったので番組放送内では撃てなかったはず)
ラストシーン
アーサーが精神病棟でカウンセリングを受けている。
冒頭と同じといえるシーンに切り替わる。
そしてアーサー自身が切り出す
「面白いジョークを思いついた」と。
全てはアーサーが精神病棟で考えた
「ジョーク」
つまり本編は妄想オチ。
と、いうのが私の見解です。
妄想オチといってしまうと
夢オチみたいな都合のいいものとして
捉えられてしまうかもしれないけれど、
アーサーの妄想は
自分の中に「ジョーカー」が誕生した瞬間なので
本当の物語はこれから動き出すのかと思うとゾクッとしました。
さてさて。
妄想オチとは言いましたが
本編全てを妄想にするのは難しいと思うので
アーサー自身の実体験がチラホラ妄想内に入っていると思います。
悲劇を喜劇にしたいという想いが強いので
母親のくだりはほぼ現実なんじゃないかと思ったり。
あと個人的に疑問に思っていることがあるのですが
最後に「パパ」を殺したのって誰なのでしょう?
パパとママは殺すけど息子は殺さない。
そうしたのは誰なのでしょう?
観終わったあと考察しがいのある映画って
本当に素晴らしいと思います。
素敵な時間をありがとうございました。
格差社会で起こるかもしれないこと
職場でもちょっと浮いていて、いま一つ人の輪に入れないアーサー
何でもないときに笑ってしまう症状があり、見知らぬ人にも煙たがられてしまう
そんな彼の夢はコメディアンだが、同僚から銃を受け取ってしまうことで、人生が急転する
深夜の電車内でエリートサラリーマンに絡まれて撃ってしまったのだ。
アーサーはピエロの格好をしていたので、すぐには捕まらない。
不況の煽りで負け組はピエロの格好をして集まるデモが繰り広げられようとしていた。
その街中をTVショー出演のため歩くアーサー。
踊りながら階段を降りるシーンは美しく気高さがあった。
最後、笑いで締める妄想オチは拍子抜けではなく、どこまでが妄想か考えさせられる。
主演男優賞、作品賞、監督賞をとれると思います。
鑑賞後まっ先に主演を検索。ホアキン•フェニックス?
知らない名だったが脳裏に刻まれた。
他の映画も観てみたいと思うが、やっぱり少ない。リバーの兄なのに影薄い、いや薄かった。本作はホアキンの出世作になるでしょう。
日本ではここまでの暴動は起こらない。世界ではどうか?フランスならデモだが、ブラジルなら?チリなら?上映禁止になる国があってもおかしくない。
炎上も暴動みたいなものでスマイリーキクチは人生変わってしまった。関東大震災で朝鮮人虐殺など、きっかけがあれば日本でも暴動は起きる。
それが貧困なら取り返しのつかない事態になるかも。
(笑)いやちょっと面白いことを思いついたんでね
永田町通り魔事件(2008年)
貧困はお前らのせいや〜といいながら大臣を無差別に殺傷した事件。
ざまぁと思う人いるよね?台風でタワマンが浸水したときも、ざまぁて言う人いたし。
妄想です念のため
精神病になりそう
R15指定だったのでグロい要素があるのか?と思っていたがほぼなく安心して見られた。
子供がみたらサイコパスになりそうだったのでR15はそういうことかと思いました。
ジョーカーが笑ってしまう病気だと知っても尚私はジョーカーへの不信感が隠せずやばいなって思ったのでこういう私みたいな人間がジョーカーをこういうふうにさせるのかと罪悪感を覚えました。
母親を殺すシーンでは枕で窒息死させていて銃を使わないあたりケジメや覚悟を感じました
コメディアンが死ぬほどつまらない。
どこがウケるのか、、
SMILEの意味
笑顔で始まり、笑顔で終わる。
でもその意味は正反対なものになる。
映画のお手本のような見事な構成。
ある意味ヒーロー映画のような、自身のアイデンティティを確立するようなお話だ。
何が凄いか一言でなかなか言葉に出来ないけれど、何より音楽が凄かった。常に不穏で何か起こりそうで、暴力的な痛々しい感じ。
それでいて目が離せない強さがある。
監督が影響を受けたという70年代の映画も見てみたいと思った。
悪=ダメ?
悪と呼ばれる人も意味をもち殺しをしている。
一時的な恨みの感情であっても、相手にムカついたから殺した。
どうしてその感情が巻き起こったか?
それを解決しないと殺しは続いていくと感じた。
仕事をクビになって精神を病んだピエロは自分がバカにされたりした相手を次々に殺していく。
彼は養子。
その母親から暴力も受けていた。
母親は市長と禁断の愛を育んだ。
正直微妙かなぁ
映画単体としてみれば、
確かに面白い社会派の映画だ…
けどジョーカーとして見ると正直微妙
自分もダークナイトで予習しただけだったけど、
ダークナイトと繋がらない…
ダークナイトでは、犯罪歴のない(捕まったことのない)ケチなコソ泥が
バットマンのビックリするような正義に照らし出されて表舞台に…って説明だったはずなのに
精神異常者が病んで人殺しちゃいましたみたいな話になってた
挙句オチがこの話自体夢オチかもねみたいにお茶を濁して、ダークナイトと繋がらなくてもしょうがないよねと言わんばかりの終わり
面白い社会派映画作ったから見てほしい!
じゃあ、ジョーカーの名を借りて人集めてみよう!
…みたいに邪推してしまった
もやもやもや
非常にもやもやが残る作品でした。
精神障害を持つ大道芸人が世間の目だとか他人の声だとかに苦しんでいつしか犯罪を犯してしまう…話。
演出も俳優さんたちの演技も素晴らしく、その点だけで言うなら星5でした。ただ、バットマンを知っていて、ジョーカーも知っていて、バットマンの敵としてのジョーカーを求めて観ると消化不良を起こすような気がします。私はそうでした。
作中好きなシーンは沢山あります。でも(あくまで主観なのですが)それはストーリーではなく演出だと思うのです。ストーリー自体は主人公がジョーカーである必要があるのだろうか?という思いが拭えませんでした。
これがジョーカーでなかったのなら、ただの大道芸人であったなら、私はこの映画をただ素晴らしいと評価していたと思います。
ジョーカーになる以前のアーサーやジョーカーとして名乗りを上げてすぐのジョーカーが、バットマンの強大なヴィランとして無差別テロを起こすようになるのがどうも想像しづらいのです。将来の姿を想像するとそこまでなるかな?という気持ちになってしまいます。
正直なところ、ジョーカーの過去はどこかでみたような話でした。経験したことがない人間が知った口を、という話ですが、わざわざ主人公がジョーカーである必要は?と…。
ジョーカーはあなたのすぐそばにいるかもしれない、そんな恐怖を駆り立てるような作品なのかもしれません。ホラー映画と同じようなものなのでしょうか。あなたの後ろにも貞子が…、というような?残念ながら私は映画を束の間の現実逃避として観るタイプなので、そういった感覚も解りませんでした。
もし現実にジョーカーが存在して、その過去を描くドキュメンタリーのような作品でした。
私自身人生経験もゼロに近い若造ですし、学も有るとは言い難いのでこういった感想ですが、この映画は自分の目で耳で心で考えるのが一番かと思います。映画館でお金を出して観てほしいとは言いません。でも一度は何かで観てほしい作品です。
乱文失礼いたしました。少しでも参考になれば幸いです。
単純にテンポが悪い
大体のシーンが無駄な尺が多く、30分ぐらい短くできると思われる。
始めの笑い病の所もなげぇなぁ。とその段階から見に来た事を後悔し始める
作中で全ての原因となった、会社の同僚が何故銃をあげたかと、銃を保育園?に持って行ったかが不明、会社の責任者も何故持っていったんだ?と聞いて、いえピエロとしての仕事道具と答えていたが、いらんでしょ、と責任者に言われクビになる。まったくその通りだと思った。
銃でむかつくやつを殺しまくる所は爽快、血で口紅するぐらいかなぁ、見所は。
全てのシーンが主人公の妄想の可能性があるが、どうなのかは明かされず、
脚本執筆時に意図していた“真実”をいずれ明かすという監督、いずれなので、いつかは不明、解釈は視聴者におまかせします。
うーん、倍速でレンタルで良いと思います。
思ったより全然良かった
あまり期待していなかったが、友人に誘われたので映画館で鑑賞。
観終わった後の満足感は十分あって、映画館向きの作品だった。
段々と一人の男が狂っていく様を描いているのだが、構成としてはそこまで複雑ではなく、しかし一つ一つのシーンで目が離せないような魅せ方があった。
カメラの構造的には寄りで背景がボケボケというようなショットが多く、通常であったら疲れてしまいそうなところだが、むしろ「最初から最後まで緊張感持って見ろよ!」っと挑発されているような気がして、世界にのめり込むことができた。
特に良かったと思うところは、狂った男「ジョーカー」の話ではあるのだが、もちろん最初は(ちょっと変わっているが)普通の男で、それがなぜ狂っていくかの過程が突飛なものではなかったというところ。
銃を取得する所は日本では現実離れしているが、その他のジョーカーがジョーカーなりうる要因たちはどれも共感することが出来るようなもので、その一つ一つが私達の日常の中に潜んでいると思うと恐ろしくなった。いつ、なんの言葉が他者を傷つけるか分からない。しかしそれを防ぐことが出来るのも人との関わりで、寄り添い話を聞いてくれる人(味方)が周りにいることが大切だと思った。
タイトルなし(ネタバレ)
きのう新宿TOHOで観たけど、内気で孤独な精神疾患患者が空想するお話し。
根暗な生徒って、自宅で学年1の人気者の空想でもしてんだろーなって感じ。
ラストの血の足跡は、暗に今後空想を実行しちゃうかもよ?って暗示なだけ。
テンポ遅くて、10分に1分のペースでウトウトしてたから何ともいえないけど。
この作品は映画向きじゃない。短編TVドラマ集の1話の15分で収まるレベル。
大きなスクリーンだと完全体のJOKERが普通のピエロって感じでダサかった笑
電車で3人に絡まれるシーン…殴られるまでが現実で、その後の反撃は空想。
JOKERに感情輸入というか…誰しも日常で『あるある!』ネタみたいなレベル。
上司に怒られてる最中に、同時に上司をギャフンと言わせる空想してる的な!
うーん、
主演の方の演技は素晴らしいけどストーリー的には微妙かな
過去のジョーカー作品を知ってるからなんとなく話合わせる事出来るけどバットマンシリーズを観てない方々からすればただの不運で上手くいかないおっさんが犯罪に走るだけの感じだし最後は妄想オチみたいな感じだし
ダークナイト観た人とかも微妙なのは分かる気します。
あのおっさんが後にバットマンと戦う姿なんて想像も出来ません
なんか題材がジョーカーだから注目されてファンも高評価にしてる様に感じます。
ジョーカーじゃなかったらこんなに高評価もなかったのでは
不幸の押し売り
不幸でどんどん歪んでいくわけですが恋人も出来たり優しい人も数人ですがいるのにそこまでと思えました。
幸せやわかってくれる人が少しでもあるなら耐えたほうが人として後悔がないだろうああなってはいかんと(当たり前ですね笑)考えた映画です。
今はヒーロー系の映画を感情移入を狙ってシリアスな展開にしたがりますがシリアスにしすぎて外れた映画ですね
レンタルに並んでも善悪のつかない子供には見せない方がいいでしょう
全402件中、321~340件目を表示