ジョーカーのレビュー・感想・評価
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ホアキンのダンスシーンがおしゃれ
JOKERのダンスシーンの描き方がやけにおしゃれに
見える、、狂気の最中、ホアキンの端正な繊細な描写が
とても美しくみえたり、不思議な映画。
しかしこの映画はやはりホアキン・フェニックスという
役者ならではの魅力が持っていったところが大きいと
思う。
愛を知らずに、自分の価値を破壊のシンボルに見出した
JOKERの姿。骨が浮き彫りになったホアキンの身体も
説得力があったなー。
どんな不幸も命を奪っていい理由には、決してならない。
ジョーカーというひと殺しがいかにして出来上がったかを正当化・美化して描く・・という実は単純明快な作品。
もちろん作り方も上手いですしホアキン・フェニックスの演技はすさまじい程狂ってて映画好きとしては見所は沢山あるのですが、最後は冷酷な人殺しになってしまうわけで、これが一般に大ヒットしたことは恐怖以外のなにものでもありません。
昨今の通り魔的な事件の動機と被り、こんな作品に「共感」してしまう若者が出て来るのは困りものです。
どんな不幸も他人の命を奪っていい理由には決してならない。
確かに、世の中は理不尽だし悪いひとも多いですが、「それでもみんな頑張って笑顔で生きている」のです。それを忘れないでほしいな、とおじさんは思います。
ダーティ ハリーを思わすタッチ
あの前の ダーティハリー を思わす
サンフランシスコ辺りの 不気味なタッチ
アングル たまりません。
ハリーキャラハンがあのせこい凶悪犯に
追い回せれて 追い詰めて行くスリリングな展開とは逆転された 急にそこまでやるかって
しかもねちっとしたリアリズム
松田優作のバイオレンスのスカッと感と
違った別時限の恐怖
バット マンの後付けとはいえ
時代と共にこの感じが許されるように
なったのでしようか。
1点だけ引っかかった
鑑賞してから数ヶ月経ってのレビューのため一言だけ。
主演の演技力は、さすがアカデミー賞。
脚本も文句なし。
ただ、これがダークナイトでバットマンを追い詰めたあのジョーカーか?何というか、ズル賢さ、知性は感じられなかった。狂気、カリスマ性は感じることができたけど。
悲運
ダークナイトで何故ジョーカーが生まれたのかが描かれていなかったため、非常に楽しみにして観賞した。
結果、悲運としか言いようがない人生。産まれ持って不公平な環境が生み出したキャラクターであった。
演技は凄みがあり、惹きつけられた。
ダークナイト以来の衝撃
脚本もカットも演技も良かった
そしてジョーカーというキャラクターは秀逸な悪役だと再認識
みんなのレビュー見たので追記
バットマン愛が強い人と、逆に全然知らない人は評価低い気がする。俺くらいがちょうどいい(^ω^)
アカデミー賞 作曲賞おめでとう🎊
この映画を観る前と後では悪人に対する憎悪感が変わってしまった。どこかの宗教で罪を憎んで人を憎まず。と言うのを聞いた事があるが初めから悪人はいないとまで思えてしまう。(でも悪はダメだけど。)
実際にいたのか?と思ってしまうほど狂気に満ちたジョーカー。演技がリアルで怖いね。悲しいね。辛いね。
この映画を盛り上げている1つの要素にサントラがあってどれも聞いた事があるのにこの映画のおかげで楽しい音楽ではなく孤独で悲しみに満ちた迫力ある曲となってしまった!
忘れられない映画の1つになった。
痛快(痛烈)な社会風刺作品。
毎日毎日、早出だー残業だーと忙しく…劇場に行く元気もないので、Amazonでレンタルして観ましたが、観終わった直後の余韻が半端なかった…。
そもそも誕生秘話と思って観ていたら、「え?そうでもないの?」と思う様な内容で、ジョーカーに1本取られた〜(笑)!なんて気分に(笑)。
ただ、この作品を観た人と感想を語り合ったら…やっぱり観る人によって、かなり捉え方が違うんだなーと。
ただ思うのが、このジョーカーってかなり人間味があるなって(笑)。殺す人を選ぶとか、「津山三十人殺し」と重なった。
内容も、ゴッサムシティの荒んだ街もそのままに、金持ち風情(←こう言ってる時点で自分はジョーカー側の人間なんだなと認識(笑))や下層階の人達との差、ジョーカーが劇中 観ていた「モダンタイムス」に象徴される社会風刺。夢や希望もなく ただただ社会の歯車として生きて行く世の中。
そこに現れたアーサーに、虐げられてきた者達が、皆 自分を重ね合わせ 彼をヒーローに担ぎ上げる。
面白いのが、彼の妄想の世界と 恐らく現実で起きていることが交差するのだけど、暴動が起きた最中、ウェイン夫妻が暴徒に射殺されるシーンに、ジョーカーがウェイン夫妻を射殺するシーンが繰り返され、ここで“バットマン VS ジョーカー”の構図が出来上がってるのが面白かったかな。
だって、実際は ウェイン夫妻は暴徒に射殺されたのであって、直接ジョーカーに殺された訳じゃないんだから(間接的に殺したと言えば そうなんだけど(笑))。
だけど、母を苦しめたコイツを葬ってやった達成感みたいなものの現れだったのかな。
そしてラストのシーン。
ここで、今まで私達が観させられて来た2時間は、実はジョーカーが創り出した“虚構の世界”だと気付かされる。
これはヤラれたな(笑)と。
だけど、それすらもフィクションなのかと“?”だらけ(笑)。
ジョーカーの掴み所のないキャラに翻弄され苦笑いしか浮かばない(笑)。
このジョーカーに、何故か物凄く共感してしまうのは、この作品を観ることで 普段押さえ込んでいる鬱憤を開放し、社会でのバランスを上手く保つことが出来るからじゃないかなと思った。
そう、だから ジョーカーは社会を映し出す鏡なんだよ。みんな見て!
そしてなんと言っても この作品中のジョーカーの衣装が凄く良かった!ホアキン・フェニックスの演技(ジョーカーの立ち居振る舞い)も素晴らしく 凄い役者さんだしカッコイイなー!っと。
それと、アーサーの母親役を演じた フランセス・コンロイって、本当にこういうバカ親(言い方は悪いけど)が良く似合う女優さんですよね(笑)。
「アメリカン・ホラー・ストーリー」然り。
妄想
コメディアンを目指すが目が出ず、ピエロになって生活費を稼ぎ、母親の面倒を見ながら暮らす男の話。
障害があり、職場の同僚からも気持ち悪がられ、
会社も首になってしまうが、手にした銃で絡んで
きたエリート会社員を殺してしまってから、人生が大きく変わっていく。
徐々に明るみになる出生と幼少期。社会との繋がりや抑圧からの解放で人生が変わっていくように見えるが、全て妄想のようにも思える。
振れ幅が大きすぎて、ちょっと共感は難しいけど、どうしようもない悲しみは切ない。
間に合ってよかった
気にはなっていたが、今さらになって観た。こんなにいい映画だとは知らなかった。劇場で観られて本当に良かった。
主演の迫る怪演と音楽、映像、演出どれもいい。
今AXNでドラマ「ゴッサム」を全話連日放送してるのに観てないし録ってもいない事を心から悔いている。
だってトリックスターのジョーカーだもん
これこそ自分が長年”夢に見ていた映画”。
もし自分に漫画や映画を作る才能があればこんな物語を書きたいと妄想してのがついに現実になって目の前に現れた気持ちでした。
イキってるヤツをぶっ殺して、世界が同調していく。
ってのは、この映画の超表面的な部分かもしれない。
でも僕はそこ生理的に反応した。めっちゃゾクゾクした~。
ギリギリで辛くなるくらいの緊張感がずっと保たれてるのが一周まわって気持ちいい。
ずっと何かが起こりそう。でも意外と起こらない。
アーサーへの同情やジョーカーの誕生……よりヴィランが蔓延るゴッサムシティが出来上がる前夜というのにゾクゾクしました。
ここから何十年も続くバットマン vs ヴィラン(ジョーカー)の戦いになっていくのだな、と。
車のシーンはうおおお!!ってなモンですよ!
”ジョーカー”じゃなくてもいいじゃんって意見もあるけど個人的には”ジョーカー”だからこそ楽しめました。
前述の”ヴィランでカオス化していくゴッサムシティ”っていう”バットマンの物語”を背後/未来に感じたから。
ダークナイトってよりバットマンシリーズかな?
オチもジョーカーならでは。
”だってトリックスターのジョーカーだもん”の一言で納得させられる。
そう思うと、ラストの走ってるカットは見事だと思うのです。
あの3分ほどにすべてが詰まってるのかも。
見終わってからいろんな人の考察/感想を読んで考えを巡らすとまた楽しい。
どこまでが現実なのだろうか?
主観/語り手をキーに現実と空想がわからなくなる映画としては『アメリカン・アニマルズ』も面白かったなぁ。
例の階段ダンスシーンで使われる音楽がマリリン・マンソンみたいだったのがなんか嬉しかったです。
やっぱアメリカではそういう感覚なんだ、と。
この映画は視聴者の思想や価値観を反映する鏡
本作『ジョーカー』は賛否両論であるが、色々な方々のレビューを鑑みる限り、視聴者の思想、価値観、人生観が反映されて評論されているように思えてならない。
即ち、その視聴者の人格、嗜好、物事に対する分析傾向を映し出す『鏡のような映画』であると言える。
本作の物語の評論は省かせて頂くが、端的に簡潔にまとめて言えば上記の内容であると考える。
そして私の本作に対する評価は5点満点だ。
何故ならば私の思想や価値観や分析傾向を見事に反映させたからである。
映画でこういうことしていいの?
映画でこういうことしても良いのか?と思わせるほどに、観る者の様々な感情を刺激する演出には感心する。
誰もが、自分の人生の上手くいかなかった部分とジョーカーを重ねるよう仕向けられる。大袈裟かもしれないが、観ている間はそういう気にさせる力強さがあり、高評価には納得。
良く出来ているけど、もう一度観たいとは思わない。コミックの空想世界に、こんなに生々しい失意や悪意を持ち込んで映画に仕立てても、こういう作品を「良い映画」だとは言いたくない。良くも悪くも評論家向けである。
デニーロを出演させ、「タクシードライバー」「キング・オブ・コメディ」との妙な繋がりを感じさせる仕掛けは、何とも不気味で狙い通り。ゴッサムシティ、バットマン物語の利用の仕方も巧妙過ぎる。
「タクシードライバー」「キング・オブ・コメディ」「(ノーラン版)バットマン」という優秀作映画(しかも複数本)の力をしっかり借りてる点は、微妙にルール違反な気もする。
「ジョーカー大活躍のスピンオフ・アクションムービー!」を期待して、なんか違った!と思っている若者には、30歳とか40歳になったらもう一回観ていただきたい。
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