ジョーカーのレビュー・感想・評価
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何がいいのかさっぱり分かりません❗️
前評判が凄く良かったのでかなり期待して見ましたが、期待外れ!全く感情移入できず、はっきり言って退屈でした。どこがいいのか誰か教えて下さい。見終わっても何も残りません。時間の無駄でした。レビュー評価の異常な高さに何か作為を感じてしまうのは僕だけでしょうか❓
かなりブラックなエンターテイメント作品
地獄から生まれた道化師
『ダークナイト』ヒース・レジャーのジョーカーは、悪魔そのものの「狂気」が人の形をして、地上に舞い降りたような存在だった。
すべてのルール、理(ことわり)を破る存在という意味で「トランプのジョーカー」だった。
本作のジョーカーは、違う。
障害を抱えた貧困にあえぐ人間が、他人から存在を認められず、社会に虐げられ、悪意に晒されて、身体に埋まっていた「悪魔の卵」が徐々に大きく育ち、孵化する姿を描いていた。
悲劇が喜劇に見える、笑えないコメディアン「道化師のジョーカー」の誕生物語だった。
進むも留まるも引き返すも、この世界全てが地獄であり、幸せにはならない理不尽な世の中への憤り、怒り。
そして、恐怖の「笑い」が爆発する。
殺人という行為は許されないとは思うが、無自覚に弱き立場の人をさげすんでいる富裕層~一般人が、実に「殺されて当然」とさえ感じ、ジョーカーに感情移入してしまった。
人種を分断し、社会保障費を削り、格差が広がる一方である現在のアメリカ社会で、これをよく作ったなと感嘆しつつ。
実際に虐げられている(同然の低所得などの)層に、この映画は救いとはならないようにも思えもし。
あと、日本でも、安い仕事しかない若い人や、会社をリストラされたり、ハラスメント関連で鬱になったりした人にとっては、本作の内容は「今そこで現在進行形の地獄」そのものを見せられるようなものかもしれない。
(日本でヒットするなら、この国も貧困に喘いでいる人が多く、社会や政治に不満を持つ人が増えているということであろう)
正直、つらく感じる部分もあったが、これを成立させたのは、ホアキン・フェニックスの怪演であろう。
危ういバランスの中の、面白さであった。
たった1人の人間で人は変わる、変われる、変わってしまう
今更だが見に行った。
原作というかバットマンのジョーカーは全然知らない。映画があると聞いたので、ウィキペディアでちょっと経緯?を見て予告も見たくらい。その程度。
しかし、なぜR15なんだろうと思いながら。
これは凄い。
酷すぎる。狂っている。
いや、狂っているのはこの社会かもしれない。
富裕層は支持され死んでしまったら悲しまれ、
貧乏人は見向きもされないし死んでも気づかれない。
貧乏人の言うことなんて耳を傾けようともしない。
仕事はない。金もない。裏切られ、笑われる。
何をしようとしてもダメ。嫌われる
こんな腐った世の中に送るメッセージなのか。
しかし、暴力と狂気に溢れている。
R指定なのが理解出来た。
公開当初囁かられていたが、事件が起こるかもしれないというのはわかる気がする。
賛否両論分かれるってそうゆうことか。
このジョーカーという男により、
世の中は変わっていってしまう。変わり果てる
なんだ警察。なんだ金持ち。そんなのぶっ壊せ
これがとても原作がコミックだとは思えない。
監督もホアキン・フェニックスも言われていたが、原作を見ていないらしい。なるほどな。
原作好きの人からしたら違うだろって所もあるだろう。
これを字幕だけにしたのは正しいかも。
憎しみと苦しみがひしひしと伝わってくる
見てから何時間も経っているが、
ずっと震えが止まらない。そんな映画だ
ジョーカー降誕
前半2点、後半3.5点。前評判を超えず
まさに喜劇。
貧富の差が激しく不満や怒りを表した殺伐とした世の中。
明日どうなるかもわからない自分たちの生活。
ひたすら長い階段と帰路への重い足取り。
毎日生きていく事で精一杯な日常。
どんな時も笑顔で。と母の言葉を信じ鏡の前で笑顔をつくる。
もう、出だしのこれだけでも暗くなる。
見る前から話題となっており、賛否両論と言われてますが残酷性より精神的なもの。
刃物や銃は出てくるが、そんなものはジョーカーの付録にしか過ぎないと言うこと。
観ているだけでこちらの精神が蝕まれていき憂鬱な感覚に陥る。自身の魂すら吸い取られてしまう。
これがジョーカーの武器なのかもしれない。
そして観る人の置かれている状況で、物語の見方すら変わる。
アーサーの内に秘めた何か、これがこと切れた瞬間・・・
憂鬱な程のひたすら長い階段を軽やかな足取りで下る姿は
心優しい母思いのアーサーがジョーカーにかわる瞬間でした。
ひ弱なアーサーがジョーカーへ変貌した時の格好良さも見もの。
そして彼の喜劇に私たち観客も巻き込まれていく。
これが物語のオチ。完全に一本取られました。
そしてダークナイトを見ていない人はきっと理解不能。
ただ話題だから、、、で観覧されてはこの映画は駄作にしかすぎないのです。なので安易に観ると後悔します。
セリフも決して多いわけではなく
下品な笑いと訴えかける目元。
心から笑っていないスマイルも恐怖すら感じる。
全てがジョーカーのペースに持っていかれ、
極限まで落とした体重はほぼ骨と皮。骨が浮き出たあの奇妙な後ろ姿にホアキンの演技力の高さと役に込めた意地を改めて実感できました。
何だかんだ言われてる割に総ナメ!
オスカー受賞、主演男優賞、確実です。
私達も毎日こうして生きているだけで、世の中に不満を持っている人は沢山いるし、
嫌な事がタイミングよく重なり、ボタンの掛け違いや虫の居所が悪い時は誰だってある。
それでも、どんなに辛い時も笑顔でいなくてはいけないし、人は怒りを押し殺さなくてはいけない時もある。
人の本質なんて何がキッカケになるかわからない、紙一重なのかも知れない。
悲劇を喜劇にかえる事ができるジョーカーの力。
あまりにも引き込まれすぎて観終わった瞬間、これは喜劇だったのか〜と夢と現実の境目と余韻から抜け出せませんでした。
滅多に見ない洋画を
ありがちなストーリーも 演出と役者の力で素晴らしい作品と なる事を実感する映画
ゴッサムシティの悪夢
迫力
これは何の涙だろう。
フォアキン・フェニックスは怪優
自分のなかではフォアキン・フェニックスは Walk the line 君に続く道 の Johnny Cash 役がメインだつた。
10年経ったとはいえ、最初から別人だった。
違和感を感じながらも、徐々に引きずりこまれた。
かなりいい年になってから、自分のどうしようもない秘密を知ることになる酷さは普通の人には想像しがたい絶望感を生んだだろう。年を取るほどに困窮してゆく現実は待ったなしだ。
彼はすごく母親思いで、支えあいながら慎ましい暮らしを二人だけでずっと過ごしてきたのに。
それが、みずから・・・・
二人だけの親子が唯一の楽しみといってもいいテレビショー出演が決まっていたにもかかわらずだ。
それだけ、一丁の拳銃がもたらしたきっかけは恐ろしい。
破滅への道をすすまざるをえない孤独と絶望、現実世界への怒り。
バットマンとは直接関わりはない別の物語りとして充分完結している。
非常に苦しいが何度も見て、主人公の絶望感と狂気を咀嚼しなくてはと思わされた。
追記
Cream の White Room が流れたときに鳥肌たった。 いいタイミング。Jack Bruce の 歌声は美しく、もの悲しい。
Drumの Ginger Baker が 10月6日に亡くなった。波乱万丈タイプの人だったな。
泥だらけの手で心臓を鷲掴みにされたよう
個人評価:4.7
アカデミー賞おめでとうございます。
主演男優賞の呼び声高いホアキン・フェニックス。その評判は過小評価と言わざるえない。まるで泥だらけの手で心臓を鷲掴みにされている様な感覚を与えてくる。魂までも削った様なその演技は、映画史を揺るがす名演だ。
またトッド・フィリップスの脚本と演出も素晴らしく、絶えず使われる挿入音は、ジョーカーの闇をより濃く、また空間までもが歪んで見える様な世界観を演出している。
本作は最初から最後までジョーカー1人に焦点をあて、登場人物の無駄を一切省いた手法。この映画には助演も女優も必要ない!ジョーカーだけだ!この男を見ろ!そんな孤高な作り込み。
キング・オブ・コメディのオマージュの様な設定もあるが、スコセッシが描いた人間の内なる闇を、本作はさらに引き出していると感じる。
バットマンの本筋とオーバーラップする部分もあるが、妄想の中、社会の膿の狭間で堕ちていく、1人の男のリアルな人間像を描いている。
ダークナイトのジョーカーは何処に?
3位/441 2021.05.03現在
ダークナイトが大好きで
スーサイドスクワッドも好きで
映画を観るまでは
ジョーカー大丈夫かな?
と少し不安もありましたが
そんな不安は一瞬で
消え去りました!
素晴らしすぎます!
自分はそんなに頭も良くないので
映画は深く考えずに観るので
基本騙されますが
この映画も見事に騙されたし
結局、どこまでが現実で
どこまでが妄想なのかも
分からないけど、そこが
またたまらなく素晴らしい!
ジョーカーも、普通の人間だし
もしかしたら、自分だって
ジョーカーみたいに
なってしまう可能性だってある!
だから、感情移入してまう。
それを体現した
ホアキンフェニックスの素晴らしさ!
流石に、今後
違う人がジョーカーを演じるのは
大変だろうなぁ。
本当、こう言う
くらーい、おもーい映画
好きだなぁ。
そして、スーパーパワーを
持っていないヒーロー、ヴィランは
魅力を感じます。
続編というか
ホアキンのジョーカーが
もっと観たいというのが本音。
そのくらい素敵!
そして音楽もかっこいい!
自分の大好きな映画は
いつか娘と見たいけど
この映画を一緒に観るのは
相当先だろうな、、、、
以下、
超個人的主観による駄文のため
盛大にスルーしてください
(RG風)
ジョーカーのあるある言うよ♬
ジョーカーのあるある早く言いたい♫
ジョーカーのあるある今から言うよ♩
誰もいない広い階段で
ジョーカーのダンス踊りがち♪
初回鑑賞年齢→38歳
(2021年時点40歳)
初回鑑賞場所→映画館
鑑賞回数→3回
記憶度→95%
マイ映画ランキング
2021年時点
全映画中→3位
洋画部門→3位
ヴィランが主役部門→1位
痛快(痛烈)な社会風刺作品。
毎日毎日、早出だー残業だーと忙しく…劇場に行く元気もないので、Amazonでレンタルして観ましたが、観終わった直後の余韻が半端なかった…。
そもそも誕生秘話と思って観ていたら、「え?そうでもないの?」と思う様な内容で、ジョーカーに1本取られた〜(笑)!なんて気分に(笑)。
ただ、この作品を観た人と感想を語り合ったら…やっぱり観る人によって、かなり捉え方が違うんだなーと。
ただ思うのが、このジョーカーってかなり人間味があるなって(笑)。殺す人を選ぶとか、「津山三十人殺し」と重なった。
内容も、ゴッサムシティの荒んだ街もそのままに、金持ち風情(←こう言ってる時点で自分はジョーカー側の人間なんだなと認識(笑))や下層階の人達との差、ジョーカーが劇中 観ていた「モダンタイムス」に象徴される社会風刺。夢や希望もなく ただただ社会の歯車として生きて行く世の中。
そこに現れたアーサーに、虐げられてきた者達が、皆 自分を重ね合わせ 彼をヒーローに担ぎ上げる。
面白いのが、彼の妄想の世界と 恐らく現実で起きていることが交差するのだけど、暴動が起きた最中、ウェイン夫妻が暴徒に射殺されるシーンに、ジョーカーがウェイン夫妻を射殺するシーンが繰り返され、ここで“バットマン VS ジョーカー”の構図が出来上がってるのが面白かったかな。
だって、実際は ウェイン夫妻は暴徒に射殺されたのであって、直接ジョーカーに殺された訳じゃないんだから(間接的に殺したと言えば そうなんだけど(笑))。
だけど、母を苦しめたコイツを葬ってやった達成感みたいなものの現れだったのかな。
そしてラストのシーン。
ここで、今まで私達が観させられて来た2時間は、実はジョーカーが創り出した“虚構の世界”だと気付かされる。
これはヤラれたな(笑)と。
だけど、それすらもフィクションなのかと“?”だらけ(笑)。
ジョーカーの掴み所のないキャラに翻弄され苦笑いしか浮かばない(笑)。
このジョーカーに、何故か物凄く共感してしまうのは、この作品を観ることで 普段押さえ込んでいる鬱憤を開放し、社会でのバランスを上手く保つことが出来るからじゃないかなと思った。
そう、だから ジョーカーは社会を映し出す鏡なんだよ。みんな見て!
そしてなんと言っても この作品中のジョーカーの衣装が凄く良かった!ホアキン・フェニックスの演技(ジョーカーの立ち居振る舞い)も素晴らしく 凄い役者さんだしカッコイイなー!っと。
それと、アーサーの母親役を演じた フランセス・コンロイって、本当にこういうバカ親(言い方は悪いけど)が良く似合う女優さんですよね(笑)。
「アメリカン・ホラー・ストーリー」然り。
悲劇的で喜劇的な悪のカリスマ''JOKER''の誕生秘話
109シネマズ川崎のIMAXにて鑑賞。
映画「ダークナイト」で一躍脚光を浴びたヴィラン、ジョーカーが何故悪に染まり、何故「ジョーカー」と名乗るようになったかがこの映画を観ればわかる。
その様はあまりにも悲劇的で、喜劇的。
時折目を覆いたくなるような現実の悲惨さを目の当たりにしながらも、笑うことをやめず、「悪のヒーロー」なんかではなく、「コメディアン」としての己を貫き通すアーサーの姿、笑い声に終始ゾッとせざるを得なかった。
でもアーサーの壊れていく姿を見ていくと、これらに正当性を感じてしまう自分がいた。
こんなにも辛いことがあったのなら誰しもが「ジョーカー」になってしまうような気がしたのかもしれない。
そして、いつしかアーサーを応援している自分がいた。
今作はそういう描かれ方をしていたので仕方の無いところもあるだろうが、どうしてもゴッサムの富裕層が自分には悪にしか見えない。
ただ、個人的には今作はそこまで思っていた程衝撃作ではなかった。
確かにあまりに惨い彼の半生には同情し、恐怖をも感じさせられたが、あまり予想の範疇を上回らなかった。
勿論凄く面白かったのだが、あまり彼のする行動に意外性や衝撃を感じなかった。
「まぁそりゃそうなるわな」という感じ。
やはり「ダークナイト」の方がかなり衝撃を覚えたし、その半生も生い立ちも全てにおいて「謎」であったことも、またカリスマ性を引き立たせていた気がするし、ジョーカーに対立するバットマンという存在もいたお陰で面白かったなぁと思った。
やはり少し思ったのだが、ホアキンとヒースのジョーカーはこれはまた別物だなという感じ。
それぞれに別の良さがあり、特にホアキンのジョーカーの笑い声は、なんだろうな。あんな笑い方出来る人あの人くらいしかいないんじゃないかな。
笑ってるのに全然笑ってるように見えないし、笑い声の中に哀しみや怒りなんかも感じる事が出来るし。
そんなわけで、名優ホアキン・フェニックスの「JOKER」は、凄く面白かったです。
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