ジョーカーのレビュー・感想・評価
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タクシーの上。二つの闇。
ふむふむ。
アメコミ世界って日本の漫画とは違い、キャラクターをガッチリ会社が持っているので、息の長いキャラであればあるほど、何人もの卓越した作家さんの色が時代時代にあったりする。そんななかバットマンに引き付けられ、色んなパターンを貪る様に読んでた記憶が甦った。そういった意味で、流行りの60年代テイストでスタートした瞬間にスイッチを入れ替えられたのは、個人的に良かったのかも。ゴッサムを下から延々と眺める事もなかったかし、「そうきたか!」もあってアーサーばりに笑いたかったシーンもしばしば。調子の良い時のエリックセラの様な音楽も好みでした。
それでも抑え目になったのは単純に「もっとジョーカーを見ていたかった」から。ホアキンジョーカーの吹き出すカリスマ(良くないほう)を、もっと視ていたかったかな。
予告編を超えていませんでした...
予告編を見た時は、ホアキンの役作りの完璧さやカメラワークの情感、音楽、等々で早くもヤラれてしまい、トレイラーだけでウルウルして、勝手にハードル上げまくってました。。
個人的結論は、ヒューマンドラマとしてもクライムアクションとしても、退屈な映画でした。
いろいろ趣向を凝らした演出の意図はホアキンのインタビュー(ダンスすることの趣旨、タバコを吸うこと...等)で話されてましたが、それら1つ1つが分かりにくかったり、軽かったりで、期待値を超える名作には至ってない印象です。良く出来てますが、あのダークナイトを超える名作ではないと思います。
ダークナイトを超える可能性はあった題材と思います。だけどDC世界との関係上、プロットに乗せられずボツになったアイデアも沢山あったと思います。正直、あんな矮小な動機付けでアーサーが稀代の大悪党ジョーカーになったとは結びつきません。ジョーカーが本来持つスペックと通じるフックがないまま、ただの貧困と不幸にまみれた中年男の逆ギレ人生を追ってるだけで、DC世界を盛り上げるファクターとして弱すぎます。
またヒューマンドラマやサスペンスとしての立て付けも、いまいち「え?」なエピソードが多くて疑問でした。ランドルがアーサーに拳銃を渡した意図も不明瞭だし、アーサーがソフィーをそこまで気に入る理由や経緯も適当で、ソフィーがアーサーのそばに居るシーンの方が不自然でした。(その不自然さこそ狙い、とも言えますが、その後のネタバラシ的演出を見ると「え、そーだったの!?」より「うん知ってた」くらいの生ぬるいリアクションしかできません..)
たしかにホアキンの演技と役作りは完璧でした。でも宣伝側の、本作を「怪作」「怪演」というキーワードで押そうというコンタンが見え見えで、そこもまたイヤな印象です。R指定するほどのシーンもそれほどなかったですし。(もっとヤッてくれると思ってたのに..)
長々と書きましたが、要は勝手に期待して勝手に失望しただけの逆ギレレビューです。
いろんな前情報や先入観なくフラット見れた場合は、また違う印象かも...と思いました。
バットマンの知識が全くない状態で見ましたが、十二分に楽しめました。確かにカップルや子供が見る映画ではないが、そこまで鬱じゃない。
おいら的にはハッピーエンドだった。
精神障碍の方が人の真似をやめて、社会を巻き込みながら本当の自分になると言う感じ。
文字にすると何か凄いインパクトだけど、それ以上に面白い。
あと泣けるようになって本当に良かった、あの涙の痕が何とも悲しいハッピーエンドを誘ってました。
joker、ジョーカー。ホラー映画としては。
予告編を見て。
恐々。こわごわ。
見終わった感想はそこまでではなかったような。
コメディアンを目指しながら、いまいちな日々の中での、津々浦々。
そこから、はじまって。
ちょこちょこちょこ。
最後は、バーーッと。
まあまあまあ。
アクションとかあまりなくて。
ホラーより。
怖さときもきもな感じで。
まあまあまあ。
アクションシーンがもっと欲しかったような。
もっと、スカッとしたシーンが少なくて。
まあ、こんなもんかなと。
ダークナイトの印象が強すぎたのか..
地球の真実?
映画が終わって劇場を出る時、半端ない重苦しさに気分が悪くなりそうであった。ジョーカーの悲惨な生き様は余りにも悲しい。その悲しいジョーカーを今の社会システムでは、おそらく救いきれない残酷さがある。その残酷さにこのサイコパスは何故か飄々と立ち向かって行く。そのパワーは人間が持ち合わせている悪魔の力が表出しているかのようだ。
しかし、この悪魔の力も、地球を牛耳っている金融システムをつかさどるわずかの人間に対しては、正義になることもある。
私たちはその操っている側の人間にも、時にはしぶとく立ち向かわないとやられてしまうことがあるから気をつけなければならない。
いずれにしても世界でたった6%の人間が全世界の富の59%を所有し、その6%がアメリカ国籍の人間であり、80%の人間は標準以下の居住環境を余儀なくされ、
70%の人間は文字が読めません。50%の人間は栄養失調に苦しみ、1%の人間が瀕死の状態にあることを、忘れてはいけないのである。
この作品は復讐心が殺人引き起こすという意味では、自らの宿命の改善には何も役に立っていません。むしろジョーカーはただの悪党です。
ただ、私たちにはジョーカーの不幸から見えてくる、社会システムの悪と戦う必要性は多分にあると考えます。
たった今、観てきました・・・でも何にも言えないし、言いたくない。重...
狂気のための狂喜!
作品としては良しなのですが、気に食わないのは
ウェイン一家襲撃事件。
あそこまで暴動起きてるのにアルフレッド以下、
ガードは何をしてるの?
わざわざあんな裏道行く?
殺されに行ってる様なあの描写はストーリー感じない。
美しくも無いし、喜劇でも無い。バッドマン最高の見せ場の一つが簡単すぎる!
どーやって今後、ブルースと対峙して最大のビィランになるんだよ。暴漢にやられただけ? はい??
キャットは? 将来が読み取れない。
散々さげすまれ、蹴られ、肉親からも裏切られて
底辺まで堕ちた時に人は変わる……
正に暗部のDC!
ただ、もっと華麗に魅せてほしい。音楽と神と
リンクして欲しかった。音楽が最高点来た時に
彼の言うアートがより昇華する。
狂気しかかんじない。
階段でのステップなんて見せ所なのに
そうする事で、もっと怖い
ブラックヒーローになれたと思う。
ハーレクインは完全にポップな感じで良いけど、
ジョーカー はもっと気高く描いても良かったのでは?
エンディング個人的にはバッドダンスで良いだろ。
ショータイムなんだから。
R指定何だから徹底的に狂気と美と喜劇を
創り出してほしかった。
やっぱりjokerよりpenguinのほうが好きだな
知られざるジョーカーの過去が明らかに
やはりジョーカーも最初から悪者ではなかった。
周囲の環境や人々により誕生した。これにともなう背景などがしっかりと描かれているので映画の雰囲気にあっという間に吸い込まれる。
バットマンは観たことがないけど
正真正銘の傑作。
相模原殺傷事件も、京アニの事件も、仕事柄「私が犯人でもおかしくなかったな」と思っているのだけど、この映画はそれを裏付けてくれたような気がする。
誰がああなってもおかしくないのでは。
苦しいときにサポートもなく、自力で這い上がるすべがなく、追い打ちをかけるような出来事が次々と起きたら。
音楽もいいし映像の雰囲気もいい。途中で妄想と現実の区別がなくなっていることをきちんと描くことで、今まで観ていたものももしかして本当のことではないのかな?と思わせるし、じゃあ本当のことって何なのかな?とも思う。何よりジョーカーの目の演技がいい。
車のボンネットの上で無理矢理笑顔を作るジョーカー。沢山の人が自分を見てくれて嬉しい、でも寂しくて悲しくて後悔もしてる、けど楽しい気もするし誇らしい気もする。相反する感情があらわれているのは、全編を通して彼にとっての笑顔、笑いを描いてきたからだと思う。
欲しかったのはハグとキスだけって言うのが一番胸にくる感じがした。
あまり感想をまとめられない映画。
やるせない気持ちになるけど、観てよかったなと思った。
これを分からない、つまらないと言える人生でありたかった。
マスクは禁止にしちゃうぞ!
連日ニュースで届けられる香港のデモ。二日前には覆面禁止法なるわけのわからぬ法律が施行され、デモ隊の逮捕者が続出。そんな法律作られたらジョーカーが誕生しないじゃん!などと『Vフォー・ヴェンデッタ』(2005)まで思い出してしまいました。ピエロの化粧を施すのと仮面を被ることは同じ意味なのでしょうが、殺人鬼であるジョーカーを称え、市民が蜂起(とまではいかない暴動程度)するシーンは身震いしてしまいました。
これというのも貧富の差がゴッサムシティにも広がってるためであり、Vフォー・ヴェンデッタと雰囲気も似ています。現実問題でもある香港においては、民主主義を守るための抗議です。この香港情勢からも目が離せません。
さて、ジョーカーことアーサーですが、笑い病?をずっと患ってるようで、しかもワンテンポ遅れて笑ってしまう病気です。これじゃ吉本新喜劇じゃあーりませんか!たしか内場さんが得意だったハズ。しかし、ジョーカーのこの病気は笑えるどころか不気味です。それでもコメディアンになろうとしてるんだから、まずは吉本に入って腕を磨いてください!とツッコミたくなります。
ロバート・デ・ニーロもよかったし、ホアキンも良かった。オスカーノミネートも確実なのでしょう。ブルースの両親もやられちゃいましたが、こうやってバットマンとジョーカーの因縁も誕生してたのですね。詳しくないのでよくわかりませんが。
哀れ悲しい暗い面白い。
いやはや、なんとも不幸なついてない
しかもハンデのある、ど貧乏な主人公。見ていて悲しくて哀れな暗い気分になります。さらに仕事はピエロ。笑いながら泣くピエロ。
自分の妄想にちょっとだけ救われたりしますが、結局は暗い世界に飲み込まれてしまいます。
が、しかし、ゴッサムシティではひとりではありませんでした。みんながピエロ。みんながジョーカー。みんなが哀れな悲しいゴミみたいな泥だらけの人生を歩んでたのでした。あんただけじゃない!みんなも全員同じ気分だぜ!これが唯一の救い。ダークピエロ、ダークヒーロージョーカーの誕生でした。
日本でも、世界でも今はまさに同じですよね。一部の権力者、大金持ち、成功者、元助役、電気会社のお偉いさん達、どっかの国の偉い元首が素晴らしく成熟した、まっかな果実を独り占めする社会、世界。残った者はひたすら泥水をすする。負ける奴はひたすらに負け続け、助けの声は捨ておかれ にげまわりとばされたりかき消されたりする。一部の富裕層が連続で勝ち続けるシステムがすでに昔から完成されています。これをド派手に破壊し黄金の金庫から光り輝く金貨をざくざく横取りするしか、システムを破壊して新しい社会を作ることはできなくなっています。犯罪はダメですが、結局何も変わらない何もよくならないまま時間は過ぎていく。潜在的にはまさにジョーカーの登場を皆さん待ち望んでいるのでは?と言うのがほんまに恐ろしいテロ多発時代!まさしく今が、そうなのかもしれませんね。
ジョーカーが泣きながら笑い軽快にダンスする。あなたも、その軽快な姿にある意味憧れているのかもしれませんね。ジョーカー万歳!
ちょっとだけ、バットマン的な人が出てきますねー。ちょっとね。ちびっとね。
才能に目覚めちゃう
これでこそジョーカー
何が真実で何が虚構なのか。
謎に包まれていたジョーカーの生い立ち。
見たいような見たくないような…と思っていましたが、この映画を観終わってホッとしました。
何者にでもなれるからこそのジョーカー。
みんながそれぞれ
理想のジョーカー像を思い描き、築けばいいのだと。
益々ジョーカーの事が好きになりました。
救いようがない
期待通りの作品でした。が、見終わった後はそこまで絶賛されるほどか?という気もしましたが、楽しめました。
自分はとにかくホアキンフェニックスの演技と、徐々に変わっていきジョーカーらしい歩き方や踊りになっていくとこが良かった。
全編通して希望からの絶望、正気からの狂気へと変わっていくアーサーがよく描かれているなと思います。
あの時、拳銃を貰っていなかったら…。
あの時、母親の手紙を見ていなかった…。
あの時、番組に自分のスタンドアップショーを取り上げられていなかったら…。
そう考えずにはいられない。
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