ジョーカーのレビュー・感想・評価
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乾坤一擲(けんこんいってき)の演技です。
さてジョーカーである。どんな存在か?
バットマンの宿敵、数々の名優が演じた悪役、
DCコミックス伝説のヴィラン、最後に持っていたら負け!
こらあ!それはババ抜きだよ!林先生の言葉検定の緑かよ!
のちのジョーカーことアーサーはコメディアンを目指します。最悪のゴッサムシティからぬけだすために。
しかし、そんな簡単にはいきません。人を笑わせるのは大変な事です。
日本でも相当な数のお笑い芸人志望の方がいますが世に知られ、お笑い番組にでて、さらにゴールデンタイムで看板組を持つ・・・どの位の確率でしょうか?多分1パーセント以下でしょう。しかも10年前のBIG3.たけし、タモリ、さんまが今も不動の地位を保っている。
私はタモリファンです。何年か前の事です。
関根勤のショーその名もカンコンキンキンシアター(音読みにしただけ)に毎年行っていました。場所は歌舞伎町のアップルシアター(今は有りません)真ん中の木曜日に行くと、必ずタモリが
来ていました。
チョータモリ!本当にいるんだ!
ツチノコかっ!
ある時舞台が終わって帰る時、偶然タモリが私のすぐ前に来た時が有りました。私が思った事は・・・
タモリは私が、死んでも守る!
大きなお世話だよ!
さて本作は内気なアーサーがいかにジョーカー
になっていったかの物語です。主役はホアキン・フェニックスです。上の兄は今は亡きリバー
妹はレインとサマー。ホアキンの本名はリーフです。つまり・・・川 葉 雨 夏 です。
キラキラネームか!!
しかしキラキラネームでは日本も負けていません!最強のキラキラネームそれは・・・
阿部プリンセスキャンディだ!(実在します)
ご存知の方も多いと思いますが、珍名さんの話題になると必ずメデイアにでてくる。しかもその度に可愛くなっている。友達からなんといわれているか?
阿部ちゃん!
プリンセスキャンディの無駄遣い!(ネタに使ってすみません。SNSやっているので、フォローして頂ければ幸いです)
さてここから本当に映画の感想です。
胸が痛い。滅入る。楽しくはない。でも記憶に残る。きっと。
刃を喉元に、当てられている。苦しい。凄いものを見せつけられた。そんな感じです。
おそらくこの映画がホアキンの代表作になるでしょう。体重を24キロ減量して臨んだこの映画。
デニーロの前でデニーロアプローチ。
乾坤一擲の演技。
70年代初頭の映画「タクシードライバー」「カッコーの巣の上で」「シャイニング」などの
イメージも感じました。ジャック・ニコルソンの狂気に近いです。はっ!
ニコルソンも ジョーカーやってる!
とんでもないもの観せやがって!
今年は今作を観るために生きてきました。
もう死んでも良いです。
・・・というか、死んでたまるか!
ここまでの凶暴性観せられて!
こんな凶悪な作品は、日本では思いつきもしないだろうし、仮に作られたとしてもスポンサーが得られず、単館映画かDVDスルーで済んでしまう。
何気に今作も、黙殺されるか強制排除されてしまうんじゃないかと心配。
これをビッグバジェットで上映し世界公開するワーナーに敬意を表したい。
そして、Cノーラン不在でここまで仕上げた製作陣にも拍手。
人生なんて主観だ。喜劇か悲劇かなんて自分で決める。だから笑うんだ。病気じゃない。
JOKER誕生の瞬間である。
警官を地下鉄で撒いて颯爽と歩くアーサーには、戦慄というか感動すら覚える。
でもJOKERの凶暴性だけにフォーカスするのではなく、その凶暴性を生みだした背景こそ社会の病巣である事を観客は気づいて欲しい。
人殺し、という事実だけではなく、何故殺さなければいけなかったのか、という深掘りが、人が人に優しくなれる真実ではないだろうか。
「優しくしてくれたのはお前だけだったよ」
このアーサーのセリフが全てであり救い。
しかし、強くなければ優しくなれない、のも事実。
また「ダークナイト」見直しだな。
分断したアメリカからのSOS
かなり期待して観に行ったのだが、個人的にはあまり刺さらず・・・
その理由ははっきりしており、「この映画のメッセージがあまりに直接的すぎる」からだ。
言っている内容はごもっともだと思うのだが、延々とお説教をされている気分に・・・
もう少し巧みに織り込んでもらったほうが個人的には心が動く。
特に最後の方のシーンでは、「ダークナイト」が巧みに伝えていたメッセージをこの映画ではジョーカーが全部そっくりそのまま喋ってしまう。
ただ、おそらく、今のアメリカはこれぐらい直接的なメッセージを発しないといけない段階まで来てしまっているのではないかと思う。
「わかる人がわかってくれればいい」なんていう段階はとうに過ぎ、「観に来た人が誰でもわかるレベルの警告を発しないといけない」という段階に入ってしまったのではないか。
そう考えるとこの映画はアメリカの悲痛なSOSともとれる。
この映画で良かったと思ったのはやはりホアキン・フェニックスの素晴らしい演技だ。
また、妄想が現実を侵食していく部分の演出も気が利いていたのも良かった。
この映画は結局のところ、あくまで「ヴィラン誕生を描いたアメコミ映画」として観るのが一番良いと思う。ひとときの娯楽としてみれば充分楽しい。
ポピュリズム映画でしょう
前半は少したるかったけど、ピエロがジョーカー化していく辺りからは、ハラハラドキドキで楽しめた。
とはいえ、世界観は想像はできるけど、理解するのは難しい。きっと日本とは桁違いの貧富の差で、世の中に不満があり、今の自分の境遇をただただ他人のせいにするしかない。ピエロにでもならないと生きていけない人たちが沢山いて。。
現代でもパリではジレジョンヌが大騒ぎ。香港ではデモが起きて。日本だと、大学や権力者への不満から起きた学生運動がある意味では近いのかな。他のやり方がわからないって感じ。
どんな映画かと問われれば「ポピュリズム映画」ということだろうか。
彼は、笑う病気を持っていた。なにも面白くないのに笑ってしまう彼は、...
彼は、笑う病気を持っていた。なにも面白くないのに笑ってしまう彼は、発作でなく自分の意思で笑おうとしたときでさえ、人と笑うタイミングが合わなかった。もちろん気持ち悪がられた。人は彼に普通になれと言ったし、彼も悩んでた。彼がコメディアンになりたいのは、病気で強制的に笑わされてる自分と、面白いジョークで思わず誰かに(ある意味強制的に)笑わされている人々を重ねていたからではないだろうか?彼にとって、コメディアンになるとは普通になる手段の1つだったように感じる。しかし、実際有名になってみれば、世間は彼に笑わされることはなく、彼を嗤っただけだった。面白くもないジョークしか言っていないのに、ジョーカーと皮肉満載の名前をつけられて…。
この映画、暴力描写は多いし、鬱っぽくなるし、報われない。しかし、ただそれだけが魅力の映画は悪目立ちはするが、名作にはなれない。この映画の真の魅力は、繊細な比喩的表現にあると思うのだ。例を1つあげるとすれば、ピエロの面をゴミ箱に捨てるシーン。「仮面を捨てる→本当の自分を曝け出す」というのは誰でも感じたと思うが、それだけではない。仮面の下もメイクなのだ。普通になろうとしてつけた偽りの仮面を、剥がしてみたが、その下もメイク(偽り)だった。元に、彼はジョーカーとなってもまだ人間味がありすぎる。相手の言葉に反応したり、怒りを顕にしたり、もとの自分と何も変わっちゃいない。このように、この段階ではメイクはただの偽りでしかない。このシーンは最後の血で口を描くシーンに繋がる。彼は気付いた、笑うと決めてしまえばいい。他人とタイミングを合わせて笑えないのなら、絶えず笑顔でいればいいと。ここで初めて、メイクがただの偽りでなく、思い描く自分になるための道具へと昇華した。
ここまで妄想を垂れ流した訳だが、このようにダークさや、ネガティブさを全面に出した映画だとしても、細部を眺めてみれば繊細な表現や、沢山の可能性が考えられるシーン等が転がっているということを伝えたかった。
1つ確かなことがあるとすれば、映画を見る私たちを誰一人笑わせられなかった彼は、やっぱりコメディアンには向いてなかったということだろうか。
悪の化身になるまで
軽い気持ちで観るものではないだろうなと腹を決めてたので、その気持ちで挑んで良かったと思う。
色んな考え方が出来ると思うので、私はバカなりに思ったことをつらつらと。
ジョーカーを演じてきた人は何人かいるけど、ヒース・レジャーのジョーカーを浮かべる人がやっぱり多いんじゃないかな。(ジャレッド・レトはまたちょっと違うジョーカーだし)でもさすがホアキン・フェニックスの一言で、魂を抜かれるぐらいに魅せつけられた。
眼に惹きつけられて、ダニエル・デイ=ルイスの演技を彷彿とさせるような、それぐらいの圧倒的なパワーだった。
自分の人生は自分で作り上げられることと、そうじゃない部分が多くあることを身に染みた。
ジョーカーがジョーカーになる前のストーリーが本当によく出来ていて、すごく心が苦しい。
運命を信じたくなくなるし、残酷な未来は無いって信じたいけど、すごくリアルで、まだ自分が完成していない部分を別の人に託されて、それがあなたよって言われたら、それを信じて生きていくしかないもんね…。
アーサーが悪の化身になるまでの話には重きを置いてるけど、誰にでもアーサーじゃなくて、ジョーカーになり得るな…と思った。
映画を観てる時は緊張感で頭真っ白だったけど、いま振り返ると涙が出そう。
でも更に振り返って、これが「ハングオーバー」シリーズの監督ってことを思うと、笑いの涙にかえれそう。
「ゲット・アウト」の監督もそうだけど、コメディ系監督の闇の深さを思い知らされるなー。
2019 映画館 10
賛否両論ある映画だと思うし、映画は賛否両論あってこそ映画だと思います。
まずは、いつものDC映画だと思って観る人にはつまらないです。
内容はともかく、ホアキンの演技が素晴らしいのといつものDC映画にしなかったトッドフィリップスに拍手を送りたい。コメディのハングオーバーから今回のシリアスものまで幅広いですね。
今後アメコミでもヴィラン作品が増えるとおもいますがこういったシリアスドラマな感じもアリだと思いました
仮面
ペルソナ。
社会人、主婦、学生、学校、会社、飲み会、LINEの既読。
人は仮面を被るじゃないすか。
この男が少しでも偉大だと思ったら、仮面と向き合う危険を孕むリトマスなのかも知れない。
彼にしてみれば、アーサーの方が仮面だったのだろうけど。
ジョーカー出現の要因
社会的弱者がジョーカーに成長するまでの過程の 数々の要件を丁寧に描写することで、凶悪犯罪者出現の要因が明らかにされる。
これらの不安要素をないがしろにする社会はどこも、ジョーカーの出現に怯えるだけだろう。
既存シリーズの見方も変わる作品
突然笑い出す障害を抱えるアーサーはピエロの仕事で母を支えながらコメディアンになることを夢見ていていたが…。
人気ヴィランのオリジンを描いたスピンオフ作。心の芯に響いた訳ではないものの、ジョーカーが誕生する終盤はホアキン・フェニックスの怪演に圧倒されました。
悪のカリスマ
バットマンvsスーパーマンを見ておくと繋がる部分があってより楽しめます
ジョーカーになっていく様をうまく描いていて現実と妄想の境目が分からなくなる作りがすごい
原作にないのに上手くまとまってました。
人間の闇の部分膨らませるとこうなるのか…
あの笑い方苦しそう。
ジョーカーの誕生を楽しむ作品
久しぶりに予告編からワクワクする映画。自分にとっては今年1番の目玉映画でした。
ずっとアーサーの視点で話が進み、ゴッサムの荒れた社会の中に1人の男が生活している様を見せられます。いつジョーカーになるの!?とワクワクさせられます。
地下鉄の中で人を殺すシーンも「やっちゃった」って感じで自分には、まだアーサーが殺しただけのようでしたが、同僚を殺すシーンから一気にジョーカー感が出てきます。
最後のマレー・フランクリンの番組での登場時に急にドクターにキスするシーンには
「待ってました!」と飛び上がりそうになりました。またマレーを撃った直後に拳銃を机の上に投げ飛ばす身振りにはヒースレジャーを思い出すかのようなジョーカーっぷり!
最後のシーンで血が塗りつけられた靴で歩くシーンもゾクゾクしちゃいます。
またブルース・ウェインが幼少期時代にジョーカーに会ってたというシーンにも鳥肌がとまりませんでした。
誰でもジョーカーに成り得るという意見を見ますが、そりゃ仮面をつけるだけのデモ参加者にはなれるかもしれませんが、あくまでジョーカーです。
作中の細かなシーンや設定で明らかになりますが、壮絶な物語があります。でもそんな物語があるからこそジョーカーになったのではありません。
個人的には、アーサーの過去や社会よりブルース・ウェインの両親が殺されたシーンのほうが胸にきます。
なんにせよ、現時点で今年最高の映画でした!
怖い映画でした 汗汗
怖い映画でした 汗汗
みんなを笑顔にするために生きる男が
社会から村八分の扱いを受けてJOCKER になる話です。
自分もJOCKER になるかもと思って見たらスクリーンから目が離せませんでした 汗汗
誰しも思い当たるところがあるこの秋の傑作です(*´・ω・`)b
ジョーカーと自身に恐怖
初投稿。男子高校生です。
友人と見てきました。
結論からして一言。「うん、凄い」、これに尽きます。
主演のホアキン・フェニックスが序盤に上司から怒られていた時の顔は笑っているけど目だけ怒りが見えている、この演技からこの映画に取り込まれていきました。予告編では、アーサー・フレックのことを優しい男性としていたけれど、個人的にはジョーカーとなる以前の彼は自分が社会から抑圧されてきた中で求められた「優しい」という側面しか表に表現出来ない狂気を帯びた男、ジョーカーとなってからはそれを全て暴力的なまでに解放する男という印象を見終えてから覚えました。中盤までの徹底した理不尽、運命の生々しいまでの残酷さがアーサーを歪めて観客も鬱になってきて、終盤の暴力と狂気にまみれた、普通なら地獄絵図でしかないゴッサムシティで大量の群衆に称えられるジョーカーにカタルシスを覚える自分に鳥肌が立ちました。
これはもう映画を超えたものとしか思えない、人生観を変えるほどの1本になりました。
金獅子賞も納得の大傑作ではあるが…ジョーカーとしてはどうか?
アメコミ映画というより、社会派映画の側面が非常に強い作品です。
昨今の社会問題を絡めた重厚なテーマ、ホアキン・フェニックスの圧巻の演技…
褒めるところは幾らでもありますので、詳しくは他の人のレビューをご覧ください。
問題は、『この人がジョーカーでいいの?』…という所です。
私もそんなにアメコミに詳しいほうでは無く、正直あまり思い入れも無いんですが…
そんな私でも、ジョーカーといえばヴィランの中のヴィラン。バットマンの最大のライバルで、究極の悪である!…ということは、知っています。
その視点から見たとき、本作のジョーカーは『小物』臭がキツイといいますか…
演技が凄いので、圧倒されてしまいますが、よくよく考えてみると
「えっ、そんなありがちな理由でジョーカーになったの?」…とか、
要領が悪く、愚かな社会的弱者の側面が強調されすぎているので、
「この人では、バットマンと渡り合えないだろ…」と思ってしまったのが、正直な所です。
まあ色々調べると、この監督は元々『ジョーカー』の映画を撮るつもりだった訳では無く、
社会派の映画を撮ろうとしていたら、『ジョーカー』の企画が来たのでそれに乗っかったらしいですが…幸か不幸か、大傑作になってしまっただけに、今後の展開が心配です。
『ジョーカー』のキャラクターが歪められることにならなければ良いのですが…。
まあラストシーンを見ると、「本当にこの人はジョーカーだったのか?」「この話は、全て精神病棟に入院している男の妄想だったのではないか?」…とも取れる描写がしてあるので
一応配慮はしてありますが。
そのあたりの懸念があるので、少し減点しときました。
アメリカ映画界の底力
漫画、アニメは日本を代表する文化と言いながら、映画化される殆んどの作品が、高校生同士の恋愛ごっこという日本映画界で、ここまで、現実とシンクロした、リアリティーのある作品を、漫画から派生させて、作り出せるだろうか?
バットマンという漫画の、一悪役キャラクターを、現在、世界中に蔓延する問題の象徴として描くのと同時に、漫画の設定や世界観とも、しっかりリンクさせている辺り、アメリカ映画界の底力を、改めて見せつけられた。
個人的な印象だが、このジョーカーは、クリストファー・ノーラン作品の「ダークナイト」で、ヒース・レジャーが演じたジョーカーと見事に重なって見えた。
観終わった人の表情が普通の映画とは違うよ!
観てきました。
観終わって映画館から出てくる人の
表情が普通の映画とは異なり、
色々なことを感じさせてくれる。
こりゃR15だわなぁ。
という作品でした。
親交を深めるためのデートには
お勧めできないのでお気をつけてw
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