ジョーカーのレビュー・感想・評価
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狂気的だがどこか惹かれる
始まりから度肝を抜かれる作品でした。
DCを知らない人でも違和感なく楽しめ、ゴッサムの何かに惹かれ映画「バッドマン」やドラマ「ゴッサム」を見たいと思う方もいるかもしれません。
もともとDCが好きだった私は、いつもとは違う視点で「ジョーカー」という悪役ではなく「アーサー」という人間性に着目して描かれた作品だなと感じました。
観ている私達も、第三者ではなく「アーサー」の様にどれが現実でどれがフェイクか混乱し、同じくなにが正しくてなにが間違っているのか。
正義とは何か。悪とは何か。
そんなことを根本から考えさせられる作品でした。
なぜか胸が苦しくなって虚しくなり寂しさを感じる作品でもありました。
観る人によって思うことや感じることが全く違ってくると思いました。
友達と見に行ってもそのあとの感想を言い合ったりしてみたらまた違った視線で観れて面白いかもしれません。
結びつかないジョーカー像
字幕版を鑑賞。バットマンの敵役のジョーカーがどうして出来上がったのかという話らしい。ジョーカーを主人公にした映画で忘れ難いのは、何と言ってもヒース・レジャーがジョーカーを演じた 2008 年公開の「ダークナイト」であった。撮影直後に主演俳優が急死するというハプニングがあったため、伝説化されているが、本来のジョーカーの設定は、歪んだユーモアを持つサイコパスというもので、必ずしも残虐なキャラではなかったものを、「ダークナイト」で路線が暗い方に変更されたもので、本作もその路線上にある。「ダークナイト」のジョーカーが非常に頭の切れる天才肌のキャラだったのに比べると、本作の設定はただのサイコパスに過ぎず、かなり物足りない思いをさせられ、ヒース・レジャーの作り出したジョーカーには繋がっていないように感じられた。
呪わしい悪人はどうして生まれたのか、を考えるには、神々しい救世主がどうして生まれたのかをひっくり返せば良いと、この映画は言っているような気がした。ハムラビ法典以来、刑罰の基本は同害報復であり、「目には目を」というフレーズは、決して復讐を勧めているのではなく、目を潰されたら相手の目を潰す以上の報復を望んではならないという意味である。その考えで行けば、人を1人殺したら殺した者を死刑にして良いのだが、誤って真犯人でない者を処刑してしまうと、それで同害報復は済んだことになってしまい、真犯人は処刑されなくなるというのが古代法の考え方であった。
このため、罪がないのに刑死してしまったイエスによって、罪深い人間が救われるという理屈がキリスト教の根本を成している。救われる方の人数が1対1でなく、無制限なのは、イエスがただの人間でなく神の子だったからであり、従って、それを信じなければ救済されないというルールになっている訳である。
これの逆を考えてみると、例えば自分を殺した相手を呪い殺すことができた場合でも、殺して良いのは加害者1人だけであるはずなのだが、「リング」の貞子のような存在は、果てしなく人間を呪い殺し続けている訳であるから、人間ではないということになり、一般的には「悪魔」という名称で呼ばれるものとなる。本作のジョーカーもこれと同様な存在であり、まさに人としての所業を超えた残虐な振舞いは、人間としての同情なととは無縁のものである。
脚本では、次々とジョーカーの不幸な生い立ちが明かされ、これでもかという不幸の連打を見せられるのだが、如何に自分の出生や生立ちに呪わしい過去があったとしても、そのせいで他人を殺して良いなどということには絶対にならない。しかも、この映画の中でジョーカーが手を下しているのは、過去は別にしても、いずれも彼に対して憐みや救済を申し出ている者たちばかりである。自分の不遇を外部のせいにして暴力的な手段を厭わずに実行してしまうのは、銃乱射事件などで目にする犯人どもの思い上がりであり、アメリカ的価値観の典型である。ビン・ラディンが行った 9.11 のテロも、発想は似たようなところから出て来ているのに他ならない。率直に言って、この主人公に同情できる人は、これくらい不幸な人間は他人を殺しても仕方がないと考えるのであろうか?私は全く同感できない。最初の看板の事件はダミーを使っていれば防げた話だし、銃はすぐに返しておけば何も起きなかった。全ては本人の杜撰さから起こっているのであって、他人のせいにするのは大間違いである。
主演のホアキン・フェニックスは素晴らしい役作りをしており、若い頃のロバート・デ・ニーロを思わせるほどの怪演であったと思う。奇しくもデ・ニーロ本人との共演となった本作は、彼の代表作となるには違いない。音楽の素晴らしさは特筆もので、緊張感を激増させていたと思う。演出は、R15+(15 歳未満は親同伴でも鑑賞不可)の容赦ない流血表現がリアリティを感じさせていて好ましかったが、母親との関係はイエスとマリアの関係を逆にしたものより更におぞましく、復活を思わせるかのような描写も不愉快で、聖書をひっくり返すのが邪悪の根本だと言いたげな手法には、やや物足りないものを感じた。
(映像5+脚本1+役者5+音楽4+演出3)×4= 72 点。
ホアキンフェニックスの怪演
この映画の8割はホアキンフェニックスの役作りの凄さだと思う。
激痩せ、表情、動き、全てが作り込まれて魂が入っている。ジョーカーは世界でも大人気なヴィランなのでかなりのプレッシャーだろう。
増してジャックニコルソンにヒースレジャーと様々な解釈でのジョーカーが演じられている。
ジャレットレトはなかったことにしてよいでしょうか。
ホアキンフェニックスの役作りもかなりの覚悟だっただろう。
今回のジョーカー誕生に関しては今までのジョーカーのイメージとは解釈が違った。
元々の人間的な弱さや境遇が全面にでていて同情を誘われるが、特別な人間ではないと言う描き方。
ゴッサムがあそこまで腐敗したり、バットマンの誕生のきっかけもジョーカーと言うより社会の貧困層の不満の爆発で、あくまで誰しもがジョーカーになると言うのはなんとなく伝わるが、なし崩し的に支持されてるよりも、悪のカリスマとしてのジョーカーも後半以降もう少し見たかった。
音楽の使い方もよく物悲しさと、不気味さ、突然の笑い声など終始不穏な空気が流れて予測もできない行動、妄想と現実の曖昧さ、とにかく終始ドキドキさせられました。
驚くべきことはジョーカーが銃で殺害するシーンではスカッとしちゃうのは大半の現代社会で生きてる人の現実なんだなあと思う。漠然とした社会への不安、富裕層への妬み。
自分にもジョーカーになる要素はあると思い知らされた。
ラストもいろいろな解釈があるが、今回のジョーカーvsバットマンはぜひ見てみたいです。
ただ、今回に限ってはバットモービルやバットマンみたいな現実離れしたものがでてこないからこそ良かったのもありますね。
自分的にはヒースレジャーのジョーカーを超えることはありえないだろうと思ってましたが、ホアキンジョーカー、ありありです!
単なるコミッック映画じゃない
貧困、病気、環境、社会、単なるジョーカーのコミッック映画ではなくとても考えさせられる映画でした。
面白かったです!
バットマンVSスーパーマンでのバットマン誕生の部分と連結してる部分があります。
ホアキン・フェニックスの名演技、ロバート・デ・ニーロとの共演も良かったです!
ホアキンの演技力全開
評判のよい話題作ですが、期待通りの傑作でした。
時代設定は80年代のようですが、現在の格差社会批判にも通じる内容となっています。
非常に重い話なのですが、アーサーがジョーカーに変わっていく過程を丁寧に描くことで、ジョーカーへの親近感も湧いてこないこともない。
ですが、諸手を挙げてジョーカー万歳という気持ちにもなれず、ややモヤモヤした印象を抱いたのですが、鑑賞後しばらく経ってからも、ホアキンのあの顔が度々思い出されるこの頃。
チェロの音楽もよかったですね。
ヒースへの弔い
個人的に今年のベストワンは今のところアベンジャーズ/エンドゲームで落ち着いているわけだけれども、予告編を観てから公開が楽しみでならなかった一作が「ジョーカー」だ。
DCコミックのバットマンに登場する宿敵として、これほど有名で曰く付きのキャラクターはそういないだろう。
「ダークナイト」でジョーカーを演じたヒース・レジャーが役作りに没頭するあまり、不眠症になり薬物の併用摂取による急性薬物中毒で急死したのはご存知だろう。当時インフルエンザだったと言われているが、若干28歳だった。
この演技が高く評価されて数々の賞を受賞、アカデミー助演男優賞も受賞した。残念ながら受賞したのは故人となってからだったが、この件もありジョーカーと言うキャラクターが神格化されていく。
このダークナイトの続編「ダークナイトライジング」のプレミア上映で銃乱射事件が発生、12人が死亡し58人が負傷した。この事件の犯人がジョーカーを名乗ったの事もありジョーカーと言うキャラクターは人の心に刻まれることになる。当たり前だがアメリカではこの事件の事もありジョーカーと言うキーワードにとても敏感でナイーブであり、批判も多い。
ヒースレジャーの死後も映画やドラマで新しい俳優がジョーカーを演じて来たわけだが、今回ほど注目を集めたジョーカーはいなかった。
そもそもジョーカーを単独で映画にしてしまうという構想が面白いのだが、それを演じるのが個性派ホアキン・フェニックスで監督はコメディ映画「ハングオーバー」のドット・フィリップスだと言う。
この組み合わせを聞いて「はぁ?」となった人の方が多いと思うのだけれども、僕はなんか面白そうと思ってしまった。コメディ映画の監督がシリアスな映画作ったらどうなるんだろうと興味津々だ。しかもその題材がジョーカーなら尚更。
幾度となく描かれてきたジョーカーというキャラクターではあるものの、芯から掘り下げて描いた作品はなかったわけで、おまけにDCEUシリーズからは切り離された完全単独映画だと言うではないか。
マーベルのMCUシリーズに負けじと対抗意識を向けるDCではあるけれども、思いのほか公をそうしていないのが現状のDC陣営。アクアマンのヒットで多少安堵しているであろうと思われるが、まだまだ元気のないDCEUシリーズにジョーカーを注ぎ込みたかったDCトップの希望を打ち崩して単独映画に仕上げてしまった、ドット・フィリップス監督の思い入れに賛同したい。そして何よりもホアキン・フェニックスのジョーカーを楽しみたいと思うのである。予告編から漂う不気味ではあるものの哀愁を感じる雰囲気にこの何ヶ月もソワソワとしてきた。
ようやくご対面となった。
ゴッサムのスラムで母親と二人暮らしのアーサー、ピエロを生業に母親の介護をしてギリギリの生活を送っている。
スタンドアップのコメディアンを目指しているアーサーは病気持ちで脳と神経の病気で突然笑い出してしまう奇妙な青年。
仕事もうまくいかず、だれにも必要とされていないと感じていた。そんなアーサーがどうやってジョーカーへと変貌していくのかというお話なのだが、時系列的にはバットマン誕生前のお話。ブルース・ウェイン(バットマン)の父と母が殺される直前を描いている。
素晴らしいのはホアキンの演技もさることながら音楽が良い。そして階段でアーサーが踊るシーンのなんとすばらしいことか。
物語後半の故ヒース・レジャーを彷彿とさせるシーンにグッとさせられた。意図しての事かはわからないが僕にはそう感じたし、それは彼への弔いのようでもあった。
決してメガヒットするような内容ではないはずだが、期待をいい意味で裏切るロケットスタートで世界を圧巻している。ド派手なアクションシーンがあるわけでもなく、豪華キャスト勢揃いというわけでもないがハリウッド大作に疲れた人にもおすすめの一本だ。
後味苦し。
何回も見たいと思う作品ではないです。
バットマンもジョーカーも見たことがないからなのか世界観には入れず。心に弱さを抱えた夢見がちな男の人がそういう反応をしてしまうことによる結果の結果の結果がどこまでも見てて苦しかった。
ただ、いわゆる悪役のイメージとはキャラが違った。
全てが狂ってル、全て破滅しろ!死ね❗️
こんなフレーズじゃ物足りない、ジョーカー本当に素晴らしい‼️、ただあまりに危険なやつこの化け物を作り上げた今の社会こそ悪です、子供さんは見ない方がよい
圧倒的な哀しみ
虐待、放置、貧困…よく見聞きする。
けれど、主人公アーサーによって体験させられているような感覚になった。
彼は特徴的な声を出して笑う。
でも、その顔も心も泣いていた。
涙を流さずに。
その境遇故に、人を殺めていいという理由にはならない。
あの銃口は本当は自分に向けられていたんだと思う。
殺したかったのは、消してしまいたかったのは自分自身だったんだと。
自分の日々の行動を考えさせられる。
にしても、あのリバーの弟だったとは。
この作品で一番驚いたポイント
負の蓄積
自分の責任じゃないのに給料から差し引かれる不条理なピエロビジネス、蓄積される負の解消は処方される薬か物にあたる事、だけど家に帰れば母の世話が待っているだけどそれは苦ではないし共感しあえる彼女もいる、、、でも違和感。幼少のころ秘密が分かった時泣いて泣いて乾いた時、本来あるべき第2の幕が上がる。不可でしかなかった長い階段さえオレの花道さぁスイッチはHI状態コケにした奴らは血祭りだ!
1人の男の自立を自分自身に置き換えて観てしまった。
理解できないさ
ホアキンフェニックスの演技と演出が凄すぎて、あっという間の120分だった。
とにかく、笑いながら全感情を出すあの演技が、凄すぎて。目の青いメイクの下で涙を流しているのが切なかった。表情がすご過ぎる。
彼女?の存在が全部妄想だった時めちゃめちゃぞわっとした。
生れながら、ではなく環境で人がここまで狂っていく姿は、養子という設定だからこそ出たのかなと思うとすごい。
タロウのバカ、ホットサマーナイツ、惡の華の、思春期特有の悪や永遠に僕のものの遺伝子的な悪ではなく、環境が作り出した悪は、どの悪よりも悲惨で切ない。
この映画を見て、犯罪が増加することを危惧するのではなく、孤独と戦う人間に手を差し伸べる人間が増えればいいのにな、と思った。
アメリカンジョークわからなすぎてごめんなさい。
そんなに特殊な映像と音楽を使ってるようには見えなかったけれど、異様な緊迫感と殺伐とした世界がリアルで目を覆いたくなるような映画だった。
産み堕とされたもの
“温室”でぬくぬくと育ってきたような自分には語る資格はないかもしれないけれど、少しだけ感想を。
今作への批判の中で一番多いのが、
「ヒース・レジャー演じるあのジョーカーのような、知性やカリスマ性が足りない」
というものだと思う。
混迷の時代に、我々はカリスマの登場を期待する。
今では独裁者として悪名を馳せているような支配者のほとんども、
最初は、その時代の、その社会の、その群衆の要請に応じて、カリスマとして熱狂的に歓迎されながら登場したのだ。
この時代にも我々はカリスマの登場を期待する。
それがフィクションの中であったとしても。
それが「悪」の側のカリスマであったとしても。
しかし、今回のジョーカーは、悪のカリスマとして、“上”から颯爽と登場することはなかった。
むしろ、世界の最底辺から産み出された。
他の方がレビューで指摘しているように、彼は下へ下へと階段を“昇って”いった結果、
ジョーカーとして産声をあげる結果になったのだ。
ジョーカーを生み出したのは、我々だ。この世界だ。この世界の醜さと哀しみだ。
彼は世界の、我々の身体の一部だ。
我々は、神格化されたカリスマとして彼を仰ぎ見ることは許されない。
自分たちとは別の世界の、別の存在として、切り離して見ることはできない。
彼は自分たちの世界と地続きの、すぐそこで、ここで、誕生したのだ。
確かに、彼はみんなが期待した“あの”ジョーカーではないだろう。
しかし彼は、今の時代に、それでもどうしようもないくらいの切実さと狂気に満ちて、必然的に産み堕とされたジョーカーだ。
“ジョーカー”成らざる者が“ジョーカー”に成りえる、今の時代の我々のジョーカーだ。
今ここに、“ジョーカー”が生まれようとしている、いや既に生まれている、そんな時代に、我々は何を思うのか。
重く、しかし軽やかに踊りながら問いかける、残酷で優雅な物語だ。
まさに喜劇。
貧富の差が激しく不満や怒りを表した殺伐とした世の中。
明日どうなるかもわからない自分たちの生活。
ひたすら長い階段と帰路への重い足取り。
毎日生きていく事で精一杯な日常。
どんな時も笑顔で。と母の言葉を信じ鏡の前で笑顔をつくる。
もう、出だしのこれだけでも暗くなる。
見る前から話題となっており、賛否両論と言われてますが残酷性より精神的なもの。
刃物や銃は出てくるが、そんなものはジョーカーの付録にしか過ぎないと言うこと。
観ているだけでこちらの精神が蝕まれていき憂鬱な感覚に陥る。自身の魂すら吸い取られてしまう。
これがジョーカーの武器なのかもしれない。
そして観る人の置かれている状況で、物語の見方すら変わる。
アーサーの内に秘めた何か、これがこと切れた瞬間・・・
憂鬱な程のひたすら長い階段を軽やかな足取りで下る姿は
心優しい母思いのアーサーがジョーカーにかわる瞬間でした。
ひ弱なアーサーがジョーカーへ変貌した時の格好良さも見もの。
そして彼の喜劇に私たち観客も巻き込まれていく。
これが物語のオチ。完全に一本取られました。
そしてダークナイトを見ていない人はきっと理解不能。
ただ話題だから、、、で観覧されてはこの映画は駄作にしかすぎないのです。なので安易に観ると後悔します。
セリフも決して多いわけではなく
下品な笑いと訴えかける目元。
心から笑っていないスマイルも恐怖すら感じる。
全てがジョーカーのペースに持っていかれ、
極限まで落とした体重はほぼ骨と皮。骨が浮き出たあの奇妙な後ろ姿にホアキンの演技力の高さと役に込めた意地を改めて実感できました。
何だかんだ言われてる割に総ナメ!
オスカー受賞、主演男優賞、確実です。
私達も毎日こうして生きているだけで、世の中に不満を持っている人は沢山いるし、
嫌な事がタイミングよく重なり、ボタンの掛け違いや虫の居所が悪い時は誰だってある。
それでも、どんなに辛い時も笑顔でいなくてはいけないし、人は怒りを押し殺さなくてはいけない時もある。
人の本質なんて何がキッカケになるかわからない、紙一重なのかも知れない。
悲劇を喜劇にかえる事ができるジョーカーの力。
あまりにも引き込まれすぎて観終わった瞬間、これは喜劇だったのか〜と夢と現実の境目と余韻から抜け出せませんでした。
圧倒された!けどこれってジョーカーなの?
バットマンに登場するヴィラン、ジョーカーの物語。
ジョーカーのキャラを少しでも知らないとわかりづらいんじゃないかと思うが、これだけ観た人でも相当のインパクトを与えそうな感じはする。
被害者であったアーサーがジョーカーになっていくプロセスは正直観ていてつらくなることも。生い立ち、環境、疾病、社会情勢、そしてタイミング。全てが揃った上でのジョーカーなんだな。劇団ひとりがCMで言っていた通り、ジョーカーに感情移入し、ただただ圧倒されている自分がいた。なんて脚本だよ。ただ、これジョーカーなの?こんなキャラだっけ。
ちなみに、アーサーとブルースが兄弟って設定が完全に否定されたわけではない(個人的な感想)こともモヤモヤする。積み上げた物語をひっくり返す展開もいくつかあって、混乱した人が結構いるんじゃないかな。
将来バットマンになるブルースとの出会いも描いて、さぁ次はバットマンとジョーカーの戦いを描く続編になるのかな。楽しみに待ちたい。
病んではいるけど、狂ってはいない
ダークナイトのジョーカーの方が
狂ってたし、異常者だった
今回は病んではいたけど
どこか心優しい所もあり
悲しさもあり
同情できたけど
ダークナイトの時は
本当に理解出来ないというか
ぶっ飛んでると言うか
異常な状況が楽しくて仕方ない感じで
狂ってると思えた
私から見て、ジョーカーとはそうゆう人だとゆうイメージだったので
今回は少し物足りなく感じました
予想できないジョーカーを求めていました
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