ジョーカーのレビュー・感想・評価
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ホアキンの奥深い演技力は素晴らしいのひとこと。作品のクォリティも高...
ホアキンの奥深い演技力は素晴らしいのひとこと。作品のクォリティも高いと思う。ただあまりにダーク過ぎて自分の好みには合わず、ジョーカーの持つ哀しみも自分の中で長年抱いていたイメージとは大きく違っていた。
思ったより残るなぁぁ
予想よりは受け入れられたけど、ホアキンフェニックスを受け入れられない。簡単に言っていいかわからないけどハマり役なんだろう。凄かった。なので受け入れられない。昨晩見て起きたらジョーカー が気になって仕方がない。正装して階段を降りるシーンはかなり好き、大好きかも。また観ようかな。
いまっぽい映画
普段アメコミ作品はあまり見ず、『ジョーカー』を見るために『ダークナイト』を見たくらい。アメコミ作品を見ない自分でも非常に面白かったです。バットマンシリーズを見ていればより面白味が分かるのかもしれませんが、『ジョーカー』だけいきなり見ても充分楽しめると思います。
貧富の差が激しい社会の中で、福祉などが削減され社会的弱者はますます追い詰められていく。そして極限まで追い詰められた人間が爆発する姿に哀しみと共感を覚えます。
でもただ辛いだけではなく、主人公の境遇を体現しているかのようなホアキン・フェニックスのゾッとする痩せこけた身体から発せられるダンスが美しく見とれてしまう。
また70年代調(?)の街並みや室内装飾もきれいだし、映像もちょっとノイズがあるフィルム調でかっこいい。
ストーリーもどこまでが現実なのか彼の妄想なのかわからない塩梅がいい。
たぶんいろんな角度から見ても非の打ち所がないのではないか。評判がいいのもうなずけます。すごい映画を見たという感じです。
ジョーカーらしさが微塵もない駄作
ジョーカーのバックストーリーは、仮にどれほど見事に描かれていたとしても見ることに抵抗がある。
ジョーカーのもつ「底知れない」悪意が背景を伴うことで限定されてしまう可能性があるからだ。
でも、映画化されてしまったら見ないわけにはいかない。そんなジレンマを抱えながら映画館に足を運んだ。
しかし結論から言うと、全くの杞憂だった。正直ほっとした。
これはジョーカーでも何でもない。有象無象の駄作映画だった。
わかりやすくダメなポイントを2つ挙げるならば、1つはアーサーに降りかかる不幸が軽すぎること。
看板強盗を追いかけたら裏路地でリンチされた、電車で酔っ払いにからまれた、自分の母親が妄想狂だった、憧れのコメディアンに晒し物にされたなど、どの不幸エピソードもとるに足らないくだらないことばかり。ウシジマくんの債務者のほうがよっぽどひどい目にあっている。
2つめはアーサーの犯行が衝動的すぎること。電車でからんできた酔っ払いを銃殺、警察の聞き込みにあった元同僚を撲殺、ウェイン邸でブルースに掴みかかるなど、全く知性を感じさせない行動ばかり。ジョーカーの魅力である狂気や狡猾さの片鱗が見られない。最後のTV番組でも怒りに任せて撃ち殺しただけで、心底つまらなかった。
この2つのポイントはジョーカーを描くのであれば、クリアしていて当たり前のポイントである。それすらできていない本作は全くもって論外というほかない。
ジョーカーのバックストーリーを描こうと思ったら、凄惨な不幸と狂気にくわえて、さらに100歩ほど踏み込む必要があるだろう。
ドットフィリップスには、もう一生このような身の程知らずなテーマには挑戦しないでもらいたい。
すべてを煙に巻くようでいて…
完結に、もっとも印象に残ったシーンだけ。
追突事故にあった護送車から彼を引きずり出しアーサーを悪のカリスマとして担ぎ上げ、バットマンの父親でありアーサーの母の想像妊娠の相手だったトーマス・ウェインを殺害した人物のシーン描写の丁寧さとリアリズムがなんとも不気味。
アーサーも彼の母親も、隣人の妄想恋人も、仕事仲間もボスも、カウンセラーだって悪くない人物だ(場合によって敵対する可能性はあるにしろ)。もちろんトーマス・ウェイン(バットマンの父親でアーサーの母の想像妊娠の相手)もマレー・フランクリン(アーサー憧れのコメディアン)だってもちろんそうだ。
アーサー(≒ジョーカー)を担ぎ上げた存在(匿名の今でいうインフルエンサーだろうか)を我々は意識して冷静な決定を各々がくだすべきだと感じた。
過去の良作の焼き直し
タクシードライバーや、キングオブコメディをあまりになぞりすぎではないか?
確かにバットマン映画の演出としてはなかなか良い。最後の「面白いジョーク」も、バットマン映画としては良い。でも、単体の映画としてはどうか?過去の良作にあやかっているだけで、別にそんなに凄いことはしてないと思う。
今回、なんたらユニバースとは一線を画して単独作として打ち出したのは良かったと思うし、DCはその路線で行けばいいんじゃないかとも思うけど、なんというか、何かを下地にしてももっと強烈な個性が欲しかった。特に誰もが知っているジョーカー を主役にしている作品だから、なおさらだ。
何か新しいものを見た気がしないのは私だけだろうか?
ここまで書いて思ったが、変にジョーカーを主役にしたからこそ、そこに頼った演出になって本質が霞むし、逆にジョーカーを無しにして同じテーマで映画を作ったら、それはキングオブコメディやタクシードライバーになるわけで。
ジョーカー だからここまで話題になったけど、やってることは過去の焼き直し、と評してしまうか。あるいは自分自身が変わってしまって、こういうネタに乗れなくなってしまった、と寂しさを感じるべきか。
すごい緊張感のある映画
「何かやらかすであろう」事が分かりきった主人公アーサー。
いつやるの? えっ、今?今?? ええっ今ですかーーーっ! そこもですかーーっっ!
みたいな緊張感と、…そして本来は優しい人だったんだなと言うことが、本当によく表現された映画で、時折涙腺が緩む場面も。可哀想に、と。
もう一度、バットマンを観たくなる、そんな作品でした。
ばんざいっ!(笑)
フレコミ...全然違うやないかい
優しい男が凶悪殺人犯に~~という触れ込みを予告で見て面白そうだと思い
観に行ってきました。
結果、まったく異なる作品でした。
主人公は。最初から貧困、障害、虐待。社会の負の部分を一心に受けた男。友人もなく頼れる人もいない。そんなどん底な男を優しい男と一つの言葉に称すのはかなり違和感。フレコミぃ!!
また演出や演技の緩急はかなり惹かれたがどうも話が一方向で短絡に感じた。
狂いに狂いまくった男が富裕層に怒りをたたきつけるという最初から予想できる展開をずっと最後まで追っていたためドキュメンタリー・悲劇(喜劇?)を見ているかのような淡白な印象を受けた。
いろんな作品と見比べるべき
私が見比べた作品は…
まず「タクシードライバー」
他のレビューでも類似性が指摘されており、ハズせないところ。
閉塞感のある社会情勢や、狂気に堕ちる主人公の姿は近いものがある。
もうひとつは「帰ってきたヒトラー」
「映画」はどの作品であれ、どの時代を舞台にしたものであれ、「現代」を描いていると思う。そういう意味で、SNSで支持を集めるヒトラーは、本作のジョーカーと重なる。
クレイジーであればあるほど、支持される、というのは決して非現実的・荒唐無稽なものではなく、トランプ大統領や、N国党の主張がかなり受け入れられている現代を見れば、現実的なものと言える。
そういう意味でも、数多くの映像作家が取り組んでいる(と思う)「トランプ時代」を描いた作品の一つと言っても良いだろう。
(スピルバーグ、スパイク・リー、アダム・マッケイ、ジェイソン・ライトマン…)
久々に時間を忘れて入り込んだ。
映画としてはおもしろい。入り込んだ。
表情や仕草で善人から悪にかわって行く様子が
わかる。切なさ、不条理、ときはなたれた感覚、
精神疾患的な表情や目の動き等演技が素晴らしい。
内容もえっ、そうなのか!の裏切感もありいい。
切なくて残酷な部分もあるが映画的には素晴らしい
と思う。ただ、不快等を思う方もいて評価が
分かれるかも、、、、
いつから狂っていたのか
純粋な心だから、善にも悪にも染まる。
環境で人格が変えられてゆく。
こんなにも、虐げられてきたら
ジョーカーになるのも自然なのか。
何人を、どんな理由で、殺したか。
いつからアーサーの心は狂っていたのか。
映画を見た翌日になっても考えている。
喜劇
普通の?おじさんが闇落ちしていく過程を2時間たっぷりかけて見せつけられました!
普通のアメコミ物なら前半オリジンストーリーで後半にはヴィランとのバトルという流れですが、ヒーロー物でもダークヒーロー物でもアメコミ物ですらないので、ホントにオリジンストーリーのみなので、素直に面白かったとは言えないです。
それでもこの映画の評価が高いのはホアキンの演技が凄すぎるからでしょうか?
このジョーカーがDCユニバースの他の作品に出てくる日がくるのかなー?
ジョーカーらしさが無い?
ジョーカーの凄さって世の中を徹底的に騙す、バカにするセンスだと思うんだけどそれがめっちゃ薄かった…
なんで世の中を憎み、悪の道に進んだかすっごく丁寧に描かれていてそれはそれでいいんだけど片手落ちやね
かっこいいジョーカーが見たい!
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