ジョーカーのレビュー・感想・評価
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バットマンのスピンオフと思って、観に行くと痛い目に遭う。
物語は確かにバットマンの宿敵、ジョーカーの誕生秘話ではあるのだが、どちらかと言うと社会の負け組が如何にして、悪の権化へと変貌を遂げる見方が正しい。まず最初に目を惹いたのが、「タクシードライバー」「狼よさらば」「地獄の黙示録」「カッコーの巣の上で」など、様々な映画のオマージュにはニヤリとさせられた。特に、ロバート・デ・ニーロが司会を務めるトークショーは、まんま「キングオブコメディ」。ホワキン·フェニックス演じるアーサは、そのトークショーに出演するのを夢見るコメディアン役で、立場が逆転したのも興味深い。 さらに注目するならば、格差社会が引き起こす悲劇。ここでは上流階級が悪役扱いされ、あのブルース·ウェインの父親でさえ、アーサーに暴力を振るう。ジョーカーを崇拝し、ゴッサムシティに暴動が起こるのを見て、今の香港を彷彿したくなるが、この作品を現代社会の暗喩ではないかと思うのは、深読みのしすぎだろうか。
2回鑑賞!!!
映像!音響!音楽!脚本!演技!エンドロールまで、全てが最高でした!2回目も面白かった!電車で人を撃つ所!自分があの状況に置かれ銃があったなら恐怖で身を守る為に撃ってしまうのでは、、、 負の連鎖は確実にあるし、自分自身も道を踏み外す事があるのでは無いかと、不安にさせられた!ラスト!口を裂くシーンは、体が震えた!名作です!
バッドマンが観たくなった
マッドマン系の映画は好きではないので、観なかったのですが、ジョーカーを観たことにより、バッドマンを観たくなりました。 ホアキン・フェニックス扮するアーサーがジョーカーに、いかにして変貌していくかは、他人事ではなく、人ならだれもが身近に感じることがあるかもしれません。
単純にテンポが悪い
大体のシーンが無駄な尺が多く、30分ぐらい短くできると思われる。
始めの笑い病の所もなげぇなぁ。とその段階から見に来た事を後悔し始める
作中で全ての原因となった、会社の同僚が何故銃をあげたかと、銃を保育園?に持って行ったかが不明、会社の責任者も何故持っていったんだ?と聞いて、いえピエロとしての仕事道具と答えていたが、いらんでしょ、と責任者に言われクビになる。まったくその通りだと思った。
銃でむかつくやつを殺しまくる所は爽快、血で口紅するぐらいかなぁ、見所は。
全てのシーンが主人公の妄想の可能性があるが、どうなのかは明かされず、
脚本執筆時に意図していた“真実”をいずれ明かすという監督、いずれなので、いつかは不明、解釈は視聴者におまかせします。
うーん、倍速でレンタルで良いと思います。
謎がいっぱい。
バットマンの宿敵、ジョーカーの過去を描く。
なによりも驚きなのは、あの「ハングオーバー」のトッド・フィリップスが本作を手がけていることだ。そのことにずっと気をとられていた。
アーサー(ホアキン・フェニックス)がジョーカーになってしまう過程が緻密に描かれている。
コメディアンになりたかったアーサー。ピエロの扮装をしてサンドイッチマンの仕事をこなす。
カウンセリングを受けながら。
・・・・・
すべてがアーサーの妄想だとする説がある。
同じマンションの彼女の件りは妄想だとはっきり示されるが、ことによるとマレー・フランクリン(ロバート・デ・ニーロ)もアーサーの創作かもしれない・・・。
ホアキン・フェニックスの怪演と謎が散りばめられている脚本で、リピーターが続出しそうな感じ。日本での大ヒットは必然か。
DCコミックスの映画化で、オスカー戦線に登場できるか、楽しみなところである。
普通
レビューは参考に止めてます。 普通の作品でした。衝撃はなかったです。 淡々と貧困や病と対峙している主人公を見た。という感想。 混乱した部分は多々あり、「精神障害がある人は、こんな人生を送っているのか。大変だなぁ。」と勉強になりました。 役者さんはすべて素晴らしかったです。
思ったより全然良かった
あまり期待していなかったが、友人に誘われたので映画館で鑑賞。
観終わった後の満足感は十分あって、映画館向きの作品だった。
段々と一人の男が狂っていく様を描いているのだが、構成としてはそこまで複雑ではなく、しかし一つ一つのシーンで目が離せないような魅せ方があった。
カメラの構造的には寄りで背景がボケボケというようなショットが多く、通常であったら疲れてしまいそうなところだが、むしろ「最初から最後まで緊張感持って見ろよ!」っと挑発されているような気がして、世界にのめり込むことができた。
特に良かったと思うところは、狂った男「ジョーカー」の話ではあるのだが、もちろん最初は(ちょっと変わっているが)普通の男で、それがなぜ狂っていくかの過程が突飛なものではなかったというところ。
銃を取得する所は日本では現実離れしているが、その他のジョーカーがジョーカーなりうる要因たちはどれも共感することが出来るようなもので、その一つ一つが私達の日常の中に潜んでいると思うと恐ろしくなった。いつ、なんの言葉が他者を傷つけるか分からない。しかしそれを防ぐことが出来るのも人との関わりで、寄り添い話を聞いてくれる人(味方)が周りにいることが大切だと思った。
「ジョーカーさん」ちょっとかっこいい。
母を愛し、人々に笑いを届けることを願う心優しき青年が、「悪のカリスマ」に変身していく物語。いわれなき迫害を受け、愛を求めても得られず、最後には自己の出自まで否定されて狂気に振り切ってしまう経緯が、淡々とクライマックスに繋がっていくのが見どころだ。途中まで悩み苦しんでいた彼が、最後に覚悟を決めたようにピエロの姿で「悪」になりきるのは痛快感がある。アーサーにも、彼を支持して暴れる者たちにも全く共感はできないが、誰にも潜む「負の感情」をシンボル化して描いていると思えば分かりやすい。 アーサーはシンボル化されているし、登場人物の誰一人として心情を描いていないので、これは「ヒューマンドラマ」とは言えない。面白く観ることはできても、映画作品として完成度は高くない。「アカデミー賞候補!」という宣伝には「えっ?」と思ってしまう。
全く無理!
ジョーカー、バットマンの予備知識もないまま世間の高評価で鑑賞してしまい、個人的には途中で帰りたくなる程つまらなく感じてしまいました。 最近は子供達と鑑賞するドラ◯◯んとか、単純な物を観てるからかもしれませんが、ジョーカーのネガティブなストーリーが私の心を開いてくれませんでした。 特にあの笑いが…心理的に無理でエンドロールも見ずに撤収しました。
カリスマの誕生
ジョーカーが、誕生するまでの話。 彼がいかにしてジョーカーになったかが、描かれていました。 精神的に病んでおり、母親の看病にも行っているコメディアン志望のアーサー。話が進むにつれ、ウェイン家との関係や母親との関係を知るにつれ精神が崩壊します。 しかし、とうの本人は自我を取り戻したかのように生き生きとしてくる様が印象的でした。 マイナス点で言えば、最初から精神を病んでいるアーサーを最後まで見続けるの辛かった。劇場のシーンなどは、いたいたしかった。
なんなのだろうか
映画『ジョーカー』を観てきました。 皆さんの評価はやたらと高いようですが、わたしにはとてもそれほどの作品には思えませんでした。 ベネチア映画祭の金獅子賞という触れ込みですが、この種の映画祭にはありがちな、判り難い映画です。判り易ければいいと言うものでもありませんが…。 恵まれない境遇にあるアーサーが、凶悪なジョーカーへの変貌していく過程が描かれるのだが、そこで主張したかったのは何なのか。 理不尽な暴力に晒されて、地下鉄の中で3人の証券マンを殺すことになるのですが、それも、結局銃を持っていたがために、偶発的に殺してしまい、そのことにより、また自らの怒りが増幅されたように見える。 また、母親の問題の絡んでおり、バットマン(ブルース・ウェイン)との因縁なども描かれているのだが、とても感情移入できるものではない。 根底にはゴッサム・シティにおける格差の問題が大きく横たわっているのは判るのだが、それならそれで、別の描き方があるように思う。
スカッとした
後味が悪いはずの映画ですが、不思議なほどスカッとしました。自分自身周囲とのズレに苦しむ部分はあるので、ジョーカーとなった後の振る舞いには爽快感を覚えたのでしょう。もちろん暴力は絶対にいけないことですが、周囲の目や危険性を気にしなければ、階段で踊り狂うくらいはやってみたい。
アメコミ映画というジャンルを超えた社会派映画
本年度アカデミー賞本命と話題の本作 格差社会の中、職を解雇され日常生活でも問題抱え窮地に追い込まれつつも、夢を持ち続け生き抜こうとする、変わり者と他者に受け入れられないアーサーに共感、胸を締め付けられた アメコミ映画というより社会派ドラマとしてズシリと心に響いた 人と違う一面覗かせ周囲から冷めた反応されても、見下されても夢に向かって挑戦続けるアーサーの様な人物と思い合い平等な社会になるよう切に願う 監督はホアキン・フェニックスにアーサーを演じてほしくて脚本を書き、ホアキン・フェニックスは人生は簡単ではない事を描きたかったと話している 様々な角度から社会問題を取り上げ、何故アーサーはジョーカーになってしまった背景が描かれており、興味深く惹き込まれた
クソ映画でした
俳優つまり演技は、凄かったなあ。 こんな感じで、狂気に落ちていく様子を演ってくれ、って言われたからできるってもんじゃない。 動きの全てが、壊れていく精神を表している感じはすごい。それも、一気にではなく、徐々に徐々に。そこは、ホントに尊敬だ。 ロバートデニーロが出ているのは、「ディアハンター」との対比というか、リスペクトなのだろうか? 場面ごとの撮影も見事だし、音響と音楽で心理状態を示すって点でも、恐れ入った。 しかし、それだけに、この話は、いったい誰のための、何の話なのか? と真剣に考えてはしまう。バットマンの敵役ジョーカー、あんなヤツがどうして生まれたか、気になるでしょうってか? それを知ると、バットマンシリーズというヒーロー物を観る姿勢が、大きく変わるのか? 不幸な境遇を知って、悪事を働くなもさもありなんと思いながら観るのか? そんなこと、ないだろうな。 そんなわけで、本作が、ヒーロー物の一部として作られた意味は、自分にはちんぷんかんぷんだった。なので、失礼な書き方になってしまったが、自分にとっては、クソ映画でした。 惜しくない? こんなにすごい演技、撮影、音響してるのに。
人間にとって一番辛いのは人から認められない孤独感であると再認識した...
人間にとって一番辛いのは人から認められない孤独感であると再認識した作品。これから高度な知識社会になっていくにつれ、このように孤独感を持つ人は増えていくだろう。
名作。最後なければ。
俺にとっては完璧な映画。最後なければ。 カッコいいし素晴らしい。最後なければ。 「最後なければ」は、関係無しに3.5。完璧だけど。 ホアキンまじまじ見たのはじめてだけどリバーに全く似てないから血のつながりは微妙とみた。
彼の人生は悲劇か、はたまた喜劇か
人気シリーズ「バットマン」の最狂の敵「ジョーカー」のアナザーストーリー。 生い立ちをなぞると悲劇しかない。 だから彼は笑っていたくて皆んなに喜んでほしかった。 でも理解されることはなく、馬鹿にされたり突き放されたり。 彼が自らジョーカーになったのではなく、ゴッサムシティが彼を創った。 とにかく観ていてずっと息苦しかった。 買ったコーラが不味く感じる映画です。
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