ジョーカーのレビュー・感想・評価
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標準作
破綻なく、スピーディに展開する。
映像美は確かにあるけど、それ目当てに見にいく映画ではない。
デニーロ、出てます。が、これも見どころというほどではない。
ストーリーは、だろうね、やっぱり。ということで、予想どおりなのが、かえって驚き。
ジョーカーという不条理が、現実の不条理によって生み出されるという、もう、ベタそのものの「条理」。
不気味で訳がわからないジョーカーが、ちっちゃくなっっちゃったな。
刺さる台詞や、ハッとさせられるシーン、心が揺さぶられる場面もない。
ときおり出てくる、妙に読みやすいレイシズム批判のプラカードが、現実批判なのか、映画賞アピールなのか、中途半端でいらんなぁ。
暴力シーンだけは、やたらと生々しくて、ウンザリする。
凡作プラスαで、せいぜいが標準作。
この映画は狂ってる
正直微妙かなぁ
映画単体としてみれば、
確かに面白い社会派の映画だ…
けどジョーカーとして見ると正直微妙
自分もダークナイトで予習しただけだったけど、
ダークナイトと繋がらない…
ダークナイトでは、犯罪歴のない(捕まったことのない)ケチなコソ泥が
バットマンのビックリするような正義に照らし出されて表舞台に…って説明だったはずなのに
精神異常者が病んで人殺しちゃいましたみたいな話になってた
挙句オチがこの話自体夢オチかもねみたいにお茶を濁して、ダークナイトと繋がらなくてもしょうがないよねと言わんばかりの終わり
面白い社会派映画作ったから見てほしい!
じゃあ、ジョーカーの名を借りて人集めてみよう!
…みたいに邪推してしまった
ジョーカーを探して
なんだろうこの、映画鑑賞後に特有のプチトリップ感の無さは...
人の作り上げた映像作品としては、すごく評価出来ると思う!
ホアキン・フェニックスの演技も素晴らしく、惹き込まれました。
けどこのストーリーは、私にとって日常的と言うか、割りと良くある&良く聞く身近な不幸話だったので...
アメリカでは公開時に暴動が警戒されたというけど、それくらい、この社会には「アーサー予備軍」が存在すると大勢の人が感じているんでしょうね。
つまりは主人公が平凡に過ぎたのかなぁ。
不運で不平等な人生に詰んで、とうとう暴発して犯罪者になっちゃった男性の中には、希代の怪人ジョーカーの片鱗はまだ見あたらず。
あの、おぞましくもゾクゾクわくわくさせられるグロテスクな存在感!カリスマ性!
いずこに?
私が読み取れなかっただけなのかなぁ...無念。
悲劇が生んだダークヒーロー
もやもやもや
非常にもやもやが残る作品でした。
精神障害を持つ大道芸人が世間の目だとか他人の声だとかに苦しんでいつしか犯罪を犯してしまう…話。
演出も俳優さんたちの演技も素晴らしく、その点だけで言うなら星5でした。ただ、バットマンを知っていて、ジョーカーも知っていて、バットマンの敵としてのジョーカーを求めて観ると消化不良を起こすような気がします。私はそうでした。
作中好きなシーンは沢山あります。でも(あくまで主観なのですが)それはストーリーではなく演出だと思うのです。ストーリー自体は主人公がジョーカーである必要があるのだろうか?という思いが拭えませんでした。
これがジョーカーでなかったのなら、ただの大道芸人であったなら、私はこの映画をただ素晴らしいと評価していたと思います。
ジョーカーになる以前のアーサーやジョーカーとして名乗りを上げてすぐのジョーカーが、バットマンの強大なヴィランとして無差別テロを起こすようになるのがどうも想像しづらいのです。将来の姿を想像するとそこまでなるかな?という気持ちになってしまいます。
正直なところ、ジョーカーの過去はどこかでみたような話でした。経験したことがない人間が知った口を、という話ですが、わざわざ主人公がジョーカーである必要は?と…。
ジョーカーはあなたのすぐそばにいるかもしれない、そんな恐怖を駆り立てるような作品なのかもしれません。ホラー映画と同じようなものなのでしょうか。あなたの後ろにも貞子が…、というような?残念ながら私は映画を束の間の現実逃避として観るタイプなので、そういった感覚も解りませんでした。
もし現実にジョーカーが存在して、その過去を描くドキュメンタリーのような作品でした。
私自身人生経験もゼロに近い若造ですし、学も有るとは言い難いのでこういった感想ですが、この映画は自分の目で耳で心で考えるのが一番かと思います。映画館でお金を出して観てほしいとは言いません。でも一度は何かで観てほしい作品です。
乱文失礼いたしました。少しでも参考になれば幸いです。
ユーモアの綱渡り
「人を笑わせるのは、人を怒らせるのよりも難しい」と祖母が言っていたのを思い出した。本来は誰か笑わせるためのユーモアも失意や悲しみの中では凶器にもなり得る。ユーモアとはそれだけに儚く、脆いものなのだ。そして、本作の主人公アーサーのユーモアは喜劇と悲劇の間を綱渡りする。これが“ジョーカー"というキャラクターが道化師である所以なのかと頷いてしまう。
本作の見事な点は誰しも悪に染まってしまう怖さを描いた点ではない。誰しも悪にならされてしまうかもしれない、というところに本作の面白さがある。喜劇に転げ落ちるのか、はたまた悲劇に転落するのか?善人が悪に堕ちるという作品はこれまでにも数多あったが、アーサーは悲劇という階段を転がり落ちるどころか、むしろ上り詰めていくことで喜劇にして見せている。悲劇と喜劇は表裏一体であり、どちらの方向から見るかによって、見え方が異なってしまう。それは時に善悪にも当てはまる。たとえ合法的な行為であっても、たとえ反社会的な行為であっても、単純にその善悪を決めきれないこともある。
言うまでもなく、本作はバットマンの宿敵“ジョーカー”の誕生までを描いた作品であるが、それと同時に我々が知るあの“ゴッサムシティ”誕生までを描いた作品と言っても良い。一人の人物の登場によって、あるいは一つの出来事によって、世論は、メディアは、そして社会はいとも容易く変化する。そして、この恐さ、この愚かしさ、このバカバカしさの根源は一体何なのだろうか?と観客に問いかける。
コミカルに見せるラストシーンを笑って済ますか、不謹慎と見做すか、あるいは憤りを感じるかは観る者によって違ってくるだろう。だが、そのいずれかの感情を抱いたとすれば、それはジョーカーの術中にすっかり嵌ってしまったということであろう。
最後に何故か清々しく
ジョーカーはバットマンの悪役という程度の情報で、評判の良い本作を鑑賞しました。
ホアキンフェニックスの演技にやられました。殺人は、悪い事なのに、感情移入しまくり、気付いたらアーサーを応援していました。地下鉄のヤッピー達がホント嫌味で、そんな奴ら撃っちゃえ!と←オイオイ。
アーサーが闇落ちするのは、哀しいはずなのに、最後には何故か凄いカタルシス。
常人には理解不能。
観賞直後は良かった、んだが
そのあとに「パラサイト」や「屋根裏の殺人鬼 フリッツ・ホンカ」等を見たら、めちゃくちゃ上品な作品に思えてしまった。
ジョーカーとして覚醒した後、世間は彼をヒーローかのように担ぎ上げて拍手喝采、だが
「パラサイト」「屋根裏の〜」はそれに比べてどうだ。
特に「屋根裏の〜」は事実に基いた話であり
こんなにも救いがないなんて。
現実はもっとつらい。
上記2作品に比べると、「ジョーカー」は前向きで希望の持てる作品にすら感じてくる。
バットマンのスピンオフと思って、観に行くと痛い目に遭う。
物語は確かにバットマンの宿敵、ジョーカーの誕生秘話ではあるのだが、どちらかと言うと社会の負け組が如何にして、悪の権化へと変貌を遂げる見方が正しい。まず最初に目を惹いたのが、「タクシードライバー」「狼よさらば」「地獄の黙示録」「カッコーの巣の上で」など、様々な映画のオマージュにはニヤリとさせられた。特に、ロバート・デ・ニーロが司会を務めるトークショーは、まんま「キングオブコメディ」。ホワキン·フェニックス演じるアーサは、そのトークショーに出演するのを夢見るコメディアン役で、立場が逆転したのも興味深い。
さらに注目するならば、格差社会が引き起こす悲劇。ここでは上流階級が悪役扱いされ、あのブルース·ウェインの父親でさえ、アーサーに暴力を振るう。ジョーカーを崇拝し、ゴッサムシティに暴動が起こるのを見て、今の香港を彷彿したくなるが、この作品を現代社会の暗喩ではないかと思うのは、深読みのしすぎだろうか。
2回鑑賞!!!
バッドマンが観たくなった
単純にテンポが悪い
大体のシーンが無駄な尺が多く、30分ぐらい短くできると思われる。
始めの笑い病の所もなげぇなぁ。とその段階から見に来た事を後悔し始める
作中で全ての原因となった、会社の同僚が何故銃をあげたかと、銃を保育園?に持って行ったかが不明、会社の責任者も何故持っていったんだ?と聞いて、いえピエロとしての仕事道具と答えていたが、いらんでしょ、と責任者に言われクビになる。まったくその通りだと思った。
銃でむかつくやつを殺しまくる所は爽快、血で口紅するぐらいかなぁ、見所は。
全てのシーンが主人公の妄想の可能性があるが、どうなのかは明かされず、
脚本執筆時に意図していた“真実”をいずれ明かすという監督、いずれなので、いつかは不明、解釈は視聴者におまかせします。
うーん、倍速でレンタルで良いと思います。
謎がいっぱい。
バットマンの宿敵、ジョーカーの過去を描く。
なによりも驚きなのは、あの「ハングオーバー」のトッド・フィリップスが本作を手がけていることだ。そのことにずっと気をとられていた。
アーサー(ホアキン・フェニックス)がジョーカーになってしまう過程が緻密に描かれている。
コメディアンになりたかったアーサー。ピエロの扮装をしてサンドイッチマンの仕事をこなす。
カウンセリングを受けながら。
・・・・・
すべてがアーサーの妄想だとする説がある。
同じマンションの彼女の件りは妄想だとはっきり示されるが、ことによるとマレー・フランクリン(ロバート・デ・ニーロ)もアーサーの創作かもしれない・・・。
ホアキン・フェニックスの怪演と謎が散りばめられている脚本で、リピーターが続出しそうな感じ。日本での大ヒットは必然か。
DCコミックスの映画化で、オスカー戦線に登場できるか、楽しみなところである。
普通
思ったより全然良かった
あまり期待していなかったが、友人に誘われたので映画館で鑑賞。
観終わった後の満足感は十分あって、映画館向きの作品だった。
段々と一人の男が狂っていく様を描いているのだが、構成としてはそこまで複雑ではなく、しかし一つ一つのシーンで目が離せないような魅せ方があった。
カメラの構造的には寄りで背景がボケボケというようなショットが多く、通常であったら疲れてしまいそうなところだが、むしろ「最初から最後まで緊張感持って見ろよ!」っと挑発されているような気がして、世界にのめり込むことができた。
特に良かったと思うところは、狂った男「ジョーカー」の話ではあるのだが、もちろん最初は(ちょっと変わっているが)普通の男で、それがなぜ狂っていくかの過程が突飛なものではなかったというところ。
銃を取得する所は日本では現実離れしているが、その他のジョーカーがジョーカーなりうる要因たちはどれも共感することが出来るようなもので、その一つ一つが私達の日常の中に潜んでいると思うと恐ろしくなった。いつ、なんの言葉が他者を傷つけるか分からない。しかしそれを防ぐことが出来るのも人との関わりで、寄り添い話を聞いてくれる人(味方)が周りにいることが大切だと思った。
「ジョーカーさん」ちょっとかっこいい。
母を愛し、人々に笑いを届けることを願う心優しき青年が、「悪のカリスマ」に変身していく物語。いわれなき迫害を受け、愛を求めても得られず、最後には自己の出自まで否定されて狂気に振り切ってしまう経緯が、淡々とクライマックスに繋がっていくのが見どころだ。途中まで悩み苦しんでいた彼が、最後に覚悟を決めたようにピエロの姿で「悪」になりきるのは痛快感がある。アーサーにも、彼を支持して暴れる者たちにも全く共感はできないが、誰にも潜む「負の感情」をシンボル化して描いていると思えば分かりやすい。
アーサーはシンボル化されているし、登場人物の誰一人として心情を描いていないので、これは「ヒューマンドラマ」とは言えない。面白く観ることはできても、映画作品として完成度は高くない。「アカデミー賞候補!」という宣伝には「えっ?」と思ってしまう。
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