ジョーカーのレビュー・感想・評価
全1574件中、1521~1540件目を表示
最後は喜劇にみえるから不思議
守るべきものがなくなれば狂うのは簡単なのだ。悪だから、狂っているから、かっこいい。世間の目、仕事、家族、友達。守るべきものがある恵まれた環境で、みんな狂いきれない。清廉潔白はつまらない。もし全部妄想なのだったとしても、示唆するところは同じと思う。
寄りかかる物の無くなる狂気
まさに“全てを失った男”
精神的にやられていて、社会にも見向きもされない。切れ切れで生きていた彼に怒涛に訪れる悲劇。職を、信頼を、尊敬を、尊厳を、全てを失う。残ったのは狂気じみた自由。
アーサーが追い込まれている間も外ではサイレンがなってた。それがアーサーをジョーカーたらしめる孤独感や虐げられた個人に見向きもしない世界を体現しているようで切なくなった。世界観も完璧
ホアキン・フェニックスの演技が上手いこと上手いこと、どんどん引き込まれていった。
と、一度見た物の見返したのでレビューを。
狂気に入る。空気が震える。
暗くて哀しいけど美しい映像
間口を広げたタクシードライバー
バッドマンの敵役だとは何も知らず鑑賞。
最高。普段は忘れないようにシーンを書くがそれもいらない。
「タクシードライバー」は感想が二分する(おそらく)意味不明か共感で。
それよりも広い、反面教師ににすればそれまでだし、母を殺した理由を探せばそういう映画だし、バッドマンの裏側と感じればそうなる。街のうっぷん劣等感不平等。人生の捉え方万能感認められたい思い愛。病気への理解、認知、理解者。孤独。
別に通ぶるわけじゃないが、刺さらない人には刺さらなくてイイお話。
ただこの「どうしようもない思い」ってのは昔から俺だけじゃなく、お前だけじゃなく、少なからず「在る」って事が自分にとっては安心する。元気を貰える。
ただ様々な多様性にも合わせた現代で間口を広げることは自然かもしれないが個人的には、もっと物語をしぼってもよかったと思い4.5
悲しいよ、めちゃくちゃ哀しい。
どこまでが現実で、どこまでが妄想か分からなくなる。 おかげで観てい...
どこまでが現実で、どこまでが妄想か分からなくなる。
おかげで観ていて何度も鳥肌がたった…
近隣に住む女性とのやりとりは見るたびにぞわっとする。
一番好きなのは階段のシーン。
何度も暗く重い足取りで登っていたあの階段を
スポットライトが当たっているかのように
軽い足取りで踊りながら降りてくるジョーカーが本当にかっこよく見える。
タイトルなし(ネタバレ)
1人の優しい男が犯罪を犯すまでをものすごく丁寧に描いた怪作。病んでる時に見たら犯罪犯しちゃいそうなくらい犯罪者の心理に共感させるような映画になってるし、それを革命としてチヤホヤする群衆にも最後ダブるようなカメラワークになっていて精神おかしくなりそうな映画。見てて疲れるが傑作。
思ったより良かった。
俳優の演技も画面の切り抜きもテーマもすごく面白かった。
(⚠️隙自語注意⚠️)
毒親母子家庭きょうだい児沖縄離島出身です。
本当になんの機会にも恵まれず、とにかくお金がない。時間もない。
勉強する場所も機会もなくインターネットも黎明期。ガラケーと重いパソコン。
自腹で携帯を持ち、自腹でADSLを契約し、二年生以降全額給付型奨学金でなんとか国立大を卒業するも
リーマンショックと東日本大震災で今まで一度も正社員になったことがありません。
職歴はブラック学習塾と臨時教員、コールセンターの夜勤、物流のみです。
母は重度自閉症の兄の世話をしながら働いていましたが、人並外れた体力やメンタルがあるわけもなく、
見事に◯藤◯とりにハマり、私は本当に家の中で空気のような存在でした。
特に衣食住は提供されるが世話をするわけでもないし、運動会や入学式、卒業式も来ない。
三者面談で先生が話し始める前に「うちお金ないんで、高校は公立だけで」と矢継ぎ早に言い出したのには参りました。
席に座る前にです。先生も「はぁ…、」って感じで引いてました。
私がジョーカー化してないのはおそらく知的障害がなかったからです。
IQが生きるために必要なすべての能力を測るわけではないですが、下がるほどに生活での困難が増える、というのが一般的な解釈です。
大人の知能指数の算出の仕方は単純なカレンダーエイジ分のメンタルエイジではなく偏差知能指数を使って算出されます。
IQ70未満のいわゆる知的障害のある方は全体の2%、グレーゾーンと呼ばれる方(IQ70-84)は社会全体に14%いると言われています。
ジョーカーは誤字脱字、空気の読めなさ、他人の言っていることへの理解力、仕事を続けるという努力の意味を理解すること、など知的障害があるという示唆があります。
さて長々と関係ない話をしましたが(いや本当に)
私がこの映画で一番感銘を受けたのは
「障害があっても助け合っていけたら彼は悪い方向に進まなかったと思う」
「彼を誰か救える人はいなかったのか」
「母親だけが彼の救いであった」
「子供が発達障害ですが、この映画の書き方は事実をとらえていません。否定的で悲しくなりました」
などの感想が溢れていたところです。
話せば、その立場に立てば、想像すれば「理解できる」なんて嘘です。
悲しいおっさんが笑う話
最後の笑いのみが本心からの笑い。
バットマンの悪役であるジョーカーだが、本作は独自に作ったもののため繋がりはない。ただ、一部設定は同じであるので細かいネタがある。事前に情報を知っていた方がいいのか微妙なところである。
映画の解釈については作中内に情報が少ないため正確なことはわからない。
この3.5はホアキン・フェニックスの鬼才に捧ぐ
ジョーカーがなぜいい人から悪になったのかその真相がわかる映画でもありました。
ジョーカーが悪になる前の人間としての生活をしていた姿が明かされました。
まず。いい人でもあり性格が優しくて。気難しい人でもあったのに
そんな彼がなぜ悪みたいな人物になったのかがすごくわかりました。
てか理解するぐらいにわかってしまったことが
正直驚くようにびっくりしかありませんでした。
ジョーカーの本名がアーサーという名前でしたアーサーの職業がピエロでもあり
母親のためにも稼がなきゃいけない時期でもあり
凄く困難と精神に病んでいた人でもありました。
特に笑いが止まらなくなる時があり必ず笑ってしまうと収まらない症状でもありました。
それを治したいからこそ精神病院に通いながら過ごしていたのかもしれません
そしてアーサー事態が自分の本当の悪を生み出す存在になった人とか
職場も失って
どれだけの苦しみを味わってきたのかもそこでわかるようになります。
そんな人間の内なる憎みとか悪意がいつしか犯罪を犯してしまう人間になるのかも知れません。
そんな人間が一番怖いと僕は感じてしまいましたね
なぜ人間が怖いのかといいますと
人間には心も体も優しくて幸せになりたいという夢があるのに
その幸せを邪魔したり
幸せを奪ったり
夢が夢じゃなくなるほど
悪意が広がるという存在でもあり
そんな人間がいつしか恐ろしくなるという恐怖でもあることを
この映画では知らせたいと感じました。
特にアーサーが悪になるきっかけもそのことがあったからではないかと思いますし
悪に染まった人間はいつしか取り戻せなくなる存在でもあり
幸せではいられない状況でもあるので
人間が人間じゃない何者かのモンスターになるという存在でもあります
例えば人格が適合して新しい何者かが生まれる場合でもあるし
その人格がいつしか犯罪を犯してしまうきっかけにもなるかと感じます。
それぐらいに犯罪は犯してはいけないし
幸せな街にはいつしか犯罪の世界に陥る場所でもあるので
世の中が変わらなければこの世界も変わらないと僕は感じました
なのでこの映画を見て僕が思ったことが
犯罪をなくすためにはどうしたらいいのか
どうすれば犯罪がなくせる世界になるのか
それを思いながら見ていたのと
ジョーカー誕生の秘話が明かされたとき
人々は悪の組織とも呼ばれるジョーカーに
支配されるのであろうかと僕は思いました。
それがいつしかバットマンに倒される日が来るのが
訪れるということは
僕もすぐにわかりましたね
それぐらいにこの作品のキーパーソンでもある
ジョーカーの正体が知れて
よかったと感じました!
バットマンのジョーカー誕生物語。こうしてヤバくなったと見るか、ヤバ...
暗く暗いお話
人を笑わす道化師(ジョーカー)が家庭環境や社会の辛さにより犯罪者になっていくお話。
ダークナイトに出ていたジョーカーよりも深く暗い描き方をしていたと思います。なにより演技が素晴らしい。ホアキン・フェニックスの恐ろしすぎる演技力によりなんというか圧倒されてしまいます。
ただ、ツッコミどころは多かったかな。
アカデミー賞を多数取っていると聞いて見てみましたが賞を取るほどなの?とは思ってしまいます。
でも明るい音楽に乗せて狂気的な人物を描くという映画の手法は個人的には好きというかハマるというか、、
この作品が1番その手法を使うのが上手かったと思います。やってることがまじ狂気すぎるんよ。笑いながらだったりとサイコパス具合が見えるのは良いと思いました。
人間の本性は悪性
昔から悪は人を魅了すると言いますが、アーサーがジョーカーに覚醒する瞬間は震えた。如何なる状況でも殺人や暴力は容認出来ない。それなのに彼の殺人を見ると心が洗われた気持ちになってしまうのは何でだろうと考えました。監督の言う通り、思いやりが欠如している時代。世間の心無い言葉が誰かを蝕む。虐待・障害・いじめ・失業・貧困と格差・・・国や地域は違えど誰しもが直面する問題であり、アーサーのそんな不条理に翻弄され孤立していく姿に共感してしまう。見終えた観客の大半が笑顔で私も晴れ晴れした気持ちで劇場を後にしたのがその証拠。私なんてジョーカーに共感してクライマックスに泣いてしまいました。そんな人が増えて行く程、今の時代は生きづらいし、誰しもがジョーカーとなり得る可能性を持っている。
この映画の独自解釈である幼少期のブルースとアーサーとの邂逅にぐっと来た!やはりこの2人は永遠に戦い続ける運命なんだとしんみり・・・
ヒース・レジャーと比較する人も多いでしょうが、両者ではジョーカーの在り方や解釈が異なるので語る議論は意味がない。
世の中に起こる事に分かりやすい因果関係はなく、些細なきっかけや思い込みで物事は加速度的に悪化する。
見終えた観客の大半が笑顔で私も晴れ晴れした気持ちで劇場を後にしました。誰しもがジョーカーになる可能性を持ち合わせているんですね。
虐待、障害、差別、介護疲れ、いじめ、失業、貧困と格差、暴力、他者への無関心、不寛容と抑圧、社会からの隔絶……様々な社会問題や政治的メッセージがこれでもかと言わんばかりに詰め込まれていて、またそれはどこの国や地域にも存在し、誰しもが直面しうる問題でもあります。
あぁ。
全1574件中、1521~1540件目を表示