ジョーカーのレビュー・感想・評価
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深刻すぎるよ
ジョーカー=ホアニン・フェニックス。
配役を見たとき、ズバリだなと思った。
ホアニンといえば、とにかくくせのある役ばかり。
特に「ザ・マスター」の時は目が普通じゃない、狂気の男を演じていた。
この「ジョーカー」でも、普通の男が、どんどん追い詰められて狂気の世界に。
だから、適役といえば適役なんだけど。
でも、ぼくにとって、あまりにもあまりにもぴったりで、意外性がなかった。
ジョーカーは狂気とともに愛嬌もあったはず。
だから、ぼくにはヒースのジョーカーが依然としてナンバー1だ。
と、見たすぐあと、こんな風にフェースブックに書いていたのだが。
いま思い出すと、やっぱりホアニンのジョーカーは強烈だったと思う。
ホアニンはこの役のために20キロ以上痩せたという。その入れ込み方が尋常じゃない。
この映画の冒頭は笑いのシーンから。
初めは普通の笑いだったのだが、それが中盤から、ちょっと異常な笑いになり、
後半は完全にいっちゃてる笑いになる。その変化が見事だ。
でも、普通の人から狂気の世界って大きな違いのようだが、それほどでもないって気もする。
言葉を変えれば”善”から”悪”。善のすぐ隣には悪があるのだ。
その対極の間に人間はあるんだって思う。
それから、最後のTVショーでロバート デ ニーロと対峙する場面。
緊張感は半端なかった。
アウトロー役が定番のデニーロがリベラルな顔した保守派を演じ、狂気のジョーカー
と対決する。アメリカらしいエンターテイメントの世界の中での対決は見応え十分だった。
この映画のジョーカーを演じるとしたら、ホアニンしかいないだろうと納得した。
でも、シリアス過ぎた感はある。もっと愛嬌というかユーモアが欲しいと思う。
やっぱり、ヒース・ジョーカーは譲れないなと思う。
反面教師になった映画
精神疾患があって社会に適応できなくて、理不尽な目にあって、社会や世間を憎んでても、ああはなりたくないと思いました。
コメディアンなんて才能と運が必要な職を目指してるのに、努力が全然足りてないし、自分の個性が周りに受け入れられないことなんて、当たり前じゃないかと思って、全然同情できなかったです。
証券マン殺してピエロを英雄視していた貧困層も、デモを起こしたり、街を暴れて破壊している暇があったら、貧困から抜け出して、上手く立ち回れるには、どうすればいいのかよく考えればいいのに、と思ってしまいました。
(学校は嫌い。僕はコメディアンになる)ってのは、いいけど努力が全く足りていないので、とても反面教師になる映画でした。
資本主義へのアンチテーゼ
舞台となるゴッサムシティでは労働者のストが起こり
ゴミ収集もままならず、鼠が街を徘徊するようになっている。
主人公アーサーはコメディアンを目指すも
経済難の波は彼の元にも歩み寄っていた。
先天性の病により突如笑い出すという奇妙な神経病を持っており、
周囲から気味悪がられ、程なくして職を失ってしまう。
行政にも予算が行き渡らず、街は混沌と転落の道を
猛スピードで走り抜けようとする最中
アーサーの出生が徐々に判明していく。
引き合いに出される映画に「キングオブコメディ」
「タクシードライバー」などが挙げられているも、
コメディ番組の司会者にデ・ニーロが出ていることからも
その影響は決してないとは言えないだろう。
またアーサーは今の世で言う負け組であり、
先進国であればあるほど、貧富の格差は生まれ
今の世においても富裕層と政治への反発は確実に生まれている。
そういった資本主義社会への批判的メッセージも
この映画においては語られているとも言える。
この映画の一つに象徴となるシーンに家に向かう長い階段がある。
普段の彼は長い階段を生気なくトボトボ登るのに対し、
彼が最も生気を得た状態においてその階段を心地よく降りていく。
彼は上昇ではなく下降することで生気を得たのである。
アーサーは人の持つ承認欲求を親からも誰からも貰うことが出来ず
育ってきたが、唯一彼自身がもっとも輝き認めてもらえる部分が
堕ちた世界であったとは何とも皮肉である。
近年、アメコミ映画がマーベルを筆頭にたくさん排出されているが
こういった社会性のテーマをきっちり収めて娯楽作以上の
作品として世に出すところにハリウッドの底力を感じる。
(こういう部分を邦画のコミック原作映画は模倣すべきだと思う。)
救われない街の救われない男の物語
ダークナイトが現れる前のゴッサムシティ。社会の底辺にいるアーサーには何の希望も無い。
そもそも精神的な病で社会から阻害され、
信じていた母親にも裏切られ、
ウェインにも邪険にされ、
シングルマザーとの恋愛など妄想に過ぎず、
あこがれていた有名コメディアンにも利用される。
そんな絶望的な日々をホアキン・フェニックスがガリガリな体で演じていく。
いつも日本のドラマで感じていた美男美女による難病もの、障がい者ものにありがちな違和感を感じさせない何かが彼のなかから静かに溢れている。
中盤から最後のシーンまで恐ろしいエピソードが止まらない。普通の人が見たらぞっとするだろう。狂気さえ感じられる。心の心拍が大きくなる映画。これはバットマンの最悪の宿敵ジョーカーが生まれる過程を見る映画!
台風19号が日本列島に最接近して大きな被害をもたらした翌日10月13日(日曜日)、
Movix堺で映画「ジョーカー」(Joker)を見た。
最近はカミさんと自分の休日が合いにくいので、
映画を見る頻度がめっきりと減ってしまった。
今日は「ジョン・ウィック パラベラム」と「ジョーカー」の2本を見ようと思ったのだが時間的に無理だった。
「ジョーカー」は10月5日~6日の国内映画ランキングでダントツの1位で
、土日2日間で動員35万6000人、興収5億4800万円を稼ぎだした。
最終興収20億円以上が期待できる好スタートとなっている。
ただの大道芸人がいかにしてバットマンの宿敵ジョーカーになっていくのかを描く。
主人公はピエロとして街角の商店のコマーシャルや、病院の慈善活動に派遣されて食い扶持を稼いでいる。
仕事中のいくつかの失敗のせいでその仕事もクビになってしまう。
鉄道で家に帰る途中でひょんなことから殺人事件に巻き込まれてしまう。
入院している母親の素性や自分の出生の秘密を知ってしまった。
きっかけは些細なことだったのだが、転がりはじめた男の転落はもう止めようがなかった。
中盤から最後の最後のシーンまで恐ろしいエピソードが止まらない。
普通の人が見たらぞっとするだろう。
狂気さえ感じられる。
心の心拍が大きくなる映画。
上映区分はR15+。
人を殺めるシーンが複数あるので。
上映時間は122分。
見ると、ある意味心が乱れたり不安や不愉快など複雑な気持ちにもなる映画だが、
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆とします。
現実
ジョーカーの境遇、生い立ちが僕とほぼ一緒でビックリした。
これはジョーカーのストーリーであると同時に僕のストーリーでもあった。
これは、ただでさえニコルソン派とレジャー派で分かれるジョーカー派閥にフェニックス派が加わりそうですね。
でも結局、どこまでが妄想でどこまでが現実なんだろう。
ジョーカーは、ジョークを言う人
同僚が低身長の人をおちょくる発言をした時の
アーサーの笑い(その後の真顔)、
スタンダップコメディを一人で聞きに行って
大衆とズレたところで笑う。
普通の人に混ざろうとする姿に胸が痛む。
母親と踊る時の表情、
バスで子供を笑わせようとする姿、
小児病棟での明るく優しいピエロ姿、
恋人を見つめる表情、
デニーロの番組を見る時の輝いた目。
笑わせて人を幸せにしたい、
そこから自分の存在価値を見つけたいという人間の姿があった気がする。
笑いのセンスはあまりなかったけども。
「本当に楽しいから笑うんじゃなくて、笑ってると楽しい(かもと錯覚できる)」と日頃から思っている私も、アーサーと仲間かもしれない。
低身長の人を殺さず逃がした時の強く優しい顔。
電車で殺した後のトイレでの恍惚な表情。
ジョーカーになって階段を踊りながら堕ちていく姿。
暴動の中のパトカーの所での最大の自己表現ができた姿。
ヒースのジョーカーとホアキンのジョーカーは人物像が違うので、ホアキンの覚醒したジョーカーの姿を、まだ若いサイコパスのヒースレジャーのジョーカーが暴動のどこかで見ていてダークナイトに繋がったのかなと思ったり。
ジョーカーの一連の出来事全部が、
最後の病院でアーサーが本当に笑いながら言ってた、思いついたおもしろいこと(妄想)だったのかなと思ったり。
ジョーカーはジョークを言う人、という意味なのでこの映画全てがジョークなのかもしれない。
アメリカンジョークが私には全然面白くないと思うことが多いように、アーサーのジョークは腹を抱えて笑う類のジョークではないけどアーサーにとっては面白いこと。
ハングオーバーで私はこの監督に笑わせてもらった。ハングオーバーを撮って、ジョーカーも撮る監督なんて、ジョークが過ぎる。やはり、笑いを作れる人は他の才能に長けているという私の仮説は正しいと思った(逆はスベる事が多い)。
ホアキン・フェニックス、凄すぎた。
最初のアーサーと、ジョーカーと別人のような演じ分け。
この映画、色々言いたくなり過ぎて長文になるけど
もう一つ付け加えると、ホアキンの顔があの眉毛の存在感のせいで私は苦手だったけど、ピエロメイクでそれが薄れ、自信に満ち溢れると、途端に好きなタイプの顔になることを知った。
モヤモヤが残る
多くの方と同様に、私もダークナイトが好きで、そのジョーカーの誕生ストーリーを期待して観に行ってしまい。
途中で違和感。あれ、ジョーカーってこんなんだったっけ?
そして、見るギアをジョーカーという名前の全く別の男のストーリーにチェンジして見続けました。
ホアキンの演技はすごくて、あの泣き笑いみたいな笑い方や、ガリガリの身体や、ダンスや、狂気に変わる瞬間など、片時も目が離せせなく。
現実と妄想の演出も街の狂気も、恐ろしさを感じるに充分でした。
でも、足りない。
ある男が、自分を取り巻く環境や病気から、狂気の殺人者となり、社会が彼を祀りあげる。
でも、話はそこで終わってしまった。
ダークナイトにつづく、なら無理矢理納得もしますが、このジョーカーはあのジョーカーではないんですよね。。
うーん。なんか、モヤモヤ。。
ダークナイトのジョーカーとは別物
ダークナイトのジョーカーの前日譚ではなく全く別のモノとして観ないと面白くない。ヒースレジャーのジョーカーは知的レベルの高い陽気な基地外テロリスト。何かと悩みがちな暗い正義のゴッサムシティ守護者バットマンとの対比が非常に面白かった訳です。が、ホアキンジョーカーは、ただただ不幸、暗い。こんなんでバットマンの敵になれるのかな?という感じです。(ただ、トイレや階段でジョーカーになってくシーンは素晴らしすぎてホアキン最高。美しい、キモい!怖い、美しい!この映画の価値は八割ホアキン)
バットマンとの年の差とキャラの違いに納得いかなかったのですがホアキンJKのビジュアルやキャラにインスパイアされてヒースJK誕生説が自分は腑に落ちました。
2つの視点
『悪のカリスマ誕生』を描いた映画だと言われると、それはちょっと違う気がする。
やはりヒース・レジャーのジョーカーと比べてしまう。ダークナイトもジョーカーが主役の映画と言っても過言ではなかっただろう。あちらのジョーカーは『悪のカリスマ』という言葉がよく似合う。
結論から言うとこの映画は良くも悪くも『期待を裏切られる映画』だと思う。ずる賢くてカリスマ性を持ったジョーカー像とはかけ離れている。逃げてばっかりで全然強くない。
しかし、『映画を見る人の視点』では今回のジョーカーはひとりの弱い人間でしかないが、『映画の中で描かれている群衆からの視点』で見ると、今回のジョーカーも紛れもなく『悪のカリスマ』だったのだと思える。
ーー以下、ネタバレを含む・・・ーー
治安が悪く『持てる者』と『持たざる者』の格差が広がる社会に暮らすアーサー。優しい性格の彼だが、ある出来事から生業としていたピエロの仕事をクビになってしまう。失意の中ピエロの衣装のままで地下鉄に乗っていたところ、暴漢に絡まれて持っていたピストルで3人を殺してしまう。何てことはない。よくある物語のプロットだ。
しかし、『映画の中の群衆』という視点で見ると、この瞬間だけがジョーカーとの接点になる。実は殺された暴漢はウェイン産業(バットマンの父親の会社)の社員だった。つまり『持てる者』側の人間だった。
ウェイン産業の社長であるトーマス・ウェインはニュース番組で「この凶行を許さない」と発言するが、この出来事は『持てる者』への不満が溜まっていた『持たざる者』の視点で見ると、ジョーカーは突如として現れた『社会の闇の代弁者』なのである。
ここから紆余曲折あるのだが、信じていたものをすべて失ったアーサーは結果的にテレビ局で電波ジャックを行うことになる。有名テレビ番組で自分がピエロ姿の殺人犯だと暴露し、『持たざる者』の不満をぶちまけ著名な番組司会者を殺してしまう。行き場のない個人的な恨みをぶつけることでアーサーは自分の物語を終わらせようとしていた。
アーサーはあっさり逮捕されてしまう。そりゃそうだ。もう何もする気はないのだから。何かをやり遂げた清々しいような顔で護送されるアーサーだったが、テレビを見て暴徒化した群衆によって救出されてしまう。
ーー『社会の闇の代弁者』は大胆にもテレビ局をジャックし、あっさりと逮捕されたかと思ったら群衆を味方につけて警察を翻弄するーー
地下鉄での殺人とテレビ局ジャックしか接点のない群衆から見れば『ずる賢くカリスマ性のある、いつものジョーカー』が社会の闇に舞い降りたということになる。
群衆に救出されたことで終わるはずだった物語は続き、ジョーカーという役割を背負わされたアーサー。沸き立つ群衆の中、虚無感と高揚感が入り混じる目と『笑顔の仮面』でお道化たダンスを披露する。まさに笑えない喜劇がスタートした瞬間だった。
このジョーカーがどのように成長していくのかは分からないが、『ジョーカービギンズ』として見るならとても面白い映画だった。「思っていたジョーカー像と違う」という批判もあるようだが、今まで我々のジョーカーとの接点はこの映画に登場する群衆と同じだったのだと思う。誕生のバックグラウンドを知らずに、今回起こした凶行だけ見れば『悪のカリスマ』という印象を抱くはずだ。
個人にフォーカスした人間としてのアーサーと、社会にフォーカスした今まで同様の悪のカリスマとしてのジョーカー。その2つの視点で見ても面白い映画なのではないかなぁと思います。
そんな感じで
素晴らしい感動作!
知り合いにオススメされて見てきました。
正直ジョーカーってキャラクター自体は、
スーサイドスクワットにジョーカーって出てたっけ?あれ同じキャラ?バッドマン???
て位の無知です。
普段あまり洋画などを見る方でもないのでこのキャストの演技が…!とかもわからず。でも素人でも分かる程、この作品のキャストは才能に溢れており素晴らしい演技をされていて、表情動きひとつひとつに引き込まれました。
予告見た時点では結構怖いのかな?と思いましたが全然そんな事なく、私にとっては胸を打たれる感動作でした。
自分の境遇と似ているからでしょうか?まあそこは人それぞれなので分かる方と分からない方がいるとは思いますが、、とりあえず最後はよかったね…!となりました。こちらも笑顔になりました。
こちらのレビューを少し拝見した所メンタルがやられているときは見ない方がいいとあり、、見た後となっては意味がわからないです。
むしろ元気を貰えましたけどね…
それとなによりかっこいいです。ジョーカーがイケメンすぎて(特に白塗りでタバコ吸うシーンなど)あまり集中出来なかったのでもうあと何回か見てきます。
最高です。
ひょっとして
公開初日に観て、最後の数分の言葉が気になってずーと
考えていたが、やっぱり今回の映画は、
最後の精神病院の数分以外はジョーカーの考えた妄想ストーリーって事なのかな。
面白い話を思いついた。と言ってたからなぁ。
冒頭からいるカウンセラーの方が最後に出てきてた?
最初の精神病院を退院した経緯が不明、退院するにしてもあまり動けない母親が身請け人になれる筈がないと思う。
幼少の記憶がなぜ無い?脳の障害だから?
まず、バットマン登場前にジョーカーの名前が知れ渡っている状況は、過去の作品に無かったような。
私の無知かもしれない。
最後のシーンでカウンセラーがジョーカーがに笑った時に普通に質問している。笑う障害もジョークなのかな?
全部ジョークなら凄いね!
殆どの人を騙しているからジョーカーの手中範囲と思うとジョーカーらしいね。
主演と監督は素晴らしい作品を作ったと思う。
卒業論文のテーマにしようかな
見終わった後、「最高」っていう形容はおかしいよね。
ただ、ものすごい傑作です。
世界中の人が見るべきでしょう。
なぜか。
それは今、世界中で起きていること
だからだと思います。
今世界で起こっていること?
それを私たちは探究するべきなのです。
でも。でも、「論理」以前一つだけ、大切なこと。
温かいハグを、みんなで。
盗人にも三分の理
家族に高笑いをしたり叫んだりする障害者がいる。
虐待でそうなったわけではないのはこの映画とは違うが。
血を分けた家族といえどもその異常性に嫌悪感を覚えないわけではない。いくら病気のせいだとわかっていても。増してそのような近親者がいない人々に「やさしくして」と言っても期待はできないだろう。
主人公が憤りを膨らませる描写は特筆すべきところである。だが、そこから殺人に罪悪ではなく高揚を感じたというのは短絡的すぎる。やはりアーレントが述べたように「根源的な悪」とは存在しないのだろうか。とくにフィクションでもあるし。好まれない性質を生まれ持った者が笑いとともに押しつぶしている涙がどんなものか、それを知るには家族といるほうがいいようだ。
悪くもないが、オスカー云々と騒ぐほどアカデミックなできとは思えない。
サジー・ビーツが彼を慰めなかったのがよくわからなかったが、恋人になったのは妄想の中だったとパンフレットをみて知った。なるほど、うまくいきすぎだし。そのあとどうしたか、おそらく殺したシーンがあったんだろうけどカットされたか。
最後に閉鎖病棟で面接していたが、結局今までのは全部妄想だったか。まあ、どっちでも構わない内容だけれど。
格差問題だったり、あと、銃規制などの社会問題を盛り込みたかったのか、たまたまなのか。ハリウッドのお説教くさい政治メッセージは遠慮したい。オスカー狙いならなおさら。
悲しい現実
真当に生きようと、障害を抱えながらも夢を追い求め生きて行こうとしているのに、世の中の不景気や、差別、信じていた者の裏切り、辛い現実の中必死に生きようとするのに。歯車は狂いだす・・。
長めの映画で、中だるみしそうでしたが、このゆるやかに崩れていく・・、こうしてジョーカーが生み出されたと思えば、必要な構成だったのかなと思う。
知りたくなかった
なんとなく、ジョーカーの過去がこんな風な感じだとは知りたくなかった、かなと、残念。ジョーカーに人間臭さを求めてなかったので。
アーサーからジョーカーになるスイッチとしては数あるなかから一番無難なものをチョイスした感じ。個人的にはもう少しCOOLにしてほしかったけれど、みせられてしまったので仕方がないので受け入れます。
ジョーカーの過去としてではなく、アーサーが踏んだり蹴ったりの日々、もがきながら何かアイデンティティーを求め、裏切られ、別のアイデンティティーを手入れざるを得なかったストーリーは暗くて疲れて共感できるところもあり、ある意味、アーサー王物語としては良作だと思います。
ダークナイトと比べると
見劣りする感じがありました。ホアキンさんの演技については最高だと思いますが、ジョーカーとしての映画としてはちょっとと。カリスマ性があまり感じられないジョーカーでした。バードマンのリメイク版みたいな印象をうけました。
ジョーカーには程遠い
楽しみにしていたので初日に観ました。
感想からするとバットマンダークナイトで強烈なイメージのカリスマの悪役誕生秘話を期待していただけに物足りない感じがしました。途中眠たくなったし。それくらいの映画でした。
結末知ってる
ジョーカー誕生談だから、この人がジョーカーになるのかーって、ずっと思いながら見てるんだけど、それでも緊張感とラストの高揚感はすごかった。
少しだけ意外性もあるが、正直途中で読めてしまうのでサスペンスとしてはもう一歩ってとこでした。
ホアキン・フェニックスの演技の幅を充分に堪能できる一本。
っていうか、ホアキン・フェニックスって近年あたりばっかだな。
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