ジョーカーのレビュー・感想・評価
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IMAXかドルビーシネマか迷って 先日オープンした丸の内ピカ...
IMAXかドルビーシネマか迷って
先日オープンした丸の内ピカデリー3のドルビーシネマに。
元々500席あったシアターを250席に
減らしてるので足元は人が通っても、
自分の足を引っ込める必要が無いほど余裕があるしシートは革張り!
肘掛けは一座席毎に両サイドにあるので
隣の人とケンカすることの無い親切設計
(ちなみにドリンクフォルダーは
ペットボトルは入れられないようになってるのはここだけの話し)
IMAXが迫力の映像美だとすると
ドルビーシネマは鮮明さが際立ってる気が。
デモで「黒」の見えかたの違いの
映像を流していてその違いに驚いたけど
本編映像でも色に輪郭が付いたような
鮮明さで更に驚き。
音響は既に色々なスクリーンで
導入済みのDollyAtomsなので
思った程の驚きは無かったけど。
それでもIMAXとは違った没入感があったし、ドラマ性+色彩度の高い本作品のような映画はドルビーシネマとの相性がいいのかも。
映画を観る環境は整ったのでいざ本編
予想していたほどの衝撃は無くて
中盤、少しだけダレたけど
いちキャラクターが何故うまれてしまったかが主軸だからそこは仕方ない。
けれど、
いちキャラクターだけに終わらせずDCを描く脚色には唸らされたし
不条理な世界でアイデンティティーを
見いだすことは今の世界でも同じで
それをいちキャラクターを確立させつつ
描いてしまう脚本は秀逸さを感じた。
「個」から「集団」
これは本当に恐ろしい。
アイデンティティーの確立に苦しむ人間が「集団心理」のトリガーに
なっていたと知ったら向かう方向性は
限られる。
DCコミック原作を読んでいないので
コミックをどこまで忠実に描いているか
わからないけど、忠実では無いにしても
このキャラクターを知るに有り余る
内容だったと思う。
R15指定だそうで、R指定が入った要素については個人的にはあまり気にならなかったけど、アメリカで物議を呼ぶのは解る。
脚本や脚色も素晴らしいと思ったけど
劇伴の力が凄い。
ホアキンの演技の相乗効果で
視覚と聴覚を刺激されっぱなし。
曲が無かったらホアキンのあの動きは
クラゲの模写にしか映らん。
とは言え、ホアキンを観るだけでも
価値は十二分にあると思う。
どうしたらあれだけの
表情をだせるんだろうか?
ただただ感心するばかり。
表情が多過ぎて全て見きれなかったので
おかわりしようかな……
あれ?
格差社会にまたまた現れた時代作
観る人の解釈によってストーリーが変化するなかなか面白い作品。
格差社会の鬱憤を晴らすのなら思いっきりジョーカーになって大衆を扇動するストーリーを楽しめば良しだが、
恐らく実際は3人と母親と同僚の5人を殺し、
小屋にも出ず、テレビにも出ず、大衆はただゴミ問題にデモをしているだけで、
部屋を出たら2人組の警官に捕まったという話ではないかとも観れる。
そう観ると、ラスト、
アーサーの思いついた一般人には理解できないジョークとは、バットマン誕生からバットマンそのもののストーリーなのかも、
バットマンをもアーサーの妄想とも読み取れるように作り込んだ本作は、本当になかなかの傑作と言えると思います。
高評価は納得だがエンタメ的な面白さではない
間違いなく名作!だけど、、
ダークナイトのJOKERがどうしても上回ってしまう。
ジョーカーが、生まれる背景を描く
と言う点ですでに面白い。
ホアキンの演技も狂気じみてて鳥肌ものだが、
好きすぎるだけにヒースのジョーカーと比べてしまう。
ダークナイトでは
善人をも悪人に変えてしまったり
直接手を下さずともまわりがジョーカーの思うように
動いてしまうなど、
人の心理を
嫌なようについたジョーカー像だった。
悪のカリスマ性が異常だった。
例えば、人を殺す手段は
銃では味わえないからナイフを使う
みたいな台詞があったが、
今回のホアキンジョーカーでは
人気司会者を殺したのも
感情高ぶって銃だったし
小人症の仲間を
殺さなかったり
どこか振りきれなさがあったように感じた。
ここからさらに覚醒していくのだから
という見方もあるが、
群衆を動かすようなカリスマ性のある
天才ジョーカーになっていくような
ジョーカーには見えなかった。
でも、音楽や映像などは
どの部分をきりとってもかっこよく
これぞ映画!と思った。
カラフルな喜劇?
ジョーカーを観た事がないままフォリアドゥを観て
個人的にはかなり刺さる作品だったため、
帰宅後配信にてこちらも鑑賞。
家庭内でも社会でも居場所を見出せなかったアーサーが
衝動的な出来事をきっかけに「ジョーカー」として崇められていく。
終盤、自らの血でピエロの口を描くシーンは鳥肌が立った。
ジョーカーの標的となっていった人間達は、
当然の報いと感じてしまったのは、
私の中にも狂気があるのだろうか。
決して犯罪を許す訳ではないが、
人間の奥底に誰しもあるドロドロの部分を
ジョーカーが体現してくれたことが、
日々の生活や社会の闇の部分とも重なり評価を得たと感じた。
音楽も素晴らしく、カラフルな色彩に惹き込まれる映画だった。
孤独とはジョーカーを生む引き鉄なのか
待望の映画「ジョーカー2 フォリ・ア・ドゥ」が10月に全国公開されるのを映画館の予告で知った✨
既にこの時点でマ王のワクワク汁が鼻から溢れて止まらない🌀
そしてコレもまた儀式的な事なんだけど改めて「ジョーカー」を鑑賞し直し、当日の期待感を昂ぶらせるのもマ王は忘れない👍
これぞマ王の鑑賞予告ホームランの作法である🏏
というワケで雨降る連休2日目は映画「ジョーカー」に決定したのよ😁
主人公のアーサーは精神を病んでいて且つ極端な孤独の中で生きている。
街の情勢も悪化しており人々は鬱憤を募らせている。
紆余曲折の末にアーサーは結局、自らジョーカーと名乗り導火線役となって法を犯し街はカオスに包まれてゆく。
ま、こんな感じの話なんだがR15にしては手ぬるい描写ばかりだった😆
浮かばれない人生を嘆く男が悪に堕ちてジョーカーが誕生する瞬間の物語、と言えば聞こえは良いが、バックにはジョーカーのパワーだけでなくゴッサムシティの荒廃も手伝っていて案外、運任せ的な要素もあったのかと思ったのはマ王だけか🤔
人生、環境、仕事、金銭、恋愛、家族、健康のどれにも恵まれなかったアーサーなんだけど、今の世の中だって恵まれてる人間の方が少ない💦
世界規模でも相当数いるし日本だって幸福度なんてのはかなり低いと聞く⤵️
そもそも、どんな定規を持ってきて幸せを推し量るのかすら失いつつある時代になったんじゃなかろうか😐
スマホ片手に街を歩けば誰かに打つかっても知らん顔して通り過ぎる、なんてのが日常化している昨今、単純で刹那の幸福を追い求めるだけを良しとし、何もしない何も産まない無感覚な人間が増殖している気がしてならない😖
ソレを孤独と解釈するなら孤独の中に生きている人間の全てがジョーカー予備軍であり、隣人に危険を感じる前に自分を鏡で見るべきではないのかなと😑
ていうかマ王もアーサー程ではないが恋愛の妄想はするクチだし(恋人募集中です)目下、孤独を愉しんでるのも否めない(離婚してから自由になった)
最後に、くれぐれもジョーカーはフィクションの世界であり現実に「ジョーカー」もどきが登場してはならない✋
良い子の皆は、変なシンパシーを感じたりして「俺もジョーカーみたいに生きたい」とか思っちゃダメだぞ🤗
映画館での鑑賞オススメ度★★★★☆
コレが「ダークナイト」のジョーカーになるの?度★★★★★
大体「バットマン」シリーズ多過ぎ度★★★★☆
湊かなえの「告白」の読後感に似た不快さが…
ホアキン・フェニックスの兄、
リバー・フェニックスの「旅立ちの時」を
直前に観た経緯がある中で、
ベネチア映画祭金獅子賞受賞や
キネマ旬報第1位の作品と言うこともあり
期待して観たが、何とも不快な印象だった。
出だしは、デフォルメの無いゴッサムシティ
が背景だったことに好感も覚え、
アーサーがどうジョーカーに変貌していくか
に期待を抱きつつ鑑賞し始めた。
ストーリー的には、
かつてのバットマンシリーズの前日譚
のような内容で、
バットマンの両親が射殺されるまでという
シリーズ冒頭につなげ、
なんとバットマンとジョーカーは母親違いの
兄弟かも、との興味深い展開を見せた。
しかし、アーサーがジョーカーになるまでの
人間性の変遷を描く視点は面白い着想では
あるが、そんな範疇を超えて、
犯罪の動機付けを与えるかのような
アーサーの変貌設定には嫌悪感を覚えた。
ジョーカーメイクで凶暴になる点は、
ドライバーがハンドルを握ることで
運転が荒くなることと似ていて、
この作品の製作陣が、
格差社会への啓発と共に
触れたい制作意図のひとつなのだろうが、
しかし、これらの点だけが大きなウエイトを
占めているとしたら
底浅いメッセージとしか感じ取れない。
何か、
湊かなえの「告白」の読後感に似た感覚で、
両者とも、ある意味、人間不信に陥っている
のではないかと勘ぐってしまった。
兄リバーは「旅立ちの時」で、我々に希望を
与えてくれる役柄に出会えたが、
弟ホアキンにとってのこの役柄は果たして。
タランティーノ、スコセッシ、
イーストウッド、ケン・ローチらの大御所の
作品が揃った選出年ではあるものの、
いずれも代表作とは言い難いレベルの作品
だったと感じている。
このことが左右したのか、
私にとっては映画鑑賞の際の
大切な指針としているキネマ旬報ベストテン
ではあるが、
結果的にベストワン作品には相応しくないと
感じる作品が選定された
数少ない年のひとつと思えた。
タイトル以上に深い内容。でも、UnHappyは好きじゃない。
映画・コミックとも、「バットマン」は見たことなし。その前に、アメコミ系は見る気がせず毛嫌いしてる。絵柄・図柄がきらい。
この映画が「バットマン」の悪役誕生物語だ、という予告編やCMは見たけど、この前の京王線での事件が鑑賞動機。さらに。最近の「ノマドランド」やこの「JOKER」のような、世の中の閉そく感を突き詰めていくような映画は好きじゃない。救いのない結末を持て余して、自分まで落ち込んでしまうから・・・。
でも。
監督の表現方法や出演者たちの演技には、本当に映画の中に引きずり込まれていく。主人公の心理にも共感して、何が正しい事なのか、この映画の主人公は正しいのではないか、とさえ感じてしまう。
だからこそ。この現実世界は、天はすべての人に平等に、幸福・不幸を与えているのだと信じたい。そう、強く感じさせる作品でした。
心の闇。
露骨な危険と凶暴性
面白くて危うい映画
すごいクオリティ高いし面白い!
けどものすごく危うい。
「自分の正当性を得るために、ジョーカー自らが作った映画」みたいにすら見える。
「表現の不自由展」の件で、世の中には「その作品の本当のメッセージは何か」みたいなことには微塵も興味がなく、ただルックだけでアリかナシかを判断するような人が大勢いることがよく分かった。
そういう人がこの映画を見たら「自分もジョーカーになれるかも」って思う可能性は大いにあると思う。
そしてもし「ジョーカーを見て決意した」って理由で何かの事件が起こったら、制作者は作品が現実世界に拡張したことを喜ぶ気すらする。
でも私は「正しくてつまらない」と「ダメだけど面白い」ならどうしても後者が好きなので、観てよかったし肯定します。抗えないレベルのカタルシスがある。
でも例えば「我が闘争」の思想をふんだんに入れ込んで、めちゃくちゃ面白い超大作エンタメ映画が作られたとしたら…って考えると…。
人を惹き付けるエンターテインメントは悪用されるリスクを背負っているということは忘れてはいけないと思う。
それとこの作品、共感性羞恥のある人にはわりとしんどい描写が多いです。私はわりとしんどかった。
レビュー
ただの殺人映画
閉鎖病棟を観た後だったので、どうしても精神を病んだ人間が殺人するという似たようなストーリーに比較してしまった。出来は閉鎖病棟よりはマシ。でもただの殺人映画。やっぱりどんなに俳優さんが頑張っても精神を病んだ人の眼は真似できない。
また殺人に至るまでの人生や環境にみんな思いを馳せて感動するんでしょうけど、殺人は殺人であって、身勝手そのものであって、実際の世の中にはもっと苦労している人はたくさんいるし、この程度でダークサイドに堕ちるのかとガッカリした…。だから星は0.5。
それにしても映画会社は精神障害者をなんだと思っているのか。社会も社会で、いざ現実社会だと精神障害者だからといって殺人は許されない!極刑に!などと声高に叫ぶくせに、映画だと精神障害者が殺人しても共感したり、感動したりするんだね。いい加減なもんだ…。
どんな境遇であろうと殺人はやってはいけないことと、エンドロールで良いから映画会社には言ってほしかったです。例えフィクションであってもね。美化して終わりだなんて、現実社会との対比も含めて、観ていて胸糞が悪くなる映画でした。
ホアキン・フェニックス!
作者ジョーカー、ということで。おっさん、以上。
「ハウス・ジャック・ビルト」から5か月ですか。娘っ子が大きくなるにつれ、映画鑑賞の予算も時間もがっつり削り、鑑賞してもレビュー書く時間がもったいない、とまで生活が激変した。
ああ、「ハウス・ジャック・ビルト」みたいな変態映画が(いろんな意味で)観れた、あの頃が本当に遠く感じる。
「ジョーカー」。お客さん、入ってるな。
賛否両論のようで。あらまあ、ほんと「ジョーカー」だな。観る前から、なんだか「思った通りの」映画になってるんじゃないの?という期待を胸に。
「ジョーカー」
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作者「ジョーカー」
監督トッド・フィリップスのことであり、ホアキンのことであり、製作陣のことであり、ひょっとしたら、最近マーヴェル映画をこき下ろしたニュースのマーティン・スコセッシもそうかもしれない。
本作を「ダークナイト」のジョーカーでない、「ジョーカーの誕生譚」とまで「何故か言い切ってしまう連中」。
あらまあ、見事に引っかかっている。
まあ、だいたいのことはこの膨大なレビュー数を見ればわかることだが、映画リテラシーが高いつもりでいる常連レビュアーが思いっきり勘違いしていることでも、本作は大成功なのではないか。ほんと。
いつからだって?最初からである。
追記
本作に登場するアルフレッドのキャラがゲスなのも「楽しい」。
サイコパスはだれ
ジョーカーは生まれついてのサイコパスであってほしいと思っていますが、一つのジョーカー像が完成しました。ある意味、弱いものの味方です。
監督の降り幅すごいですね。
ハングオーバーからのこの作品でびっくりしました。でもキャラクター性とか、人間関係を徹底的に重視してるのは一貫してると思いました。
アーサーがショーパブ?みたいなところに出演したとき、派手に失敗するんだろうなって思って見てました。でも意外と上手く行ったみたいで、あれ?って思ってたらまさかの落ちでした。普通に失敗するシーンを見せられるよりつらいです。現実ではきっと目も当てられないくらい大失敗したんだろーなーって振り替えって思います。晒されるくらいですし。
良く優しい人がいちばん怖いみたいに言いますが。笑わせる事ができる人は、人を落ち込ませる事もできるんですね。となると、本当のサイコパスは監督自身なんでしょうか。と思った映画です。
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