劇場公開日 2019年10月4日

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ジョーカーのレビュー・感想・評価

全1575件中、241~260件目を表示

4.0ものすごい密度

2022年7月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

まずびっくりしたのが監督。「ハングオーバー」のトッド・フィリップスだった事です。全然毛色が違うじゃないですか。
そして本作は何よりホアキンの芝居でしょう。
こうゆう作品を待っていたとばかりに実に瑞々しい。
そこに食い入るように迫るカメラワークも良かった。
物語は「タクシードライバー」と「キングオブコメディ」へのオマージュが強烈で、しかしそれをDCコミックの世界へと落とし込んだのが新鮮。
導入がもう「キングオブコメディ」だし、歪んだ思想に自宅での服装なども「タクシードライバー」をまず想起します。
こめかみを撃ち抜くムーブもそうでしょうし、そもそもデニーロ本人が出演してますもんね。しかもコメディアンの役で。
脚本の端々にが少し荒さを感じながらも、ホアキンに魅せられて続けます。
でも、もっと綿密に仕込まれていたのが、散りばめられた数々の“嘘”。
途中、観客に敢えてそれを教えるのですが、一度それを見せられると境目がわからなくなるからすごい。
"脚本の端々に感じた荒さ”は全部それだったのでしょう。
虚構か現実なのか、どちらにしろそれらは全てアーサーの見ている世界。
ものすごい密度の作品でした。

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白波

1.5演技は素晴らしいと思いましたが、、、

2021年8月7日
PCから投稿

重すぎて、辛すぎて私は入り込めませんでした。
荒んだ世の中の底辺にいる者の怒りや悲しみ、心までもが歪められていく様子が見ていて辛かったです。
自分を見て欲しい、注目されたいという妄想と、世の中に対する怒りが重なり合って描かれた世界が残酷で哀しくて、重い映画を見慣れていないせいか衝撃的でした。

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セロファン

5.0本作はキングオブコメディのオマージュでは無い 本当はリメイクなのだ

2021年6月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

疑いもなく確信犯だ
似ていて当たり前の話なのだ
リメイクのつもりで撮っているのだから
ロバート・デ・ニーロがあの役で出演しているのはそれを宣言しているのだ

ジョーカーは確かにバットマンの悪役だ
トーマス・ウェインも幼少期のブルース・ウェインも、執事のアルフレッドさえ登場する
ブルースの目の前での両親の殺害シーンまである
20数年後のバットマンビギンズの世界にそのまま繋がるようになっている
しかし、それは偽装だ
興行的には著しい程の失敗であったキングオブコメディをリメイクするための方便に過ぎなかったのだ

本当の目的のリメイクと大ヒットした興行、数々の映画賞の受賞
まんまとこの偽装は大成功したのだ
監督の完全勝利だ

時代設定は1981年
1983年公開のキングオブコメディとほぼ同時代ということにして音楽もテロップの書体までテイストを合わせてある

しかし観てわかるように、実際は1981年じゃない
劇中にスマホもSNSもネットも登場しないのだが
21世紀の現代を本作は描いていると感じるはずだ

監督はそれを敢えてやっている
キングオブコメディのリメイクだから1980年代であるが、本当は現代の物語だ

トランプ批判?
そんなものは末葉のこと

キングオブコメディの時代より21世紀は、普通の人間はより孤立し、埋没している
成功することはより難しくなり、要求される才能はより高度に、努力はよりハードに、運はより強運でなければならなくなったのが21世紀なのだ
普通の人間にはもはや登ることすらあきらめてしまうほど高い階段になってしまったのだ

そう本作劇中に登場するあのNY ブロンクスにある、シェークスピア・アベニュー1170番地の長く高い階段のように
だからジョーカーはあの階段の下の方で踊るのだ
階段の頂上では刑事が冷たい目で見下ろしているのだ

キングオブコメディの時代
成功者のジェリー・ラングフォードの自宅の階段はまだ広くそんなに高くもなかったのだ

なのに21世紀の階段は、かくも細く高いのだ
絶望的なほどに

これをフェアじゃないと憤ったとき、その人間はジョーカーになるのだ

ジョーカーの階段
1973年のエクソシストにも良く似た長い高い階段が登場する
こちらはワシントンDC にある
つまりジョーカー階段とは悪魔が生まれるところという意味だったのだ

この物語の本当の時代は21世紀だ
本作は2019年10月の公開
日本を震撼させた京都アニメーション放火殺人事件は同じ2019年7月
ジョーカーは現実としてまず日本で現れたのだ

キングオブコメディ、京アニ事件、本作は暗黒の中で通底していたのだ

そしてジョーカーが産まれる土壌は、コロナ禍で一層増しているのだ

あと1ヵ月で京都アニ事件の三回忌
改めてご冥福をお祈りしたい

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あき240

4.0彼の妄想?

2020年11月6日
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ジョニーデブ

3.0わからんではないが

2020年7月31日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

ジョーカー 誕生の過程を描いた作品。
あそこまで残忍になれるのが不思議といえば不思議。
ま、理解できるものじゃないのかもしれないけど。
自分にはこういう作品は合わない。
映像は綺麗だと思うが。

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りあの

5.0ここ数年の最高峰かもしれない

2020年7月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

封切り初日に観に行って、久々に凄まじい衝撃を受けた作品。
様々な人種と貧富や欲望が交差するゴッサムシティの映像が全編通して美しい。スコセッシのニューヨークを現代に蘇らせ、それを超えたような感覚。なぜか心がざわつく素晴らしい撮影だ。

そして、あの階段のシーンは語り継がれるであろう名シーンであろうし、ホアキンの怪演は様々な賞を受賞すてしかるべきだと感じだ。授賞式などで見るホアキンは実にダンディであり、俳優の凄みを感じる。

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Iwarenkon

4.0決してジョークで終わらせていけないジョーク

2020年4月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

全ての発端は銃だ。
銃がなければ彼の人生はいつも通りだったかもしれない。
誰か彼に手を差し伸べていたら人生はいい方向に行っていたかもしれない。
ジョーカーは今の社会では必ず現れる存在だ。
ただそれがたまたま今回はアーサーだっただけ。
壮大なジョークという「笑えないオチ」だがこのジョークをジョークで終わらせてはいけない。

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Pegasus

5.0素晴らしい

2019年11月24日
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どんな表現をしても陳腐になってしまう。とにかく素晴らしい映画。2019年の最高傑作であること間違い無し。

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@Jankichi@

4.5ホアキン・フェニックスの集大成にして傑作

2019年11月4日
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鑑賞方法:映画館

もう5週目ですか。満を持してIMAXで観賞。

まわりから気味悪がられ、年老いた母の面倒をみながら孤独に生きるアーサー。壊れかけていた心を世間の悪意が完全に砕いてしまった。

彼の爆発、シングルマザーの娼婦への妄想、それらすべてが府に落ちた。唯一苦言を呈するなら、ゴッサムシティの大衆のアーサーに同調した暴走の描写の薄っぺらさだろうか。それも意図したものかも知れんが。

アーサーがジョーカーとなった過程を知るだけでも十分だと思うが、アーサーの母とウェイン家との関係、アーサーの出生の秘密、そしてジョーカーとバットマンの深い関係までも明らかにしてしまう大盤振る舞い。これを観ないわけにはいかんだろう。

オールドファンの長年の思いにも応えた。「タクシー・ドライバー」と酷似した展開、そしてデ・ニーロはアーサーに「私が誰か知らないのか?」と問うた。まるで「俺がトラヴィスだ」とでも言わんばかりに……。

まあ、何だかんだ言って、私のようなアウトサイダーにとってアーサーはブルース・リーみたいなもんかも知れんな〜。彼の暴力に溜飲を下げつつも、明日は会社への足取りが一段と重くなりそうだ。

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エロくそチキン

4.5世界は彼に優しくない

2019年10月30日
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エイガスキー

4.0苦痛の時間

2019年10月29日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

単純

難しい

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ke_yo

2.0大スクリーンで観る必要はなかったかなぁ

2019年10月23日
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泣ける

難しい

バットマンに特別思い入れもなく、アメコミ自体もそれほど好きではないけれど、それとは関係ないところで評価されているということで、鑑賞。

悲劇なのか喜劇なのか、その境目は何だろうか、とか考えていたら、ラストが来てしまいました。ジョーカーの悲哀を演じた役者の表現力はさすがでした。

観て後悔とまでは言わないけれど、ストーリーも映像描写も美しいものでもインパクトのあるものでもないので、ビッグスクリーンで鑑賞する必要はなかった、というのが正直な感想です。

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Ordinary Guy

5.0この時代を映し出している

2019年10月17日
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貧困・格差・障害・差別・虐待・暴力……。

混沌とした今の時代が人間の姿になったのが、ジョーカーではないだろうか。

心の奥底に響く、秀作であった。

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シャンタル

4.5ピエロが石段を下りながら踊るシーンはアート!

2019年10月14日
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DOGLOVER AKIKO

4.5一生に逢えるか逢えないかの名作

2019年10月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

昨今、莫大な製作費やギャラが話題、
有名俳優起用の割には、
ストーリーが雑だったりで、
アメリカ映画にヘキヘキし、
しばらく遠ざかっていました。
が、いやいやしかし、この作品で
改めてアメリカ映画の底力を
まざまざと知らされました。

大好きなホワキン・フェニックスの
怪演に近い演技力。
ジョーカー誕生、というより
正気を失くすことは誰にでも起こりうる事
であり、誰でもピエロの仮面を
被りながら生きているのかもしれない。
決して別世界の話ではなく、
私たちの生き方さえ問われて
いるような感覚を覚えました。
純粋無垢なアーサーだから、
器用にその仮面を取り外しながらの
生き方は出来なかったと…

悲しく、理不尽で、切な過ぎる
作品です。でもその中から
人にとって大切な愛とは?
と問われ、そしてそれは
何であるかを教えてくれる、
優しい映画でも
あったと思います。

ストーリー、
キャスティング、セット、
音楽、全て完璧で一生に
逢えるか逢えないかの
名作だと思います。
ホワキン・フェニックスさんに
とにかく乾杯🍻素晴らしい〜👏

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shokoten

5.0衝撃でした

2019年10月14日
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泣ける

悲しい

怖い

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ガネーシャ

5.0とある悲しい男の孤独と絶望を描いた上質な人間ドラマ

2019年10月12日
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天秤座ルネッサンス

5.0今も世界はJOKERの掌

2019年10月12日
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今日は休館日

2.5平凡な映画

2019年10月11日
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鑑賞方法:映画館

単純

ウェブ記事の軒並み大絶賛に影響されて見に行った。
結果、平凡な映画という印象。どこで心を動かされたら良かったのか、わからなかった。
主人公が、失望により、悪に手を染めていくのは共感できず。何と言っても、悪の大スター、ジョーカー様である。後世にあれほどの壮大な悪事を為した人物だ。人間や社会への失望が悪の契機だったのはわかるとしても、それだけか?ジョーカーならば、悪の禍々しい世界に入り込み、自らを構築し、とてつもない強さを放つ姿を見せてほしかった。
ホアキンの弱々しい涙目の泣き笑いでは悪の大物になれるとは全く思えなかった。まもなく潰れる小物でしかない。この映画は単純すぎる。人の、悪への嗜好や資質が描かれていない。
この映画のジョーカーは人格が常人とあまり変わらない。唯一優してくれた友人を殺さずに見逃した彼はマトモである。
描かれてる世界は、今の日本も似たようなものだ。しかし、日本ではどんなに深く怒りや不満が堆積しても、社会の暴動は起きないので、より深く病んでいると言えるだろう。
興奮がない映画。日常にいそうな隣人の破綻をのぞき見て、ああメンタル病んだ人に銃を持たせたら危ないなーくらいの感想しか受けることができなかった。

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卯之吉

4.0悲愴感

2019年10月11日
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鑑賞方法:映画館

アーサーの生い立ち、環境から来る悲愴感は凄まじかった。
なるべくしてなった哀しい犯罪者。

昔、心理学者の河合隼雄先生が講演で
西欧人は何となく人と繋がるという事は無いから、
神との繋がりが無くなったら凶悪犯罪者になるしかない、と仰っていましたが、
孤独と希望を失う閉塞感がいかに無関心な周囲に憎悪を生むか体現していた。

日本でも孤独や絶望からくる無差別殺人は起こるけれど、あの人達もそうだったのだろう。

だけど狂気はヒースレジャーの方が凄かった。

ホアキンフェニックスのジョーカーは同情や共感できるので、サイコパス的な底無し狂気は感じなかったなあ。

だけど今のアメリカの突き進む姿に警鐘を打ち鳴らす意味で秀逸でした。

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ゆうすい
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