「そこに救いはないのか」ジョーカー 郷愁さんの映画レビュー(感想・評価)
そこに救いはないのか
重い作品でした。
ある程度は覚悟していたので心の傷は小さいけれど。
心無い言動の積み重ねや隠されてきた事実が被害者には着実に積み重なり、やがて暴走に繋がる、という図式が解りやすい縦軸としてあると感じたのでストーリーがスッと入ってきて観やすいです。
病気と狂気の境目が失われる感覚がちょっとキますね。
そして演技がもうスゴいです。
弱さと狂気がぐちゃぐちゃです。いい意味で。
狂気の悪役の誕生秘話ですから、これくらいやってくれて良かったです。
ただ、解っていてもやはり重くて私にはちょっと辛かったのでこの評価ですが、作品は傑作です。
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