劇場公開日 2019年10月4日

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「誰も突っ込まないから書くけど」ジョーカー たまねぎ なきおさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5誰も突っ込まないから書くけど

2019年10月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

一番気になってる事を誰も突っ込んでないので書きますが
キャラの過去とか設定作り直してドキュメントテイストにしちゃうのって有りなの(笑)?

例えばこの映画のタイトルが
『ジャイアン』でもOKてことなのか・・。

体が弱く 友達もいないゴウダタケシは
イジメられっこで 精神的障害も持っていた
人生のどん底の中、歌だけが救いだったが
その歌も下手過ぎて更なるイジメにあい
家族で経営していた絵画教室は悪漢の嫌がらせにより放火され弟は死亡。
とうとう狂ったタケシは体を鍛え上げ 逆に暴力で周りを支配しはじめ
強制参加の恐怖のコンサートを開こうと暗躍しだした。

↑これを見て
『うーん、ジャイアンを苛めていた近隣の子供が悪いよねー』
『でも、弟を殺されたのはジャイアンにも落ち度があるよ!』と真面目に論議するのすら馬鹿らしい気がする。

要は
既に確立されたイメージのあるキャラクターの生い立ちやエピソードをいじくる手法は
同人サークルがやってるような 転用と盗用のスピンオフ作品と同じで
オリジナルが存在するからこそ量産出来たインスタント名作でしかない。

そういう同人作品が悪とは思わないが
製作者サイドが作るのなら良い
内容が良ければ良い という話ではなく
手法として迎合 称賛するものではないと感じる。

たまねぎ なきお