「淋しい春」ずぶぬれて犬ころ Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
淋しい春
いじめられている生徒に教頭が嘗ての教え子で僧侶であり俳人となった住宅顕信の句集「未完成」を貸すと共に彼のことを語ることから、中学卒業後の顕信の生涯をみせていく話。
住宅顕信のことを知らずに鑑賞。
序盤はやんちゃな感じなのかと思ったがそんなことはなく、中学生の頃から達観したところがある住宅春美=後の顕信。
病に侵されて変化した部分もあるのかも知れないけれど、やはり普通の感性とは違うものは元々持っていたのだろうなという印象。
中盤以降は彼の人生をみせながら彼の句を被せてくる展開で無知な自分にも感じるところあった。
しかしながら、現在のいじめられる中学生のパートとの交わりが希薄だったり無理矢理だったりでちょっと弱いかな…まあ本借りただけだしね。
結局いじめに関しては中途半端な感じがして、それならば現在パートは彼の個人的な悩みや不安とかの方が良かった気がする。
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