任侠学園のレビュー・感想・評価
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阿岐本組メンバーのキャスティングの妙
かつては任侠物や暴力団の抗争を描く映画が定番ジャンルとして興隆していたが、反社会的勢力に対する規制と批判が高まるにつれ、直球でヤクザを描く劇映画が衰退。その穴を埋めるかのように、任侠物と学園物を組み合わせた変化球の喜劇が映画でもテレビドラマでも時折作られるようになった。本作もそうした流れをくむ一本だ。
日村役の西島秀俊は、コミカルな演技がそれほど得意ではない。だから自分から笑いを取りにいくような芝居はさせず、西田敏行、伊藤淳史、池田鉄洋という存在感でも台詞回しでも笑える状況を作り出せる演技達者たちを阿岐本組のメンバーとして周囲に配置。彼らの無理難題や突飛な言動に日村が困惑し振り回されるという、受けの演技で喜劇の場面を創出した。
中尾彬、高木ブーの使い方がちょっともったいない。出来は良いので、ヒットしてシリーズ化されることを期待する。
コメディってむずい
本当にこういう親分さんも、居たんです。
なんかないかなぁ…と配信系でリスト見てたら、西島さん西田敏行さんで任侠ものを発見。
絶対人情味溢れるいい喜劇と思い鑑賞。
ビンゴ‼
観賞後、監督、キャストなど細かいとこ調べたら、木村ひさしで原作が今野敏なので
安定した面白さの理由がわかった
映画でなくともドラマ化とかシリーズ化して欲しいな
学生時代のバイト先に西田敏行演じる阿岐本組組長みたいな常連のお爺さんがいて、品があって貫禄もあって、その筋の方、元組長さんだった。
暴力団ではなく『任侠に生きる極道』が本当にいたんだけど、やはり今そういうの描いても伝わりにくいのもある
でもこういう人情ドラマ、喜劇なら、難しい部分考えずに楽しめるし
こういう映画、もうちょっと欲しいなぁ
信念に従って筋を通す生き様に心震える映画です。
地元密着型のヤクザな人たちが、経営不振に陥っている学校を再生させる中で、いろいろな出来事を通じて、本当の意味での学校を復活させるというストーリーです。
ユーモア満載な展開の中に、西島秀俊と西田敏行の筋の通った迫力ある演技が光ります。
モルディブ旅行に行く機内の中で観たんですが、とても素敵な映画だったので、帰国してからも繰り返し観ている映画です。
「人として大切にするべきこと」とは・・・?
信念に従って筋を通す姿は、観る人の心を動かします。
組長役を演じる西田敏行の言葉一つ一つの重みが伝わってくる素敵な映画です。
西田敏行の人情味に尽きる
2019年。監督:木村ひさし。
今野敏の小説「任侠学園」を原作にしたコメディドラマ。
経営難に陥った高校の再建に挑む《ヤクザ一家》の人情味溢れる再生物語。
阿岐本組組長に西田敏行。組のNo.2に西島秀俊。
義理と人情で生きる昔気質のヤクザが、西田敏行で、今は絶対にいない
堅気より真っ当な人間に、確かな説得力がある。
西島秀俊はヤクザ役は殆ど少ないと思う。
インテリヤクザってわけでもないから、もう一捻り欲しかった所。
高校生役が殆ど20歳以上の大人なので、若さと純粋さに欠けるのが惜しい。
マドンナ役の葵わかなに華がなくて、見せ場もない。色気はまったくない。
それに比べて、背広を着て一般人の顔で、実は悪い奴。そういうひねくれた役なら、光石研だ。
父兄のPTA会長だが、こういう男の裏の顔が、実は腐敗の連鎖をうむ。
生瀬勝久の校長は、ハマり役。
白竜が出てくるとヤクザ映画だなぁと、納得するから不思議だ。
新鮮味はないけれどナイス・キャスティングで、そこそこ面白い。
B級映画のようでも観終わると満足😊
タイトル、予告編からテキトーに観られる作品かと思いきや観終わればすごくスッキリする作品でした。
前半1時間程は、なんとも単調でB級とも言えないストーリーで「やめよかな」と思うがもう少しの我慢。
これが布石なのだ。
後半から本題に入り、テンポ良く進む。
前半のモヤモヤも解消されていきます。
暴力団とヤクザは違う
というセリフになんとなく納得してしまう。
西田敏行組長率いる阿岐本組はヤクザなのだ。
組の規律を遵守し、人の道を絶対に外さない事が彼らの仁義。それを前半に見せておき、そのスピリットで学校再生をするという納得感。
現実にはあり得ないが、これは映画なのだ。
ツンツンしてる役どころの葵わかなさん。
かわいさ炸裂!!
女子高生役、いつまでできるかな😅
いつまでも見せて欲しいと思う勝手な想い💦
締めは幸せな気持ちで終われます。
タイトルなし
66点
めちゃおすすめ。
一言「劇場で見たかったしー!!」。
大好きな西島さんと西やん(西田さん)のW主演。
ただ今野敏さん(こちらも大好き)の任侠物ってどうよ。
なんて思っていた自分に喝!!。
「生徒を舎弟と思え」なんてセリフもあって。
そこに愛がめちゃくちゃある。
部活動もすることを許されず、その力の捌け口すらない生徒たち。
そんな生徒達の兄貴分的存在になって、少しずつ学校の風通しをよくしようとする。
任侠とはいえ、だいぶんコミカルな場面も多く。
「ぷっ」って笑うシーンも多い。
いくつかのエピソードが、その亜地で生きてくるのもニヤリ。
「日陰もんだからこそ、世間の役に立たなきゃならねえ」
そんな組長役の西やん、よかったですねえ。渋い。さすが大御所。
もちろんNo.2役の西島さん、下の者を引っ張る存在感抜群。
惚れ惚れするかっこよさ❤️。
学校の危機をどうするところも、きっちり「落とし前」をつける。
実はここが肝だったのか!と。ただの学園物だけじゃなかったのもいいね。
ラストシーンに胸熱になった所に流れる、挿入歌。ええーーー!
思いがけない歌声に、ほろっときました。
今年家で見た邦画の、ナンバー1かも。見てよかった〜。
気負わず楽しめる
楽しんだが巧くはない。
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