任侠学園のレビュー・感想・評価
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~「一歩踏み出せ。世界なんか簡単に変わるぞ。」~
【賛否両論チェック】
賛:不器用でも真っ直ぐな主人公が、現代の無気力な子供達と正面から向き合っていく姿が、痛快かつ感動的。コミカルな描写も多く、笑って楽しめる。
否:ヤクザが主人公で暴力シーンなんかも少しあるので、その辺りの好き嫌いはありそうなところ。ストーリーもかなり強引で荒唐無稽。
西島秀俊さん演じる、不器用で真面目すぎるけれど、曲がったことが大嫌いな筋の通った主人公・日村のキャラクターが、熱くてステキです。そして彼を始めとする個性豊かすぎる阿岐本組の、ヤクザならではの時折見せるスゴみもまた、演者さん達の怪演が光って、痛快そのものです。西田敏行さんの存在感も深いものがありました。
そんな日村達が、最初からどこか冷めていて挑戦しなかったり、感情を出さずに淡々と生きてしまう現代の子供達と、まさに真っ正面から向き合う姿が、古くさくはありますが本当に真っ直ぐで、純粋に感動させられます。
クスッと笑ってしまうシーンも沢山あって、笑って泣ける人情ドラマですので、是非チェックしてみて下さい。
昭和なのに令和のパワー
直球ストレート
人情話
面白かった。
面白かった、だけじゃなく感動した。
空々しい金言の数々なも、立場が変われば心にも届く。是非、地上波で放送するだけの度量を見せて欲しいと思った。
いわゆる幻想とも言える「任侠」の話だ。アウトローな面々が織りなす人情話がホロリとさせる。今まで観てきた西島さんのどの作品よりも、今作の西島さんは大好きだ。人の良さが伺えたりする。
エンディングから想像するに、これまでの西島氏をいかに崩すかを命題として掲げてたようにも推測する。
阿岐元組の皆様はナイスなキャスティングだった。
特にやっぱり西田敏行さん…凄い。
元々、西田さんを観たくて行ったので、大満足!深淵の如き深さを醸し出す。
コメディな側面を外す事なく、やくざの背骨をがっちり壊さなかった。
フロントラインが何をやろうと、組員っていう立場を与えてくれる。こんなに心強い後ろ盾はないんじゃなかろうか…。
見事な仕事だった。
一昔前の日本では当たり前だった事を、当たり前のように語る。
悪い事をしたら謝る、とか。
ありがとうと伝える、とか。
アウトローの美学と言うのだろうか…そんなものもありはするのだが、人に向き合い、信頼し信頼してもらう。そんなプロセスがジワリと染みる。
事あるごとに、やくざとしての側面を匂わすのも、随分と粋である。
いやぁ、でもやっぱり頭っから最後まで、西田敏行さんだったなぁー。
この映画的にも親父だと思える。
なにやら続編の構想もあるらしい。
今度は温泉宿なのだとか。
「嘘八百」にしても「任侠学園」にしても、寅さんの穴を埋めようしてるようにも思え、男はつらいよシリーズには日本人の良心がいっぱい詰まってたのかと想いを馳せる。
曲がり曲がった価値観を、ぐぐぐっと矯正する存在とでも言うのだろうか…その3作に郷愁にも似た感情を抱く。
観れて良かった。
この時代に提示した意味は十分にあった。
神戸の教師が教師を虐めるような時代である。自らの行動がどれほどカッコ悪い事か、小さい器であるのか…ハタと立ち止まり振り返るキッカケになり得る。
そんな心意気を作品から感じたりする。
時代の風潮にはそぐわず暴対法なんかもあって、モラルの塊りのような面々は揃ってNOを突きつけるのだろうが、待ってほしい。
今の世代が蔑ろにしてきたモノがいっぱい詰まってて、それこそが今の時代をも救えるヒントになるんじゃないかと思える。
本当にいい人は悪い人をいい人にする人
期待以上に面白い
ストーリー的には興味なかった。予告編を観てて面白そうだったし、西島秀俊だから、観に行った。でも、観に行って良かった。
任侠がネタになってるけど、これ、完全にコメディー。
阿岐本組 掟 三箇条
一、カタギには手を出さない
一、勝負は正々堂々と
一、出されたものは残さず食べる
ヤクザらしからぬ掟。カタギに手を上げそうになると、西島秀俊が「阿岐本組 掟 一つ」と声をかけると、みんなが「カタギには手を出さない」と答える。もう、終始、笑ってました。学園モノの要素もあって、最近のガキが更生していく様は、ちょっと涙ポロリ。いやぁ…面白かった。
ラストに、今度は、温泉宿の再建だって言ってたから、次回作「任侠温泉」を見てみたい。
ほっこりコメディ
自分の町にも居たらいいと思えるような、愛すべきヤクザさんたちのお話です
西田敏行がヤクザ親分だというので鑑賞。
「任侠ヤクザの人情噺」
最近なかなかこういう作品に出会えなくなった気がします。
というか、
似たような作品って、何かありましたっけ
と遠い目モードで脳内検索。
もっとも脳内の蓄積データがそんなに多くないので
検索結果に該当無し。(ダメですね)
意外とこの手の作品、そんなに無いのでしょうか。
演技の上手い役者さんが脇を固めているので場面が締まっていて、
随所に笑いのあるエンターテイメント作品でした。
満足。
原作があるんですね。
読んでみたくなりました。
※似た感じの作品を思い出しながら
TVシリーズの「三匹のおっさん」が頭に浮かびました。
勧善懲悪の人情噺。
ヤクザ物では無いですが、こちらも好きな作品です。
以下、印象に残った会話
「私はね、最低限の事はやっているつもりだ」
「最低限? 最高の仕事をしてくださいよ」
追記です
エンディングでNG集が。なにかこう懐かしい感じ。
ジャッキー・チェン作品を思い出しました。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
純粋に楽しめる、お薦めです。
単純に面白い⭐︎
記憶にございません とどっちを見ようかなと思って迷った結果こっちを見ましたが、こっちで正解でした!
最初の印象は西田敏行に中尾彬‥アウトレイジかよ!
とか思って見てました。
西島秀俊のヤクザの役がヘタではないんでしょうけど、初めは慣れませんでした。観ていたら段々と入っていけて良かったんですが。
生瀬勝久が出ているからでしょうか。ごくせんとどうしても被ってしまいます。それでもいいと思います。
小説は全く読んでないし、話もほとんど知りませんでしたが、捨てシーンはないと思います。随所に小ネタ、笑いもあり、クスクスなってしまいます。
あと西田敏行やっぱりヤクザの演技上手すぎです!
威圧感があるし、そこだけ本物のヤクザ映画みたいでした。
少し残念だったのは、葵わかなちゃんが高校生に見えなかった。20歳くらいなんでしょうけど、だいぶ上に見えますね。陽だまりの彼女のときは可愛かったんだけどなー
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