夢の音のレビュー・感想・評価
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BECKを思わせる音楽映画
アニメBECKのような前半部分、
音楽に素人同然の主人公が、ギターを始めてバンドに会うことで
ボーカルに目覚める。
実写版BECKでは歌うシーンが無くて、肩すかしを食らったが、
この映画ではしっかり歌唱している点は悪くない。
劇中でボーカルを引き抜いてメジャーデビューさせるレーベルが居たが、
引き抜き時に説明していない事を強要するなど、業界の裏事情っぽい話を
入れているが、克服する話にしてしまって薄っぺらい感じがする。
こういう無理強いをすると、本来の才能さえ潰してしまう場合があるので、
個人的な好みで言えば、挫折させ業界のブラック感を出して欲しかった。
BGMの入れ方も残念。音量が大きくてセリフに集中できなかった。
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素人っぽいけど、心に響いた😂
眉村ちあきの貴重な記録映画
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松浦監督は鑑賞後のトークショーで、まず眉村さんを主演女優に決めて、その後で彼女の個性を生かしたストーリーを考えていったと話していた。たしかに歌唱シーンはもちろん役柄もいつもの眉村さんに近い雰囲気で違和感がなく、これは眉村ちあきという存在抜きだと完成しない映画だなと思って観ていたので、その話を聞いて納得した。
監督は、今の眉村ちあきは既に映画の頃とは別の段階に進んでいるけど、逆にあの頃の眉村ちあきはこの映画の中にしかいないとも話していて、これもまたその通り。そういう意味でこの映画は非常に貴重だし、ブレイク前の彼女の才能を見いだし映画という形で残してくれた監督はじめスタッフの皆さんの慧眼には感謝しかない。
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